イーグリッドと島根大学が共同開発したオンライン薬理学実習シミュレーター「Pharmaco-PICOS(ファーマコピコス)」が、使用可能な薬品の種類を追加し、実験画面レイアウトをアップデート

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 「IT×X」でお客様と社員の未来を作ることをミッションに掲げるITカンパニー、株式会社イーグリッド(本社:島根県出雲市、代表取締役:小村 淳浩/おむら よしひろ)は、島根大学医学部と共同で開発したオンライン薬理学実習シミュレーター「Pharmaco-PICOS(読み:ファーマコピコス、URL:https://www.e-grid.co.jp/topics/pharmaco-picos-2/)」に、使用できる薬品の種類を追加し、薬品のシミュレーションデータを更新するなどして、機能をアップデートしたことを発表いたします。

「Pharmaco-PICOS(ファーマコピコス)」でのシミュレーションイメージ「Pharmaco-PICOS(ファーマコピコス)」でのシミュレーションイメージ

 動物実験を実施する上での道徳的責任として、動物の使用にとって代わる代替手段をあらゆる点から検討することなどが義務付けられています。動物実験に関する倫理規範は厳格化が進んでおり、たとえ教育目的であっても既知の薬物反応を観察させるためだけに動物を犠牲にすることは、好ましくないとされています。

 Pharmaco-PICOS(ファーマコピコス)は、モルモットへの投薬実験を再現したオンライン薬理学実習シミュレーターです。医療系大学、看護、農学部等で行われる薬理学実験に特化して設計されており、モルモットの心房、血圧、腸管それぞれに関する実験を、全部で9種類の薬品を使用して実施できるシミュレーターとして医療機関、研究機関に提供してきました。実験時間高速化機能、レポートダウンロード機能などの使いやすい機能を追求しています。モルモットに投薬した後の、心臓、血管、消化管の反応をWEBシステムでシミュレートできるため、実験のために心房や回腸を抽出するなどの準備をする必要がなくなり、動物を犠牲にすることなく、効率的に、繰り返し実験を行うことができます。

 今回のアップデートにより、腸管の実験で5種類、血圧の実験で4種類の薬品を新たに追加し、合計18種類の薬品を使用してよりリアルなシミュレーションが可能になります。

【アップデートのポイント】
・薬品の追加

腸管シミュレータ:パパベリン、セロトニン、オンダンセトロン、クロルフェニラミン、モサプリド
血圧シミュレータ:ノルアドレナリン、フェニレフリン、アンジオテンシンⅡ、ロサルタン

・薬品のシミュレーションデータ更新
腸管シミュレータ:アセチルコリン、アトロピン、ヒスタミン
血圧シミュレータ:アドレナリン、イソプレナリン、プロプラノロール、アセチルコリン、アトロピン

・その他・動作仕様変更及び追加
1.薬品の反応が収まるまで、他の薬品を投与できないよう変更。
2.反応抑制薬はシミュレーションをリセットするまで1種類のみしか投与出来ないよう変更。
3.血圧シミュレータで心拍の値の変化もグラフに表示。
 

薬品の追加薬品の追加

 

 

 

薬品のシミュレーションデータ更新薬品のシミュレーションデータ更新

 

血圧シミュレータで心拍の値の変化もグラフに表示血圧シミュレータで心拍の値の変化もグラフに表示

<株式会社イーグリッドについて>
「進化し続け、IT×Xによりお客様の課題を解決し、ビジネスを成功に導くことでお客様と社員の未来を創る」をミッションに掲げ、2010年11月に島根県出雲市に本社を設立して以降、東京、神戸に進出。現在は鳥取県進出に向けて、より高度なイノベーション体験を得ながら共に成長できる地域社会を創造することを目指し、産官学で連携しています。また、世界各国からの優秀なエンジニアを保有しており、”山陰エリアのインターナショナルITカンパニー”を目指し、事業拡大中です。島根ニアショア開発拠点において、東京、大阪、名古屋エリアの開発案件に携わるとともに、Ruby on Railsを用いたソフトウェア開発やテレマティクス開発、webマーケティングなどのITソリューションで様々な社会課題を解決し、未来の世界に貢献します。

 

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