AI創薬企業Elixと独自のスクリーニング技術を持つSEEDSUPPLYが共同研究を開始

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株式会社Elix(代表取締役CEO: 結城 伸哉 / 本社:東京都千代田区、以下「Elix」)と、株式会社SEEDSUPPLY(代表取締役社長:樽井 直樹 / 本社:神奈川県藤沢市、以下「SEEDSUPPLY」)が共同研究を開始したことをお知らせいたします。

SEEDSUPPLY(https://www.seedsupply.co.jp/)は、独自の化合物スクリーニング手法であるバインダセレクション技術を用いてアジャイルな低分子創薬プロセスを提案する企業です。本技術は、あらゆるタンパク質やRNAに対して化合物スクリーニングを実施できることから、生化学的な活性測定が困難な創薬ターゲットなど、様々な創薬ターゲットに創薬シードを提供しています。また、特定の創薬ターゲットクラスを対象として構築した結合化合物データベースは、ターゲット選択に活用され、創薬プロセスの効率化と成功率の向上に貢献しており、さらなる利用拡大を目指しています。

Elix(https://www.elix-inc.com/jp)は「創薬を再考する」をミッションとしたAI創薬企業です。創薬における膨大なコストと時間の削減及び成功率改善のために、機械学習を中心に活用し、製薬企業・大学・研究機関に向けた事業を行っています。主に、化合物プロファイル予測・構造発生モデルからコンサルティング・導入支援までを一括で提供する、唯一のオールインワンAI創薬プラットフォーム「Elix Discovery™」を開発・展開しています(https://www.elix-inc.com/news/newsrelease/1620/)。現在の創薬支援から、将来的には自社創薬も視野にいれています。

本共同研究では、SEEDSUPPLYはElix独自のAI技術を活用し、スクリーニングプロセスの飛躍的な効率化を目指します。一方で、ElixはSEEDSUPPLYが保有する豊富なデータ、特に重要な創薬ターゲットである膜タンパク質のデータを取り込みAIに学習させることで、優れた性質を持つ化合物を、インシリコで絞り込む技術の確立を進めます。
両者の強みを活かすことで、創薬にかかる期間の短縮、コストの削減に加え、従来は困難であるターゲットへの取り組みの実現を目指します。

 

  • Elix 代表取締役CEO 結城 伸哉からのコメント

SEEDSUPPLYが持つ独自技術によって取得されたデータと、弊社が保有する独自のAIモデルを合わせることによって、更にユニークな技術を確立することに期待しています。この技術により、難易度の高いターゲットに対し、低コスト・短時間でスクリーニングを行えることや、圧倒的に広いケミカルスペースを効率よく探索できるようになることに大きな可能性を感じています。

 

  • SEEDSUPPLY 代表取締役社長 樽井 直樹からのコメント

弊社が保有する結合化合物データベースは全て同一方法で測定しているため、高品質なものとなっています。Elixの優れたAI技術と組み合わせることで、新しいAI創薬技術の開発に繋がると期待しています。

 

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