■背景
当社およびウェルナスは、双方のサービスの拡大および発展に向け、ユーザーの獲得等を相互の協力により進めるべく、2021年11月より連携を開始し、2022年5月より様々な施策について討議を行っております。両社のアプリはテーマやコンセプトの親和性が高く、当社は、ウェルナスとの連携により『NEWTRISH』の個別最適化された「AI食」の提案という新たな価値をユーザーに提供することができると考えています。また、ウェルナスは、『あすけん』ユーザーへのプロモーション展開やなどにより、『NEWTRISH』のユーザー獲得を目指します。この度の実証実験についても、この連携の一環として取り組むものであり、「あすけん」ユーザーを参加者とし、「NEWTRISH」のサービスの更なる改良・最適化を進め、商用化に向けた開発を加速することを目的に実施します。
■実証実験の概要
(1) 内容:
本実証実験は、『あすけん』と『NEWTRISH』の両アプリをシステム連携し、日常食とカロリーを変えることなく『NEWTRISH』が提供するAI食(献立・レシピ)の摂取により、100名の『あすけん』会員の体重改善を図る取り組みです。参加者は『あすけん』会員から募り応募者から100名を選定しております。参加者は、開始から3週間、毎日の摂取栄養素(3食)の記録を『あすけん』内で行います。『あすけん』に入力されたデータは『NEWTRISH』に同期され、スタッフが個人の体重に影響する関与因子(栄養素)を解析します。解析された関与因子に基づき栄養素量を最適化したAI食メニューが参加者毎に作成され、『NEWTRISH』内で提案されます。参加者は一定期間、負担のない頻度で、提案されたAI食を自身で調理・摂取し、毎日のAI食の摂取状況と体重の記録および日次報告を行います。期間終了時に体重改善効果を検証します。
(2)実証期間: 3か月間(2022年9月19日(月)~2022年12月11日(日)の予定)
(3)対象: 『あすけん』ユーザーのうち体重改善を希望する100名
(4)目的: ユーザー負担のないAI食摂取による体重改善の検証
(5)食事: カロリー維持AI食献立をもとに、調理・摂取
(6)評価項目: サービス改良・最適化のためのAI食摂取頻度と体重改善効果
参考:ウェルナスのプレスリリース(URL: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000062426.html )
■AI食事管理アプリ『あすけん』について
AI食事管理アプリ『あすけん』は、10万以上のメニューからの食事登録や、写真やバーコードを撮るだけでメニュー登録をすることが可能なアプリであり、その日に食べた食事のカロリーと各種栄養素、14項目の過不足がグラフで瞬時に表示されます。AI栄養士からの食事内容や食生活のアドバイスも毎日見ることができ、次の食事で何を食べればよいのかがわかるため、食事の選択力が身につき食生活の改善に役立ちます。国内会員数は累計750万人を超え、目的に応じたコースを選択できることから、ダイエットをしたい方を中心に、食を通じた健康管理に関心がある幅広い層が利用しています。
■個別栄養最適食(AI食)サービス『NEWTRISH』について
ウェルナスの個別栄養最適食(AI食)サービス『NEWTRISH』はスマートフォンアプリケーションサービスとして、現在、2023年の商用化に向けて実証実験を実施、開発を進めています。
『NEWTRISH』は、ユーザーが設定した目標(健康・美容・運動機能・学力など)に関連する体重・血圧・筋肉量などの生体データと摂取した食事に含まれる栄養素データを日々記録し、そのデータをもとにして独自の解析*⁴を行ったあと、個別に最適化された「AI食」の情報を提供し、献立レベルまで提案を行い、利用者が自身でその情報や献立提案をとり入れた食生活を実践することで、目標実現に貢献するものです。
当社は、これからも 「ひとびとの明日を、今日より健康にする」をミッションに掲げ、さまざまな人のライフステージに寄り添い、食生活改善を通して健康をサポートしてまいります。
*1: 日本国内AppStoreとGooglePlayの「ヘルスケア(健康)/フィットネス」カテゴリにおける、2022年1月~6月のダウンロード数および収益の合算(data.ai調べ)
*2: 「個別栄養最適食」、「AI食」、『NEWTRISH』はそれぞれウェルナスより商標出願中
*3: 2022年7月時点の累計会員数
*4: ウェルナス独自の解析アルゴリズムを用いた「AI 食」技術(特許第7090232号、国際特許出願済み)
<参考資料>
■ 株式会社askenについて
askenは、栄養学の知見とAIをかけあわせ「ひとびとの明日を、今日より健康にする」ことをミッションに、下記の事業を展開しています。
・国内個人向けサービス:AI食事管理アプリ『あすけん』の開発・運営
・医療機関向けサービス:病院での栄養指導の一助として『あすけん』の食事記録と管理者向けシステムの提供
・法人向けサービス:従業員の食生活改善、市民の健康増進などを目的とした『あすけん』の団体向け利用
・海外個人向けサービス:北米でのスマホアプリ『Asken Diet』の開発・運営
・食事療法を補助する治療用アプリ(医療機器プログラム)の開発
設立:2007年10月1日
所在地:〒163-1442 東京都新宿区西新宿三丁目20番2号 東京オペラシティタワー42F
株主: 株式会社グリーンハウス(100%出資)
コーポレートサイト: https://www.asken.inc
■ 株式会社ウェルナスについて
食で実効的な健康を届ける信州大学発のヘルス・フードテックベンチャー。信州大学学術研究院農学系・中村浩蔵准教授との共同研究により、野菜のナスから自律神経活動調整に基づく血圧、気分、睡眠改善作用をもたらすコリンエステルという天然由来機能性成分を発見し、臨床試験で効果を実証しました(国際特許出願済)。この成果に基づき、2020年から世界初となるナス由来コリンエステルを関与成分とするサプリメントを開発し販売を開始しました。
農林水産省:革新的技術開発・緊急展開事業において、ナス生産者、食品製造会社、他大学・研究機関大学との官民共同チームの「ナス高機能化コンソーシアム」に参画(2017年ー2019年)、その後、機能性野菜ナス認知度向上のために「機能性野菜ナスコンソーシアム」を設立(2020年)。代表企業として機能性ナスの普及に取り組んでいます。
ナス事業に加え、食の機能を個々人ごとに個別最適化する「AI食」事業を始動(2019年)。独自技術を活用して提案する「個別栄養最適食(AI食)」 により、個々人の体質やライフスタイルに寄り添った、健康を含めた自己実現目標を達成するための「食」を提供することで、未来のwell-being社会への貢献を目指します。
2020年より農林水産省フードテック官民協議会:ヘルス・フードテックWT代表。(株)リバネス、テックプランター第1回フードテックグランプリ最優秀賞など、ビジネスコンテストにおいて受賞多数。
設立:2017年
資本金:2,100万円
代表者:代表取締役 小山 正浩 (博士・農学)
コア技術発明者:信州大学学術研究院農学系 准教授 中村 浩蔵 (博士・工学)
所在地:東京都杉並区高円寺南1-28-5
営業所:長野県諏訪郡下諏訪町東町中807-4
コーポレートサイト:https://wellnas.biz