スマートフォンによる道路調査Webサービス[GLOCAL-EYEZ×ROAD]は国内外で幅広く活用されています

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GLOCAL-EYEZは2021年8月にリリースして以降、1年の間に、日本国内40以上の自治体で実証実験が行われ、うち、10以上の自治体で有償導入に至りました。
■開発の背景
日本の道路の総延長は、12万kmにのぼると言われています。これら膨大な量の道路インフラは年々老朽化が進んでおり、国や自治体をはじめとする道路管理者は限られた予算の中で適切かつ効率的にこれを維持管理していくことが求められています。そのためには、広大な道路ネットワークの状態を効率的かつ客観的に把握し、詳細調査や補修の要否、事故リスクの高い道路を確実に絞り込むスクリーニング技術が欠かせないです。
舗装点検におけるこうした課題を解決し、広大な道路ネットワークの舗装状態を効率的に把握するための新しい手法として、(株)スマートシティ技術研究所は、ニチレキ(株)、東京大学と共同で「GLOCAL-EYEZ」を開発しました。「GLOCAL-EYEZ」は、スマートフォンを車両に設置して走行するだけで、路面性状を高精度かつ定量的に評価できる画期的な新技術です。「GLOCAL-EYEZ」を活用すれば、現状、別々に実施されている道路パトロールと舗装点検を一体的に実施することができるようになり、道路維持管理業務のコスト削減、ならびに大幅な効率化が期待できます。

振動解析・画像解析振動解析・画像解析

 

Web上の結果確認Web上の結果確認

■展開実績

「GLOCAL-EYEZ」は2021年8月のリリース以降、1年の間に、日本国内40以上の自治体で実証実験が行われ、うち、10以上の自治体で有償導入に至りました。また、自治体だけでなく、国道事務所や地方整備局のマッチング事業に採択された実績も有しております。今現在も「GLOCAL-EYEZ」は、パトロール車に設置されたスマートフォンを通じて、日々、道路維持管理の高度化や効率化に貢献しているのです。

また、場所にとらわれないクラウドサービスという利点を生かして、これまで「GLOCAL-EYEZ」は、中国、アメリカ、ウズベキスタン、オーストラリア、ドバイといった国々でも利用されてきた実績(実証実験段階のものも含む)を有しており、その技術力は世界中で認められております。
今後も、「GLOCAL-EYEZ」は、道路インフラを見守り続ける「目(EYEZ)」として、さらなる普及や技術改良を通じて社会に貢献してまいります。

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