- ICCサミット「ソーシャルグッド・カタパルト – 社会課題の解決への挑戦 – 」の概要
日程：2022年9月8日 9:00～
会場：ウェスティン都ホテル京都
概要：12社のソーシャルグッド企業が各7分間のプレゼンテーションを行い、第一線で活躍する審査員39名の投票によって最注目の企業を選出します。
ICCサミットは、「ともに学び、ともに産業を創る。」ための場として、毎回300名以上が登壇、総勢900名以上が参加し、参加者同士が朝から晩まで真剣に議論し、学び合うエクストリーム・カンファレンスです。
- テクノツールのピッチ概要と結果
テクノツールは、「四半世紀にわたり積み重ねてきた入力支援技術をベースとした、共創による就労、社会参加の機会創出」をテーマにピッチを行いました。
テクノツールが肢体不自由のある方々に提供してきた入力支援技術を用いて行ってきた取り組み、そして今後の展望について語りました。審査員や会場の皆様からの高評価をいただき、23点獲得の2位となりました。
1位：株式会社小高ワーカーズスペース（本社：福島県南相馬市、代表：和田智行 ）（29点）
2位：テクノツール株式会社（本社：東京都稲城市、代表：島田真太郎）（23点）（同率）
2位：株式会社ピリカ（本社：東京都渋谷区、代表：小嶌不二夫）（23点）（同率）
4位：NPO法人 キープ・ママ・スマイリング（本社：東京都中央区、代表：光原ゆき）（22点）
5位：Rennovater株式会社（本社：京都府京田辺市、代表：松本知之）（19点）
(弊社代表のピッチは40:35～より)
- テクノツールの取り組みと商品
・テクノツールの取り組み
テクノツールでは現在「Drone Accessibility Project」、「e-Racing Project」といった2つの取り組みを行っています。
「Drone Accessibility Project」では、ドローンがもたらす新たな可能性を発信し、将来的には重度肢体不自由者が一人ひとりに適した方法で安全にドローンを飛ばして楽しむことはもちろん、インフラ点検や配達といった業務に従事できるようにすることを目指しています。プロジェクトチームは2024年の事業化に向けて、実用化開発への協力に関心のあるドローンメーカーや希少疾患に関連するヘルスケア企業等を募集しています。
「e-Racing Project」では、元F3レーサーである長屋宏和氏によるトップeレース参戦プロジェクトとして、テクノツールはデバイス開発で協力しながら、長屋氏と協働でレーシングシミュレーターの楽しさを届ける活動を進めています。
・テクノツールの主な商品
Flex Controller
Flex Controller（フレックス・コントローラー）は、「もっと多くの人たちにゲームを楽しんでもらいたい」という想いから誕生しました。
開発にあたっては、筋ジストロフィー、SMA（脊髄性筋萎縮症）、脳性麻痺などにより肢体不自由を抱えるゲーマーの方々、およびリハビリテーション専門職の方々から意見を伺いながら、株式会社ホリ様により設計・開発され、当社は監修を務めました。
一般的な形状のコントローラーの代わりに、Flex Controllerに接続した様々な形状の外部補助スイッチやジョイスティックでゲームをプレイできます。
- テクノツール株式会社概要
「本当の可能性に、アクセスする。」をコンセプトに掲げ、1994年創業以来、PCやスマートフォン等への入力操作をアシストすることにより、肢体不自由者の働く、学ぶ、遊ぶなど様々な場面における自己実現や社会参加を後押ししてきました。近年ではテレビゲームの操作支援も手掛けており、Nintendo Switch公式の障害者向けコントローラー「Flex Controller」の開発監修および販売も担当しています。
所在地：東京都稲城市東長沼2106-5 マスヤビル4F
代表者：代表取締役 島田真太郎
設立：1994年12月14日
URL：https://ttools.co.jp
事業内容：肢体不自由者向け入力機器およびアームサポートの開発、輸入、販売、点字文書作成ソフトの開発
