▼取り組みの背景
スペースマーケットはスペースシェアを通じて、誰一人取り残さない、そして環境負荷の少ない持続可能な社会を目指しています。既にあるスペースを活用することで環境負荷を減すのはもちろん、自然災害等非常時のインフラとしても地域を支えていきたいと考えています。
スペースマーケットでは、シェアリングエコノミー協会と全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)が2020年に締結した連携協定(※)のもと、災害支援への取り組みを始めてきましたが、この度「災害支援パッケージ」を本格開始いたします。
近年、大規模な自然災害が頻繁に発生し、甚大な被害が生じるケースも増えています。また、新型コロナウイルス感染症が広がる中で自然災害が発生した場合には、不特定多数の人が集中する従来型の避難・支援のあり方は見直しを要すると思われます。ニーズや課題がより多様化する中、スペースマーケットは登録スペースの遍在性と多様性を生かした支援を行うことで、被災された皆さまに少しでも寄りそうことができればと考えています。
(※)連携協定詳細:https://sharing-economy.jp/ja/news/20200508/
▼スペースマーケット「災害支援パッケージ」について
大規模な災害が起きた場合、スペースマーケットに掲載されているスペースの提供を通じて支援する仕組みです。
主な内容と流れ
- 大規模災害発生時、JVOADがスペースに関する現場ニーズを把握し(用途・エリア・スペースの広さ等)、シェアリングエコノミー協会を通じて、スペースマーケットに情報提供
- 対象エリアで条件に当てはまるスペース所有者(ホスト)へ、スペースマーケットより連絡しホストの安否確認。スペース提供による支援の可否・条件等を確認し調整
- 安全確認できたスペースの一覧をJVOADを通じて支援団体に展開しマッチングをフォロー
支援対象
- JVOADの会員団体ならびに関係している支援組織(状況に応じて被災者個人も検討)
支援フェーズ
- 主に、生活再建期(状況に応じ緊急期も検討)
スペースマーケットの支援内容
- 被災地における場所のニーズとホストのマッチング支援
- 支援団体向け利用クーポンの発行
- 成約金額に対してホストが支払う手数料無料
利用シーンのイメージ
- 災害支援スタッフが打ち合わせや休憩に
- 災害支援の作業場所として(流された写真を洗浄し整理する等)
- 被災者コミュニティ・交流の場として
など災害内容や現場ニーズに応じて
▼ホスト向け勉強会の実施
「災害支援パッケージ」本格開始にあわせて、9月1日(防災の日)には、スペースマーケットのホスト限定の勉強会も実施。JVOADより、災害支援の専門家をゲストにお呼びします。平時から災害時に向けてできることを考える機会をもつことで、地域で支え合える世の中に向けて取り組んでまいります。
名 称:災害もしも勉強会 「もしものために知っておきたい!災害時にすべきこと・できること」
日 時:2022年9月1日(木)17:00-18:00(オンライン)
登 壇:全国災害ボランティア支援団体ネットワーク(JVOAD)古越武彦 氏
スペースマーケット 執行役員 CPRO 端山愛子
参 加 費:無料
対 象 者:スペースマーケット登録ホスト
参加方法:ホストの皆さま向けにメールとアカデミーにてご案内しています
スペースマーケットとは
「チャレンジを生み出し、世の中を面白くする」というビジョンのもと、スペースシェアの文化創造、拡大に取り組む企業です。2019年に東証マザーズ(現グロース市場)に上場。
スペースを貸し借りするプラットフォーム「スペースマーケット」には、全国21,000件以上のスペースが掲載され、国内最大規模です。住宅、古民家、会議室、撮影スタジオ、映画館、廃校など多岐にわたるスペースが、撮影、会議、イベントなどに利用されています。URL:https://www.spacemarket.com/
会社名:株式会社スペースマーケット
所在地:東京都渋谷区神宮前6-25-14 JRE神宮前メディアスクエアビル2F
代表者:代表取締役社長 重松 大輔
証券コード:4487
設立日:2014年1月
事業内容:スペースシェアリングプラットフォーム「スペースマーケット」の運営
URL:https://spacemarket.co.jp