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ステートメントの公開
当社は、Web3業界のリーディングカンパニーとして、市場の拡大およびNFTの普及を通じた社会課題の解決を目指しています。その過程で、より業界の情勢やニーズに合わせた戦略が必要と感じ、改めて事業戦略の見直しを行いました。そして、今後当社が目指すゴールを明確にし、それをステークホルダーの皆様にわかりやすくお伝えするべく、新ステートメントを策定いたしました。
新ステートメントは、「Be the FIRST. Be the STANDARD. NFTを広げる、その真ん中に。」です。これには、「NFTを通じた革新的なサービスを、当社が先頭に立って社会に広げる」という意味が込められています。
Web3は、デジタル経済圏の新たなフロンティアとして注目を集め(※1)国家戦略(※2)にも位置付けられていますが、特にNFTは金融やアートだけでなく、アニメやゲームといったIPとも相性が良いこともあり、ベンチャーのみならず大手企業も続々と参入をしています。業界の成長に大きな期待が寄せられている一方で、未だにビジネスの場における明確な活用方法は確立されておらず、参入者が市場の形成に向けて試行錯誤している段階にあるといえます。
当社は、信頼されるプラットフォームの提供を通じて誰もが安心してNFTを取引できる環境を創り上げ、NFTを社会の常識にすることを目指します。併せて公開した行動指針であるバリューにより、ステートメントの実現に尽力してまいります。
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新たな事業戦略について
(1)ゲーム分野への対応を加速
ブロックチェーンゲームの市場規模は、2022年から2028年の間CAGR68.2%で成長し、2028年には1045億米ドルに達すると予測されております。(※3)
また、国内でも、株式会社セガ、株式会社バンダイナムコエンターテインメント、株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングスといった大手企業が、ブロックチェーンゲーム市場への参入をすでに表明しており(※4)、今後、ユーザー数およびゲーム用NFTの売買による取引量の増加が見込まれます。
この状況を受け、Web3業界において今後より大きく魅力的な市場となるであろうゲーム領域をカバーするために、これまでアート作品のNFT取引を前提として運営してきた「SBINFT Market」を、ゲーム用NFTの取り扱いに適したマーケットプレイスに変革します。
具体的な取り組みとしては、「SBINFT Market」フロントページのレイアウト変更や検索項目の追加に加え、今後はユーザーエクスペリエンスの向上のための機能実装を行うほか、ポイントプログラムの導入によりユーザーの満足度を高めることで「SBINFT Market」のリブランディングを実行してまいります。
さらに、これまで「SBINFT Market」で販売してきたゲーム用NFTに加え、国内外の新たなゲームタイトルのNFTを積極的に追加していく予定です。
なお、このリブランディングを機に、2023年12月から「SBINFT Market」の取引手数料を現行の2.5%から5.0%に変更します。
(2)総合マーケティング支援ツール「SBINFT Mits」事業への注力
二つ目として、NFTを活用した新たなデジタルマーケティングとNFTプロジェクト運営の効率化に向けた取り組みを加速させるべく、「SBINFT Mits」事業に注力していきます。
企業やプロジェクト等の運営者は、効率的な方法で顧客やファンとのつながりを構築しながら常に新たな価値を創出しようとしており、ブロックチェーンやNFTといった技術を取り入れファンコミュニティ形成を図る等の次世代マーケティング手法を探求し始めています。
しかし、新技術の習得や複数ツールを使いこなすといったハードルによりこれらの取り組みは容易ではなく、導入時の課題を抱えた運営者が多いことから、当社はこれらの課題を解決する手段として、運営者が顧客とダイレクトかつ持続的な関係を構築するために必要なツールを統合した、総合NFT運営支援サービス「SBINFT Mits」のβ版を2023年9月にリリースしました。
「SBINFT Mits」は、公開からわずか2か月で合計28のローンチパートナーに参画いただいており、当社はニーズの大きさを実感しております。また、各ローンチパートナーは、「SBINFT Mits」が提供する「投票機能」や「抽選機能」などを利用して顧客やファンと直接的、双方向的なつながりを構築し、NFTプロジェクトの運営効率化やNFTを活用したデジタルマーケティングに取り組みはじめています。
当社は、現在のローンチパートナーだけでなく、NFT活用に取り組みたい未来のパートナーとも対話を進め、2024年初春に予定している正式版のリリースに向け、皆さまのニーズに応える新機能を「SBINFT Mits」に追加していきながら、「SBINFT Mits」をWeb3時代の新しいマーケティングを実現するサービスへと成長させ、パートナーの皆さまとともに市場拡大の一翼を担っていきたいと考えています。
当社は、この二つの事業を新たな柱とし、戦略を実現するために全社で決定したステートメントをもとに、業界をけん引するような会社となるべくますます精進してまいります。
なお、「SBINFT Market」のリブランディングおよび「SBINFT Mits」正式版の提供に向けた事業戦略ロードマップの概要は以下の通りです。
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事業戦略ロードマップ概要
◆「SBINFT Market」のリブランディング
・ポイントプログラムの導入
ポイントプログラムを導入し、NFT取引時のポイントの付与およびポイント決済に対応してまいります。
・円決済の範囲拡大
出品者の許可により、全てのユーザー間取引でクレジットカード決済をご利用いただけるよう対応します。
・まとめて出品
ユーザーが、ゲームアイテムのような同種のNFTを複数個まとめて出品できるようにします。
・カート機能
ユーザーが、複数のNFTをカートに追加して同時に購入できるようにします。
・オファー機能
未出品のNFT所有者に対し、NFTの売買交渉をオファーできるようにします。
◆「SBINFT Mits」正式版の提供
・アンケート機能の実装
「SBINFT Mits」のユーザーを対象とした任意アンケートを実施することができ、ダイレクトマーケティングツールとして利用いただけます。
・NFT配布機能の実装
「SBINFT Mits」上で複数ユーザーにNFTを配布することができます。
・配送機能の実装
「SBINFT Mits」上で任意のユーザーに対し、運送会社の配送サービスを通じて物品を発送することができます。
◆ SBINFT Marketについて
「SBINFT Market」は、公認されたコンテンツホルダーやNFT販売事業者、個人活動するクリプトアーティストが制作したNFTの販売(一次販売)および、利用者同士が保持しているNFTを売買(二次販売)できるNFT売買プラットフォームサービスです。当社が運営しています。
サイト URL:https://sbinft.market/
◆ SBINFT Mitsについて
「SBINFT Mits」は、NFT発行者とホルダーの良好かつ持続的な関係を構築するために必要な様々なツールを統合した、総合NFT運営支援サービスです。「SBINFT Mits」を導入することで、NFT発行からコミュニティ形成、運営に至るまでの必要な支援を受けながらファンとダイレクトな関係性を構築し、Web3に関する知見がない場合でもNFTプロジェクトを開始して、容易にNFTを活用したマーケティングを行うことができます。
サイトURL:https://sbinft-mits.com
【SBINFTについて】
「Be the FIRST.Be the STANDARD.」 NFTを社会へ広げる、その真ん中に。
SBINFTは、パブリックチェーンによるNFTマーケットプレイス「SBINFT Market」を運営しています。自律分散型エコシステムの構築を掲げ、NFTマーケットプレイスを中心とするビジネスモデルに留まらずWeb3を牽引するような新時代のビジネス創出を目指しています。
<リンク一覧(SBINFT株式会社)>
コーポレートサイト:https://sbinft.co.jp/
SBINFT Market:https://sbinft.market/
最新情報:https://sbinft.co.jp/news/
採用情報:https://sbinft.co.jp/careers/
Twitter:https://twitter.com/sbinft_corp
◆ 会社概要
会社名:SBINFT株式会社
所在地:東京都港区六本木一丁目6番1号 泉ガーデンタワー
代表者:高 長徳(こう ちゃんど)
設立:2015年5月
事業内容:
・承認制による安心安全なコンテンツのみ流通することを目的としたパブリックチェーンによるNFTマーケットプレイス事業「SBINFT Market」の提供
・企業や団体などが、NFTを活用した新たなビジネスモデルの構築を実現するためのNFTコンサルティング事業「NFT Consulting」の提供
・自社ドメイン上で様々なNFTコンテンツのマーケットプレイス構築を実現するWebAPIによるマケプレ構築支援事業「TOKEN CONNECT」の提供
◆ 本件に関する個人・法人の方からのお問い合わせ先について
SBINFT株式会社コーポレートサイト お問い合わせ
(※1)自民党デジタル社会推進本部 NFT政策検討PT「NFT ホワイトペーパー」
(※2)内閣府「経済財政運営と改革の基本方針2022」
https://www5.cao.go.jp/keizai-shimon/kaigi/cabinet/honebuto/2022/decision0607.html
(※3)株式会社グローバルインフォメーション「ブロックチェーンゲームの世界市場規模・シェア・産業動向分析レポート」
https://www.gii.co.jp/report/kbv1184315-global-blockchain-gaming-market-size-share.html
(※4)各社の公式発表による。