また、マネックス証券マネックス・ユニバーシティ福島理の著書が個人投資家の資産運用の一助となるべく出版されたことと、10月4日「投資の日」当日に開催するインスタライブについてもお知らせいたします。
【調査結果要旨】
・30代までに資産運用を開始していた個人投資家は57%。(1-1)
・初めて購入した投資商品は日本株が56%で最多。(1-2)
・資産運用を始めて嬉しかったこと、には運用益を得られることを抑えて知識が増えたことが1位に。(1-3)
・8割近い個人投資家が資産運用を周りに勧めたいと思っている。(1-4)
・運用益が出た場合は再投資に回すと回答した個人投資家が役8割。(1-5)
・NISAの制度変更認知度は97%だが、内容をよく知らない個人投資家がまだ4割。(1-6)
・日経平均株価の最高値更新はまだ先だと考えている個人投資家が半数以上。(1-7)
【1.アンケート調査結果】
1-1 資産運用開始年齢
30代までに資産運用を開始していたと回答した個人投資家が57%と、過半数を超える結果となりました。20代で始めた個人投資家も27%となっており、若いうちから、着実に資産運用を行っていることが見てとれます。
1-2 初めて購入した投資商品
初めて購入した商品は日本株(個別株)という個人投資家が半数を超えました。投資信託も人気となっており、やはり最初は「知っている」「安心できる」ものから資産運用を始める傾向が顕著となりました。
1-3 資産運用を始めて嬉しかったこと(複数回答)
資産運用をすることで、お金に関する知識が増えたことが嬉しい、という回答が運用益を得られたことを上回り、一番多い回答となりました。不安解消など将来にかかわることより、実際に今起きているポジティブなことに対して喜びがあることが分かります。
1-4 資産運用の推薦度
資産運用を周りに勧めたいかという質問には77%が勧められると回答していました。絶対に勧められない、という回答は2%にとどまり、資産運用を選択肢に入れることが受容されているだけでなく、きちんと人に勧められるものとして捉えられている、という結果になりました。
1-5 運用益の使い道(複数回答)
再投資に回す、という個人投資家が約8割と圧倒的でした。投資は、利益が出たり配当金が支払われたりしても、それを現金で受け取らず再投資する仕組みがあり、そこに複利が発生します。複利では利益が利益を生むため、運用期間が長くなるほど発生する利益の金額が大きくなるので、利益や配当金が出てもすぐに使わず、再投資することが資産を増やす近道になる、ということを多くの個人投資家が理解しています。
1-6 NISAの制度変更の認知度
NISAの制度変更の認知度は97%だが、まだ43%の個人投資家が制度変更の内容を把握していない、ということが分かった。更なる説明、コンテンツ訴求を行うことで理解度を高めることが急務と言えます。
1-7 日経平均株価予想
日経平均株価が過去最高を1年以内に更新するかという問いに、超えると思うと回答した個人投資家は29%にとどまりました。日経平均株価は順調に高値を記録していっていますが、個人投資家はまだ株価を冷静に見ていることが伺えます。
【2.10年間での投資環境の変化】
マネックス証券の10年前の取引データと現在の取引データを比較し、この10年で投資環境にどのような変化があったのかを調査しました。
比較期間: 2013年1~8月と2023年1~8月を比較
2-1 新規口座開設者における初取引商品
口座開設後に初めて取引きする商品は、この10年で日本株から投資信託へと大きく移行しました。今では初めて取引きする商品の過半数は投資信託となっています。これには、この10年での個人投資家の層の拡大、NISAの制度につみたてNISAができたこと、投資信託のノーロード(無料)化が寄与したと考えられます。投資信託の取扱商品も順調に増え、投資信託の間口がこの10年で広がったことが伺い知れる結果でした。
2-2 10年前の各商品毎の他商品の取引状況 期間:2013年1月~8月
2-3 現在の各商品毎の他商品の取引状況 期間:2023年1月~8月
10年前と現在の、取引商品のクロスセル状況を比較しました。
①10年前は、約4割が日本株のみを取引きしていましたが、現在は24%まで低下しています。
②10年前と比較して、日本株と米国株の両方を取引している顧客が3倍に増加しました。
③10年前は米国株のみを取引きしていた個人投資家は1%未満とわずかでしたが、現在は4%を超えてきています。
④10年前は投信積立のみが5%未満でしたが、現在は「つみたてNISA」の制度が後押しした結果、約12%まで増えており、今後更に増えることが想定されます
2-4 10年前の日本株人気ランキングトップ10(取引人数順) 期間:2013年1月~8月
2-5 日本株人気ランキングトップ10(取引人数順) 期間:2023年1月~8月
日本株でトップ10入りした銘柄は、メガバンク以外は全く違うものに入れ変わっています。
2023年は配当利回りの高い銘柄や分割して購入しやすくなった銘柄が好んで取引される傾向がありますが、2013年は1位、2位のメガバンク以外に、アベノミクス相場で人気となったハイテク関連銘柄が取引されていたことが分かります。
2-6 10年前の米国株人気ランキングトップ10(取引人数順) 期間:2013年1月~8月
2-7 米国株人気ランキングトップ10(取引人数順) 期間:2023年1月~8月
米国株もトップ10入りした銘柄は10年前と同じものは3銘柄のみでした。10年前の銘柄では、ETF2銘柄以外はGAFAや日本でも知名度の高い企業の株式が取引されています。2023年に取引されている銘柄は、この10年間で米国において成長し、特に1位の「エヌビディア」や2位の「テスラ」はここ数年で急激に売り上げを伸ばし、一気に知名度の上がった企業で、個人投資家も情報を的確に察知して取引しているのがわかります。
【新NISA関連書籍発売】
マネックス証券マネックス・ユニバーシティ福島 理の著作「1時間でマスター!マンガと図解でわかる 新NISAの教科書」が扶桑社より出版されました。
現代人が将来に備えてお金を増やすなら、やらない理由がないと言っても過言ではないNISA。金融教育に携わる福島が、新制度の活用法、買うべき商品、今から始めてどのくらいお金を増やせるかなど、まさに知りたい情報を解説しています。
これまでにNISAを利用していた個人投資家が、改正にあたりどうしたらいいのか、中上級者向けの投資のコツも紹介している一冊です。
【本書の内容】
入門編第1章 投資の王道は長期・分散・積立投資
入門編第2章 新NISAに神改正!
入門編第3章 初心者は積立投資だけをせよ!
発展編第4章 とっても魅力的な成長投資枠
発展編第5章 中上級者向け・投資のコツ
<著者プロフィール>
マネックス証券 広報室長兼マネックス・ユニバーシティ室長
福島 理(ふくしま ただし)
大学を卒業後、大手印刷機械メーカーに入社。個人投資家としての成功体験を経て2005年、証券業界に転身。自らの投資経験に基づき、個人投資家にテクニカル分析の普及と、啓蒙活動を行う。現在はマネックス・ユニバーシティ室長として、投資を始める方へ「金融リテラシー向上」のための教育活動に従事。金融系テレビ、ラジオ番組への出演のほか、雑誌やWEBメディアでコラムを執筆。日本テクニカルアナリスト協会 国際認定テクニカルアナリスト(CFTe)。著書に「勝ってる投資家はみんな知っている チャート分析」シリーズ(扶桑社)がある。
【投資の日インスタライブ】
ブランドビジョン発表2周年となる10月4日に、この考え方のさらなる啓蒙を目指しInstagramのアカウント「大切なものに投資をしよう【マネックス証券】(@monex_brand)」でインスタライブを開催します。子供の教育資金形成に新NISAはどう活用できるのか?をテーマにしたインスタライブを開催いたします。
■インスタライブ概要
日時:10月4日(水)22:00~23:00
テーマ:新NISAで子供の教育資金を貯めれるの?
出演者:
クロ氏 (@kuro_risa)
東京都出身。大学在学中にフジテレビ系恋愛番組「あいのり」に出演、5か国を旅する。帰国後、企業にて3年間勤務、現在はブロガーやインスタグラマーとして活躍中。1児の母。
村山大樹(ファイナンシャル・プランナー)
(@murayama_fp)
お金の義務教育をテーマにセミナー、YouTubeなどで活動してるファイナンシャル・プランナー(FP)『とにかく、噛み砕いて、わかりやすく』をモットーに横浜を中心に活動中。
内容: 子供の教育資金について普段疑問に思っていることやわからないことなどを伺いながら、
ファイナンシャルプランナー村山氏より、子供の教育資金は実際にどれくらいかかるのか?や教育資金
を貯める様々な方法、また新NISAを活用した場合を分かりやすく解説いただきます。当日は視聴してい
る方々からの質問にもお答え予定。インタラクティブなライブをお楽しみください。
視聴方法:マネックスアカウント(@monex_brand)、出演者のみなさまのアカウントからアクセス
いただけます。
【マネックス証券のNISA】
■2024年以降NISA で取り扱うすべての商品の売買手数料を無料
2024年から始まる新 NISA で取り扱うすべての商品(日本株・米国株・中国株・投資信託)の売買手数料を無料化するとともに、現行 NISA において保有いただいている商品を 2024 年以降に売却される場合の手数料も無料とします。
■NISA口座でのクレカ積立のポイント還元率がアップ
NISA口座でのマネックスカード投信つみたて(クレカ積立)に伴うポイント還元率が
2023年10月以降にマネックス証券のNISA口座を開設した方は、通常1.1%のところ
2.2%に。
2023年9月までにマネックス証券のNISA口座を開設した方は、通常1.1%のところ1.5%
にそれぞれ2024年9月30日までのご利用に伴うポイント還元率をアップします。
詳しくはマネックスNISA特設サイト(https://info.monex.co.jp/feature/nisa2024/index.html)
をご覧ください。
■調査概要と回答者の属性
調査方式:インターネット調査
調査対象:マネックス証券口座保有者
回答数: 6,735
調査期間:2023年9月21日(木)~9 月25 日(月)
以 上
【マネックス証券株式会社について】
金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第165号
加入協会:日本証券業協会、一般社団法人 第二種金融商品取引業協会
一般社団法人 金融先物取引業協会、一般社団法人 日本暗号資産取引業協会、
一般社団法人 日本投資顧問業協会