総合人材サービスのパーソルグループが、セキュリティ評価プラットフォーム「Assured」を導入

この記事は約6分で読めます。
Visionalグループの株式会社アシュアード(所在地:東京都渋谷区/代表取締役社長:大森 厚志)は、セキュリティ評価プラットフォーム「Assured(アシュアード)」(https://assured.jp/ 以下、Assured)が、パーソルホールディングス株式会社(所在地:東京都港区/代表取締役社長 CEO:和田 孝雄、以下、パーソルホールディングス)に導入されたことをお知らせします。なお、今後はグループ各社への導入も予定しています。

パーソルグループは、人材派遣サービス「テンプスタッフ」、転職サービス「doda」、BPOや設計・開発など、人と組織にかかわる多様な事業を展開するほか、新領域における事業の探索・創造にも取り組み、アセスメントリクルーティングプラットフォーム「ミイダス」や、スキマバイトアプリ「シェアフル」などのサービスも提供しています。
この度、ホールディングス体制におけるグループ各社の横断的なリスク評価を適切かつ効率的に行ったうえでより安心安全にクラウド利用を推進するため、Assuredをご導入いただきました。

今回、パーソルホールディングスでグループ全体の情報セキュリティ企画・推進をご担当されているグループIT本部 情報セキュリティ部 持田 広志様にAssuredのご導入に至った背景をお聞きしました。

  • パーソルグループ様は、「テクノロジードリブンの人材サービス企業」への進化としてDX推進に取り組まれています。その取り組みや背景についてお聞かせください。

持田氏:

パーソルグループでは、2030年に向けた価値創造ストーリー(中長期戦略方針/https://www.persol-group.co.jp/ir/management/strategy.html)に則り、2023年~2026年の戦略として「パーソルグループ中期経営計画2026」を策定しました。「はたらいて、笑おう。」というグループビジョンの実現に向けて、「テクノロジードリブンの人材サービス企業」への進化を経営の方向性に定め、事業成長のエンジンの一つとして、「テクノロジー」を重要な柱として置いています。

  • グループ全体としてDXを進める中で、どのような課題感をお持ちだったのでしょうか?

持田氏:

DXを進めるために、クラウドサービスの利用は必要不可欠です。パーソルホールディングスでは、グループの外部サービスの評価ルール策定及び審査を実施しています。これまでの運用は、利用部門(利用会社)が、導入予定のサービスに対し所定のセキュリティチェックシートを用いて調査を行い、その結果についてホールディングスで評価を実施していました。このフローの中で、チェックシートの回答取得や精査のためのクラウド事業者様とのやりとりの発生により、評価・導入までのリードタイムが長期化してしまい、クラウド利用によりビジネスを高速化する目的と反する実態となっていました。また、チェックシートに回答をいただけないケースでは、公開情報から利用部門(利用会社)が回答を埋めることになり、評価情報の信憑性についても課題に感じていました。

  • そのなかで、Assuredに感じたメリットをお聞かせください。

持田氏: 

まず1つ目に、クラウドサービス利用開始までのリードタイムの短縮です。Assuredは、国内外のクラウドサービスのリスク評価情報がデータベース化されているため、登録済みのサービスであれば即座にリスク評価情報を確認できます。また、未登録のサービスであってもリクエストに応じてAssuredがリスク調査・評価を実施し、データベースに追加されていきます。そのため、これまで利用サービス毎にクラウド事業者様との間で調査票のやり取りをメールで何往復もして回答をいただいていたのが、Assured上で完結できるようになります。利用開始までのリードタイムが短縮されることで、「クラウド利用によりビジネスを高速化させる」という本来の目的に近づけると考えています。

国内外のSaaS/ASPなどのクラウドサービスのリスク評価情報を一元化国内外のSaaS/ASPなどのクラウドサービスのリスク評価情報を一元化

2つ目に、第三者評価による情報の客観性と正確性です。Assuredは、政府機関のガイドラインや国際規格等に基づき作成された独自の質問票をもとに、セキュリティ専門家が中立的な立場でリスク評価を実施します。評価情報を定量化したレポートが作成されるため、客観的かつ正確な情報に基づいたクラウドサービスの導入が可能になります。評価に関する工数を大幅に削減することができる点にも、魅力を感じています。

専門家による評価情報を得ることで、評価基準の統一化が可能に専門家による評価情報を得ることで、評価基準の統一化が可能に

3つ目に、Assuredが目指す世界観に共感できたということも大きなポイントでした。

クラウドサービスではないのですが、我々も他社から依頼されたセキュリティチェックシートの回答をすることがあり、同じようなチェックを色々な会社がやり取りしあっている現状に課題感を覚えていました。セキュリティチェックの回答を一元管理できる形というのはこういった現状の一つの解決策になるのではと感じています。

  • そのようにご期待いただけて大変光栄です。
    引き続き、社会全体でのクラウド活用促進の一助となれるよう精進して参ります。

  • 株式会社アシュアード 代表取締役社長 大森 厚志 コメント

この度は、パーソルホールディングス様にAssuredを導入いただき、グループ全体でご活用いただくことになり、大変光栄です。

同社のようにホールディングス体制を敷かれ、事業領域やフェーズの多様なグループ会社様を有する企業様においては、各社の外部サービス評価基準の一元化や管理に苦慮されているとの声を伺います。

今回は、パーソルグループ様における持株会社のパーソルホールディングス様にAssuredをご導入いただき、グループ各社が利用するクラウドサービス共通の評価基準としてご活用いただくほか、ガバナンスの強化にお役立ていただけることとなりました。

デジタル活用において先進的なお取り組みをされるパーソルグループ様の安心・安全なクラウド活用を支えていけるよう、今後も邁進してまいります。

 

【セキュリティ評価プラットフォーム「Assured(アシュアード)」について】

Assuredは、SaaS/ASPなどのクラウドサービスの安全性を可視化するプラットフォームです。専門知識を有するセキュリティ評価チームが、主要なガイドラインやフレームワークに基づき、クラウドサービスのセキュリティ対策状況を調査し、その評価結果をデータベースに集約することで、効率的かつ高精度なセキュリティ評価を実現します。また、クラウドサービス事業者は、Assuredによるセキュリティ評価情報を用いて自社サービスの安全性を示すことができ、利用企業・事業者双方を繋ぐ役割として、企業の安全なクラウド活用、そして社会全体のDX推進を支えます。

URL:https://assured.jp/

【Visionalについて】

「新しい可能性を、次々と。」をグループミッションとし、HR Tech領域を中心に、産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するさまざまな事業を展開。「ビズリーチ」をはじめとした採用プラットフォームや、人財活用プラットフォーム「HRMOS」シリーズを中心に、企業の人材活用・人材戦略(HCM)エコシステムの構築を目指す。また、M&A、物流Tech、サイバーセキュリティ、Sales Techの領域においても、新規事業を次々に立ち上げている。

 URL:https://www.visional.inc/

タイトルとURLをコピーしました