■プロジェクト実施内容について
精機工場のモデルラインにてタブレットによる工数データ収集・アンドン(異常表示灯)との連携、対応状況の管理など、富士通フロンテック新潟工場(新潟県燕市)にて長年培われた現場の改善ツールの仕組みを導入し、現場状況の可視化を行ってきました。更にデータの分析、動画によるボトルネックの検証といったデータドリブンなものづくりを共同で進め、結果としてモデルラインにおける業務は、1時間あたりの出来高が改善前6.4個、改善後は8.8個と作業効率が37%向上し、残業削減と生産性向上に寄与しました。
9月1日より現場状況をより分析しやすくするためのダッシュボードの仕様を見直し、クビキ工場・産機工場に実証実験のモデルラインを追加、更なる生産性向上を目指してまいります。
■今後のDX取組について
当社では本リリース内容を含めたDX改善研究会・ウェビナー、内覧会を2023年9月15日(金)に開催いたします。「改善研究会」は業務効率化に向けた改善活動についての報告会で通常社内向けに毎月開催しています。今回は社外向けにウェビナーを同時開催いたします。
当日は、実際に当社で導入されたダッシュボード、タブレットのデモ、3月~7月に行った実証実験(PoC)の様子なども展示予定です。
2023年9月15日(金)13:30 ~ 14:40(内覧会15:30まで)
開催地:JM-DAWN 新潟県上越市大和5丁目2−7
開催日時:2023年9月15日
開催時間:現地参加 会場13:00~15:30 ウェビナー13:30~14:40
対象・定員:現地参加:20名 ウェビナー:50名 (事前予約登録必要)
参加費:無料 ※アーカイブ配信はありません。
申し込み期限:2023年9月8日(金)
■申し込み先
【Jマテ.カッパープロダクツ株式会社 取締役加工部部長 山下義典 のコメント】
当社では、IoTの可能性について探ってきましたが当社に合った仕組みやシステムはゼロからシステム開発する必要があり、なかなか自社にあったものが見つけることが出来ませんでした。
今回、新潟県燕市に工場がある製造業の富士通フロンテック株式会社新潟工場のシステム導入を通じ、同じTPS(トヨタ生産方式)ベースのものづくりの仕組みを活用できると確信し、採用いたしました。
ものづくりDXは、デジタルに頼らずとも改善活動を日々継続できる文化を持つ生産ラインのみが成果を出せる、と考えております。その生産ラインをベースにデータドリブンなものづくりが融合し当社が目標とする多品種少量生産、お客様へのジャストインタイム、データ利活用を実現していきます。