弊社は、これまでの知識と経験を基に、今後もあたまの健康チェック®の提供を通じて、「あたまの健康」活動を推進する地域・団体を支援してまいります。
- ながはま0次コホート事業
長浜市民1万人から集めた様々な健康情報、血液や尿の成分、環境・生活習慣の情報などを統合して解析することで、病気の原因や老化のメカニズムを解明し、「医学の発展」と「市民の健康づくり」に貢献することを目指しています。従来、病気の予防は1次予防(病気にならないように気をつける)、2次予防(病気がひどくなる前に見つける)、3次予防(かかってしまった病気の悪化を防ぐ)の3段階で考えられていました。しかし、科学技術の発展によって、ヒトの体質(ゲノム)やごく僅かな血液成分の変化も測定できるようになったことから、病気になる遙か手前で先手を打って予防することも夢ではなくなりつつあります。このような従来の1次予防に先んじる予防を「0次予防」と名付け、その実現を目指し、2007年に長浜市長と京都大学医学研究科長が「0次予防健康づくり推進事業の共同実施に関する協定書」を締結し、京都大学大学院医学研究科、長浜市、そして、長浜市民との、産官学民連携で進められており、このたび第四期(2023年)16年目を迎えます。
- 京都大学大学院医学研究科附属ゲノム医学センター: 「あたまの健康チェック®」採用の経緯
本コホート事業では、これまであたまの健康チェック®の他に従来検査法であるMMSEとHDS-Rを併用していたが、第三期(15年目)終了に伴い、過去データの分析を行う過程で、他に従来検査法に比べ、あたまの健康チェックの独自指標であるMPI値のコホート研究における安定性を確認することができた。すでに国内の健診施設や自治体事業での広域な実装実績を持つと共に、2022年度からは、同検査を用いた新分析技術が米ADNI研究における新しいデータ項目として収載されるなど、アカデミックな評価指標として国際的支持を受ける検査であることから、本コホート事業第四期においても、認知機能の主な評価指標として採用するに至った。
- 市立長浜病院ヘルスケア研究センターが健診拠点
第四期始動の年となる2023年4月からは、京都大学大学院医学研究科附属ゲノム医学センターと連携し、市立長浜病院ヘルスケア研究センターがコホート健診拠点として市民健診を担当いたします。また、全国の日本脳ドック学会認定施設における多数の採用事例を踏まえ、0次コホート健診とは別に、2023年4月からは、市立長浜病院ヘルスケア研究センターが提供する脳ドックにおいても「あたまの健康チェック®」を標準検査項目として提供を始めます。
- 長浜市役所
保健事業と介護予防との一体的提供を推進する長浜市では、健康推進課と長寿推進課が連携し、市立長浜病院ヘルスケア研究センターでのあたまの健康チェック®受検市民からの健康相談対応や予防に資する地域資源の案内を円滑に実施できる体制を計画してまいります。
- 認知機能スケール「あたまの健康チェック®」
認知機能低下の訴えのない健康な方(対象年齢30歳~99歳)から受けられる、国内では初めての認知機能スケール。健常域における認知機能の定量的経時評価が可能。認知機能の状態を0~100の独自指標(MPI値)で分かりやすく経時評価。国内では、国の認知症予防事業IROOPの公式認知機能評価法に選択されたことを始め、全国の日本脳ドック学会認定施設や健診施設、自治体、大学・研究機関など広域に採用。神奈川県ME-BYO(未病)ブランド認定サービス。2022年度からは、PHRアプリ「NOBORI」とのリアルタイム連携体制を確立。2022年度からは、本スケールを用いた新分析法が米ADNI研究Data Inventoryに収載されている。一般的な認知機能評価法とは異なり、職能を問わず、対面実施の必要もなく、電話やビデオ通話を通じたリモート運用の汎用性が高い点も特徴。
※ タッチパネス式の自己操作型のセルフチェックやMMSE等、従前の認知症の有無や症状を評価するための神経心理検査(いわゆる認知症検査、2018年度からは保険適用)とは評価領域や目的が異なる
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セントケア・グループ<2374>
株式会社ミレニア
あたまの健康チェック 担当
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