【株式会社ニコン×SHKライン】環境配慮型の国際貨物輸送を開始

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SHKライングループの物流事業会社マリネックス株式会社(大阪市北区、以下マリネックス)が展開する、中国と首都圏を高速フェリーで繋ぐ“Ferry to Ferry”サービスが、本年度から株式会社ニコン(東京都港区、以下ニコン)の中国子会社からの精密機器製品の輸送で活用されている。ニコンでは本取り組みを通じて、高度な品質の輸送モードの確保と同時にCO2削減による環境負荷の低減を図っていく。

“Ferry to Ferry”サービスとは、SHKライングループのグループ船、蘇州下関フェリー(中国・太倉⇔下関を定時就航/以下SSF)と東京九州フェリー(横須賀⇔新門司を毎日就航/以下TQF)を繋いだ日中間一貫輸送サービスのこと。

フェリー輸送の特徴は、スケジュール管理が容易な定時性のほか、定温定湿の輸送環境、RORO荷役作業による低振動・低衝撃でのスピーディーな荷役が挙げられる。

ニコンはこれまでも、その取扱製品の特徴からフェリーの輸送環境と荷役環境に注目し、中国からの製品輸送にSSFを利用してきたが、一方で下関から横浜の同社ロジスティクスセンターまでの輸送は、トラックによる陸送を行ってきた。

2024年問題への対応、環境マネジメントの強化が求められる昨今、ニコンでは2021年7月に就航を開始したTQFの航路と定時運航の利便性に着目。マリネックスと新たな物流網の構築に向けた協議を重ね、今回実現に至った。

「国内輸送をTQFに切り替えることで、輸送品質が向上するうえ定時性の担保やドライバー不足の問題もクリアされる。加えて海上輸送利用によるCO2削減効果(陸送対比70%程度削減)も期待できる」として、今後も“Ferry to Ferry”サービスを利用していく考えだ。

 マリネックス㈱:https://www.snf.jp/distribution/mrinex/

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