プロロジス、マルチテナント型物流施設と一体運用可能な8棟のHAZMAT倉庫「プロロジスパーク古河6」の開発を計画

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物流不動産の所有・運営・開発のリーディング・グローバル企業であるプロロジス(日本本社:東京都千代田区丸の内、代表取締役会長 兼CEO:山田 御酒)は、茨城県古河市において、化粧品やアルコール類など危険品の保管に適したHAZMAT倉庫*8棟からなる物流施設「プロロジスパーク古河6」の開発を計画していると発表しました。2024年2月に着工、同年12月の竣工をめざしています。

敷地面積は約6,400坪(約21,100㎡)。プロロジスが、多様な用途で利用できるマルチパーパス型ロジスティクスパークとして開発を進めている「プロロジス古河プロジェクト フェーズ2」の敷地(総敷地面積約177,000㎡)内に開発します。

手前:プロロジスパーク古河6開発イメージ手前:プロロジスパーク古河6開発イメージ

■ 安全な保管場所

危険品は、成分容量によってはヘアスプレーや化粧水、香水も含まれることがあり、対象商品は年々増加してきています。そのため、取り扱う企業は、サプライチェーンの最適化への要望や法令順守の意識が高まってきており、全国的にHAZMAT倉庫への需要が急増しています。

ただ、独自で建てるには労力や時間がかかり、資産としての先の見通しも立ちにくいのが現状です。そこで、安全で、受託期間や荷量に応じて賃貸できる賃貸型HAZMAT倉庫のニーズが強まってきています。

HAZMAT倉庫の開発・運営に約15年のノウハウがあるプロロジスは、さまざまな方法で危険品保管のニーズに対応してきた実績があります。今回開発を計画している「プロロジスパーク古河6」は泡消火設備を装備し、コンプライアンス順守の観点から安全な保管場所の需要が急増しているリチウムイオンバッテリーや化粧品、アルコール類などの保管にも対応可能です。

■ 一般倉庫との併用により、配送効率向上・物流コスト削減を実現

「プロロジスパーク古河6」の整備のきっかけは、5月に竣工したマルチテナント型物流施設「プロロジスパーク古河4」併設のHAZMAT倉庫が竣工と同時に満床となり、更なる保管ニーズへの対応が必要になったことです。「プロロジスパーク古河4」の入居企業向け施設としてHAZMAT倉庫を提供することで、普通品と危険品の一体運用をサポートします。

隣接地でのHAZMAT倉庫の併用は、倉庫管理者の人的負担が軽減されるほか、輸配送面でも輸配送距離を短くすることが出来るため、合理的で効率的な運用が可能となります。

「プロロジス古河プロジェクト フェーズ2」について

「プロロジス古河プロジェクト フェーズ2」は、「プロロジスパーク古河4」、「プロロジスパーク古河6」、現在開発中のBTS型物流施設「プロロジスパーク古河5」のほかに、2棟の物流施設の開発を計画しており、現在入居企業を募集しています。

プロロジス古河プロジェクト フェーズ2 開発エリア完成イメージプロロジス古河プロジェクト フェーズ2 開発エリア完成イメージ

さまざまな用途で利用できるマルチパーパス型ロジスティクスパークとして開発を進めており、「プロロジス古河プロジェクト フェーズ2」の各施設へ送電するための特別高圧電力を受電する計画です。これにより、冷凍冷蔵倉庫、工場用途、大規模なマテハンや自動倉庫の導入、館内全域への空調設備など、大量の電気を使用する用途にも対応可能となります。また、工業用水や中圧ガスなど、その他インフラも充実しています。

なお、敷地の北東隣では、「プロロジス古河プロジェクト フェーズ1」として、合計約106,000㎡の敷地に3つのBTS型物流施設「プロロジスパーク古河1・2・3」が稼働中となっています。

■ 茨城県内のプロロジスパーク

プロロジスは、茨城県内において、「プロロジスパーク古河1・2・3」や「プロロジスパークつくば1-A・1-B・2・3」、マルチテナント型物流施設「プロロジスパーク常総」など10棟の物流施設を開発・運営しています。

プロロジスは、今後もお客様のニーズにお応えすべく、物流施設の開発・運営を進めてまいります。

「プロロジスパーク古河6」計画概要

名称

プロロジスパーク古河6

開発地

茨城県古河市北利根16番地

敷地面積

約21,100㎡(約6,400坪)

計画延床面積

約7,800㎡(約2,360坪)

構造

地上1階建、鉄骨造

着工予定

2024年2月

竣工予定

2024年12月

*HAZMAT倉庫。HAZMATとは、「hazardous material(危険品)」を省略した言葉。法律によって危険品と指定されたものを保管する施設をHAZMAT倉庫という。HAZMAT倉庫は建築基準法や消防法といった法律により、危険品の指定数量▽保管する建物の構造▽人員体制--などが厳しく定められており、建設するには消防との事前協議および許可申請も必要になる。

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