あなたはレンタルオフィスを利用したことがありますか。近年、レンタルオフィスが増加し、身の回りに増えてはいるものの、気になっても使い方や使い勝手のイメージがわかないという方が多いのではないでしょうか。そこで今回は、実際にレンタルオフィスを利用したことがある方に、使い方と利点、そして日々の業務でレンタルオフィスを快適に使うためのひと工夫について詳しく聞いてみました。実際に使っている方の経験談がレンタルオフィス利用を具体的にイメージする助けとなり、より快適な使い方のヒントが見つかれば幸いです。
レンタルオフィスを利用しているか
今回のアンケートは全国にお勤めの方を対象に行い、特にRe:ZONEがスモールオフィスを集中的に展開する近畿地方におけるアンケート結果にも詳しく着目して解説していきます。
アンケートでははじめに、レンタルオフィスを利用しているか尋ねました。
今回のアンケートの近畿地方における結果ではレンタルオフィスを利用していると答えた方は33.7%でした。3人中1人がレンタルオフィスを利用していることになり、身近なものであることがわかります。
全国では35.0%で、全国値が近畿より若干高い割合となりました。
なお、レンタルオフィスの用途として多かったのは、
・サテライトオフィスとして(近畿61.3%・全国62.1%)
・起業のためのオフィスとして(近畿16.1%・全国15.0%)
・開業のためのオフィスとして(近畿12.9%・全国10.0%)
の3つで、その他にも、一時的なプロジェクトのためのオフィスや会議スペースとして利用しているという意見等がありました。
利用しているレンタルオフィスに決めた理由
アンケートでは次に、利用しているレンタルオフィスに決めた理由を尋ねてみました。
利用料金等オフィスの条件が良かった
近畿の結果で最も多かったのは「利用料金が手頃(50.0%)」でした。全国でも同様にトップでした(36.2%)。レンタルオフィスの利点はコストパフォーマンスの良さと考える方が多く、レンタルオフィスを選定する上で利用料金はやはり重要視されていることが分かりました。
他にも、レンタルオフィスを契約する上での条件が決め手になったものには、「広さ・設備等が条件に合っている(近畿12.5%・全国17.7%・ともに3位)」という意見も多く見られました。
なお、利用しているレンタルオフィスに決めた理由に関しては、近畿・全国とも、多かった意見のランキングは全て同じでした。
オフィスの立地条件が良かった
第2位・第4位・第5位はオフィスの立地条件に関するものでした。レンタルオフィスを選ぶ上でオフィスの場所がいかに重要かが分かる結果となりました。希望が多かった立地としては、
・勤め先オフィスに近い(近畿15.6%・全国19.9%)
・勤め先と自宅の中間地点にある(近畿9.4%・全国14.2%)
・クライアント・工場等に近い(近畿9.4%・全国8.5%)
のようになり、仕事の現場に近いレンタルオフィスが好まれやすい傾向にありました。
レンタルオフィスを快適にするために工夫していることがある
レンタルオフィスは内装・オフィス家具・インターネット環境・空調等が整い、契約してすぐ使える状態になっているのが魅力の一つです。
「そのまま使える環境」が整っているレンタルオフィスですが、それにプラスして、レンタルオフィスを利用している方独自で工夫していることはあるのでしょうか。アンケートでは、レンタルオフィスを快適にするために工夫していることがあるかを尋ねてみました。
近畿地方における結果ではレンタルオフィスを快適にするために工夫していることがあると答えた方は42.4%でした。
全国では41.6%で、全国的に約4割の方がレンタルオフィスを快適にするためのひと工夫をしていることが分かりました。
具体的に工夫していること
そのままでも使えるレンタルオフィスで、さらに快適に過ごすためのひと工夫は具体的にどんなものがあるのでしょうか。アンケートで尋ねてみました。
快適に過ごせる環境を整えるひと工夫
近畿の結果で最も多かったのは「手軽なマッサージ機器やリラクゼーショングッズ(50.0%)」の設置でした。全国では第3位でした(29.0%)。
近畿では、長時間レンタルオフィスで過ごす中で、ラクで快適に働き続けられる環境を好む傾向がありました。
環境整備という点では、同率2位の「空気清浄機や加湿器・扇風機等の空調管理(35.7%)」も多く、全国でも第2位でした(46.8%)。
もちろん、レンタルオフィス自体にも空調が整っていることが多いですが、より好みの状態にプラスする方が多く見られました。
作業環境の使い勝手を良くするひと工夫
近畿で第2位・全国で第1位だったのは「収納を拡充して整理整頓しやすく(近畿35.7%・全国51.6%)」でした。レンタルオフィスにもオフィス家具はあるものの、必要最低限である場合も多いため、必要な収納をプラスすると使い勝手が良くなると感じた方が多いようです。
また、レンタルオフィスのオフィス家具にプラスしてより作業環境の使い勝手を良くする工夫として「ハイテーブル等を設置して働きやすい環境づくり(近畿21.4%・全国35.5%)」という意見もありました。
ひと工夫を見ていくと共通していることは、基本となるレンタルオフィスの設備を好みに応じてカスタマイズすると、より快適な作業環境になることだと言えるのではないでしょうか。
レンタルオフィスを利用して感じた利便性
アンケートでは、レンタルオフィスを実際に利用している方に、利用して感じた利便性について意見を尋ねました。多かった意見とその具体的な内容を抜粋してご紹介します。
■回答者の意見
・第1位「すぐに業務を開始できる(近畿51.6%・全国54.0%)」
-
最初から環境が整っており、すぐに業務が始められて気持ちがいい。私の利用したレンラルオフィスは景色が良く、爽やかな気持ちで利用できた。(30代・事務)
-
必要な設備が揃っていたので、すぐに業務に取り掛かることが出来て便利でした。(30代・自営業)
・第2位「初期費用や利用料を抑えられる(近畿32.3%・全国27.7%)」
-
自分で色々と準備しなくて良いので経費を抑えることができ、プリンターも設置されているから仕事に集中できます。(40代・フリーランス)
-
値段を安く抑えて一等地の住所をもらうことができるのでその点がありがたいなと思いました。(20代・大学生)
・第3位「増員や場所の変更等フレキシブルに動ける(近畿・全国共16.1%)」
-
コロナ禍の密を避けることがきっかけとなって利用検討されたものだが、それ以外にも費用面や人員移動などのメリットもあり、コロナ禍が落ち着きつつある今後も有効活用したいものだと感じた。(20代・会社員)
-
着工から竣工までに限定的な期間使用するには非常に便利であり、現場に建築される掘っ立て小屋とは比べ物にならないほど快適で便利(50代・設計士)
レンタルオフィスはコストパフォーマンスがよく、すぐ使えて自由度が高い形態が便利だという意見が多くありました。
そして、基本となるレンタルオフィスにプラスして好みの環境にしていくことで、レンタルオフィスはさらに使いやすくなると言えるでしょう。
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調査結果を受けてのまとめ
今回はアンケート結果をもとに、全国と近畿地方との比較を踏まえながらレンタルオフィスの利用率・用途・利用のメリット・より快適に利用するための工夫についてお話しました。
3人中1人の割合で利用経験があるレンタルオフィスは私たちにとって身近な存在になってきており、会社の拠点・サテライトオフィス等から一時的なプロジェクト・イベント等での利用までさまざまな用途で活用されています。
基本的なオフィス機能が契約後すぐに使えるのがレンタルオフィスの利点ですが、そこに自分好みの環境づくりをプラスしていくことで、日々の業務をより快適にできることがわかりました。
あなたも、企業として、そして個人として、快適な作業環境を利用できるレンタルオフィスを是非検討してみてはいかがでしょうか。
【調査概要】
調査対象:レンタルオフィスユーザー調査
回答数:400サンプル
回答期間:2023年6月14日から6月18日までの5日間
調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ
■会社概要
社名 :株式会社 K-FIRST (ケーファースト)
所在地 : 〒541-0043
大阪市中央区高麗橋2-3-15-1F
(北浜事業所)
代表者 :代表取締役 田中 健司
資本⾦ :2,000万円
設⽴ :平成26年1⽉6⽇
事業内容:ビル管理業
RE:ZONE事業
運営サービス「Re:ZONE」(https://rezone.co.jp/)