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資金調達の目的
CaTeは、外来心臓リハビリを自宅で行うことができる心臓リハビリ治療用アプリ等の開発を行っています。アプリには、運動療法だけでなく、日々のバイタルデータ共有、生活食事管理などの行動変容を促す機能も搭載されており、包括的な心臓リハビリを提供します。
この開発に関連して、2023年5月に藤田医科大学病院における心臓リハビリテーション医療機器プログラムの医師主導試験が開始されています。
心疾患患者は超高齢社会において年々増加しており、再入院・死亡率の減少のためには、心臓リハビリが有効であることが知られています。実際に心臓リハビリを行うことにより、例えば心不全患者における再入院率が約30％低下すると報告されています。
しかし、日本においては、心臓リハビリを実施可能な医療機関が限られていることや患者の通院負担等から、外来心臓リハビリへの参加率は約7％と低く、結果として心不全患者の多くが再入院を繰り返し、医療費負担が発生しています。そのため、上記の問題を解決するための遠隔心臓リハビリシステムの早期社会実装が望まれています。
CaTeはこの社会課題に対し、事業を通じて、「Exercise is Medicine」の考えと文化が浸透し、より健康的で活気ある社会の創造を目指していきます。今回、そこに至る道筋を体系的に図示化したロジックモデルを策定しました。
この度調達した資金により、社会課題を解決するべく、プロダクトの開発を加速していくほか、臨床研究・薬事・品質保証にわたる組織体制の一層の強化を進めてまいります。
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今回の引受先（＊敬称略、順不同）
・新規投資家: ジャフコ グループ株式会社、東京ウェルネスインパクトファンド（無限責任組合員：虎ノ門インパクトキャピタル合同会社）
・既存投資家: Samurai Incubate Fund 7号投資事業有限責任組合（株式会社サムライインキュベート）
■ 投資家からのコメント
＜新規投資家＞
・ジャフコ グループ株式会社
チーフキャピタリスト 沼田 朋子氏、アソシエイト 山崎 由貴氏
心疾患の患者さんにとって、心臓リハビリは再入院率を軽減するために重要なものですが、仕事や家庭の事情による通院負担などの理由から、外来心臓リハビリへの参加率が低いことが課題です。
安全に、手軽に、有効な遠隔心臓リハビリ治療用アプリを開発するCaTeに強い期待を感じ、ご出資させていただきました。寺嶋さんを始めとするチームの皆さんとともに、10年後の日本の医療を大きく前進させるべく、支援して参ります。
・東京ウェルネスインパクトファンド・虎ノ門インパクトキャピタル合同会社・株式会社キャピタルメディカ・ベンチャーズ
代表取締役 青木 武士氏、マネジャー 後町 陽子氏
代表の寺嶋さん率いる素晴らしいチームであるCaTe社に出資させていただき大変うれしく思います。CaTe社が取り組む心臓リハビリテーション領域はその患者数の多さ、患者さんの生活・生命に影響するという重大さ、さらには有効な改善手段が存在するにもかかわらず、患者さんに届いていないという面からも国内外において大きな社会課題であるといえます。この解決を目指すCaTe社のチャレンジを心から応援するとともに、目指す世界の実現にむけてインパクト・測定マネジメント（IMM）の実践を通して最大限の支援をしてまいります。
＜既存投資家＞
・株式会社サムライインキュベート
Partner 會 義貴氏
シードラウンドに続いて追加出資をさせていただきました。短期間でチーム体制がさらに強化されたこと、また本ラウンドで新たに素晴らしい投資家の方々にご賛同頂けたことで、CaTeの見据える運動療法を起点とした医療の実現にむけてまた一歩大きく前進できたのではないかと感じております。CaTeの目指すビジョンの達成に向けて引き続きご支援させていただきます。
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株式会社CaTe 代表取締役 寺嶋 一裕のコメント
今回のシリーズA資金調達ラウンドでは、素晴らしい投資家の皆様にご参画頂き1stクローズを迎えることができました。当社は心疾患を始めとする患者様に適切な運動療法と行動変容を提供し、より健康な未来を創るために挑戦を続けています。皆様のご支援に感謝を申し上げるとともに、決意を新たにして研究開発を進めてまいります。
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会社概要
会社名：株式会社CaTe（CaTe Inc.）
代表者：代表取締役 寺嶋 一裕
所在地：〒113-0033 東京都文京区本郷5-25-13 スカイビジョンビル5F
設 立：2020年3月18日
取得許認可：第二種医療機器製造販売業（13B2X10514）
URL：https://cate.co.jp/
