アメリカでは、日本と異なり、銀行や証券口座を平均的に3〜5年程度使用せずに放置をすると、その中の資産は各州政府に移管されてしまいます。 これを未請求資産(unclaimed property)といいます。これらの米国の未請求資産の全体像に関しては不明な点が多かったため、このたびA.I海外資産回収代行センターにおいて、総数や金額の概要に関する調査を実施致しました。
【未請求資産とは】
海外赴任や留学などで外国に長期在住する在留邦人は、現地の銀行などの金融機関に口座を作りますが、日本への帰国後も口座やその中の金融資産をそのままにしておく場合も多くあります。しかし、アメリカでは、日本と異なり、銀行や証券口座を平均的に3〜5年程度使用せずに放置をすると、その金融口座は廃止され、中にある現預金などは各州政府に移管されてしまいます。 これを、米国未請求資産 (unclaimed property) といいます。
日本人にとって、この仕組みは馴染みのあるものではないため、各州政府に移管され米国未請求資産となった後も、長い年月放置されたままになっているケースも多く見られます。また、相続人などは、親などが持っていた未請求資産の存在自体を認識していない場合さえ見られます。
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アメリカに未請求資産を残す日本人は延べ約65万人、未請求資産の総額は約460億円と推計される。
調査の結果、アメリカ全体で未請求資産を残している日本人は延べ人数で64万人にのぼると推計されました。そして、アメリカで在留邦人が多く住む上位5都市圏、ロサンゼルス都市圏、ニューヨーク都市圏、ホノルル、サンノゼ都市圏、サンフランシスコ都市圏において未請求資産を残している日本人は、それぞれ、延べ8万人、6万人、4万人、4万人、3万人と算出されました。
また、米国全体での日本人の未請求資産の総額はおよそ462億円と推計されました。上にあげた5都市圏では、それぞれ、73億円、42億円、26億円、26億円、14億円になります。
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アメリカに$1000以上の未請求資産は、人数の割合は全体の5%にすぎないが、金額としては全体の約86%を占めていると推計される
アメリカで日本人の残している未請求資産のうち、$1000以上の資産は、人数ベースでは約3万人(アメリカで未請求資産を残す日本人64万人の5%)であるのに対して、金額ベースでは396億円(アメリカの日本人の未請求資産総額462億円の86%)になります。
【まとめ】
今回の調査の結果、約65万人もの日本人の金融資産が、アメリカの各州政府に移管されたまま放置されていると判明した。その総額は約460億円にものぼると推定される。
特に$1000以上の未請求資産を残す3万人の対象者が、この事実を認識して回収手続きを行うだけで、総額およそ400億円を取り戻すことができる。
【調査方法】
・調査主体:自社調査
・調査方法・対象:詳細に情報開示されているCA州のunclaimed propertyのサンプルを取得・集計し、外務省の在留邦人の人口統計等に基づき全米に当てはめて推計
・調査サンプル数:9,822サンプル
・調査期間:2023年5月1日~6月28日
・その他:為替レートは2023年6月28日時点での1ドル144円で計算
【A.I海外資産回収センターついて】
当センターは、アメリカの未請求債権を回収する手続きのサポートを行っています。手数料は3.6万円[税抜]という業界最安値で、お客様に大きな負担をかけずに回収行って頂くことができるのが、当センターの特徴です。
各種、キャンペーンも実施していますので、詳しくはお問合せ下さい。
<本調査・本リリースに関するお問合せ>
A.I海外資産回収センター
〒108-0075 東京都港区港南4-6 (担当:岩田)
問合せアドレス: info@ai-unclaimedproperty.com
ウエブサイト:http://ai-unclaimedproperty.com/