ちとせグループ、株式会社資生堂より10億円を調達、戦略協業契約を締結へ ―化粧品業界における藻類をベースとした循環型のモノづくりを加速―

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バイオエコノミーを主導する “ちとせグループ” は、株式会社資生堂を引受先として第三者割当増資により10億円の資金調達(※1)を実施し、同時に戦略協業契約(※2)を締結したことをお知らせいたします。国内トップシェアを走り続ける資生堂との提携により、共に化粧品業界における藻類をベースとした循環型のモノづくりを加速させてまいります。

藻類は太陽の力を元に、二酸化炭素からタンパク質・脂質・炭水化物などの多様な有機物を効率的に生成します。また、砂漠や荒地のような農業利用が難しい土地でも生産可能であり、且つ陸上植物と比較して圧倒的なバイオマス生産効率を誇ることから、太陽光を唯一のエネルギー源として生産する場合においては有限な化石資源に依存しない新たな資源となる可能性を秘めています。

ちとせグループでは上記の理由から「藻」に着目し、2021年春より石油産業に代わる藻類基点の新産業を構築するプロジェクト『MATSURI』を主導しています。太陽光を唯一のエネルギー源とした藻類の大規模生産を行うと同時に、燃料をはじめプラスチックや食品、化粧品など人々の生活を支える藻類製品を社会に普及させる取り組みを様々な立場や業種の他機関と協働して進める取り組みです。

資生堂には、2022年4月より「美の力を通じて“人々が幸福を実感できる”サステナブルな社会の実現」をめざしMATSURIにご参画いただいております。そしてこの度の提携により、ちとせグループと資生堂は、藻類を利用した化粧品原料および化粧品容器に係る原料の開発および量産化、更には将来的な食品事業に活用できる原料開発などを視野に、MASTURIの活動を通じた循環型のモノづくりを加速し、グローバル化粧品市場を刷新するサステナブルな価値創造をリードしてまいります。

※1:資金調達は、ちとせグループの統括法人であるCHITOSE BIO EVOLUTION PTE. LTD.にて実施

※2:戦略協業契約は、ちとせグループの中核法人である株式会社ちとせ研究所にて実施

<MATSURIプロジェクトについて>

"MATSURI"藻類産業構築プロジェクト ~藻 製品で実現するカーボンニュートラル~
燃料、プラスチック、塗料、生活資材、脱化石資源、カーボンニュートラル、サステナブル、エシカル消費、未来プロジェクト、藻類、バイオマス、SDGs、MATSURIプロジェクト、環境保護、

太陽光を唯一のエネルギー源とした藻類の大規模生産と事業化に強みをもつちとせグループが主体となり、日本を代表する企業群・行政と共にこれまで誰も成し得なかった藻類産業を構築するプロジェクト。MATSURIの名の通り、人類史上に残るお祭りとするべく、藻類の活用を通じたサステナブルな社会づくりを構築します。MATSURIでは、藻類産業の構築に向けて、業種や規模を問わず、更に様々な企業の皆様のご参加をお待ちしております。お問い合わせはこちら(https://matsuri-partners.chitose-bio.com/contact)から。

  

<ちとせグループ概要>

ちとせグループ | ちとせ研究所を中核企業とするバイオベンチャー企業群
ちとせグループは、東南アジアと日本を中心に活動するバイオベンチャー企業群。千年先まで続く豊かな世界の実現に貢献するため、生き物(主に微生物、藻、動物細胞)の能力を活かした事業を展開しています。

ちとせグループは、世界のバイオエコノミーをリードするバイオ企業群です。千年先まで人類が豊かに暮らせる環境を残すべく国や多くの企業と協力し、経済合理性を成立させながら技術を社会に展開しています。

◯ちとせグループ全体を統括する「CHITOSE BIO EVOLUTION PTE. LTD.」の概要

・設立:2011年10月

・本社:シンガポール

・代表者:CEO 藤田朋宏 Ph.D.

◯ちとせグループの中核法人として、技術開発・事業開発を行う「株式会社ちとせ研究所」の概要

・設立:2002年11月

・本社:神奈川県川崎市

・代表者:代表取締役 CEO 藤田朋宏 Ph.D./代表取締役 COO 釘宮理恵

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