2023年日本民間放送連盟賞・ラジオ近畿地区審査会においてABCラジオの番組が2部門で最優秀賞を受賞!

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生ワイド番組部門では「ウラのウラまで浦川です」教養番組部門では「笑い飯哲夫のしんぶん教室」が最優秀賞を受賞。

2023年7月4日(火)に、2023年日本民間放送連盟賞・ラジオ近畿地区審査会が行われ、2部門でABCラジオの番組が最優秀賞を受賞しました。

 

「ウラのウラまで浦川です」が2023年度 日本民間放送連盟賞 ラジオ近畿地区審査会の生ワイド番組の種目で1位となりました。また、「笑い飯哲夫のしんぶん教室」が2023年度 日本民間放送連盟賞 ラジオ近畿地区審査会の教養番組の種目で1位となりました。

 

この番組は中央審査へ進み、審査の結果は9月に発表される予定です。

 

受賞番組について

■生ワイド番組部門

【タイトル】「ウラのウラまで浦川です」

【放送日時】2022年6月22日(水) 15:00~17:45

【制作意図】

月曜日~木曜日の午後3時より生放送、ABCアナウンサーの浦川泰幸がメインパーソナリティをつとめるワイド番組です。彼の魅力ある個性と話術を中心に、真正面からリスナーと向き合う番組です。熊本出身、独身の52歳。母を故郷から呼び寄せ、料理も家事もこなし面倒を見る「親孝行息子」。小学生の時から新聞を熟読し、政治・経済の授業が大の得意だったという彼が、その知識や経験をフル活用してしゃべり続けます。ABCテレビでは朝や夕方の看板番組のキャスターを務め、全国ネットの長寿クイズ番組「アタック25」の司会もこなした彼が、自身のこれまでの人生や生い立ち・性格・性分を正直に吐露し、その人生観を大いに披露しつつ、時には正義感のあまり激怒したり涙声になったりという感情の起伏もありながら、各曜日のパートナーと多種多様なコーナーを連日展開します。そのアナウンサーという領域を超えた「浦川ワールド」に引きこまれるリスナーも非常に熱が高く、メールやSNSでの反応も非常に多く、全国の老若男女に熱烈ファン層が広がっています。いまやABCラジオの大人気看板番組です。(と、本人に言うと「徳が下がる」と嫌がります。)

特に人気なのが、各新聞夕刊の記事を紹介しながら解説するコーナー。ニュース番組でもやわらかい内容のネタを扱うことの多い昨今、経済や国際ニュースなど硬そうなネタも彼の独特のトークでわかりやすく、的確に、深く深く解説するため、リアルタイムでもタイムフリーでも聴く人が増えています。

 

【番組内容】

この春まで水曜日のパートナーとしてレギュラー出演の亀石倫子さんは弁護士さん。普段なかなか聞くことのできなかった法律の話や弁護士界隈のウラ話など、「なるほど!」と言いたくなる貴重な話題を、番組開始以来いろいろと紹介してくださいました。中でも、4度目の再審請求が出された「大崎事件」について、この番組で彼女が解説したところ、「これまでこの事件のことを知らなかった」「証拠について新しい情報が出てきたなら裁判すればいいではないか」「冤罪などは他人事ではない」など、リスナーのみなさんから多くの反響をいただきました。そうした反響もご紹介しつつ、番組では5月に、20年近く弁護を続けている鴨志田祐美弁護士をゲストとして迎え、丁寧に時間をかけてお話を伺うなど、ラジオ生ワイド番組としては特段の取り組みを重ねてきました。

この放送日6月22日は、鹿児島地裁が再審請求についての決定を出す日。亀石弁護士は鹿児島から東京へ移動し記者会見のため、この日のラジオには電話出演。隔週出演のネイビーズアフロ・みながわさんは初めてのメイン席で浦川アナと向かい合うことになりました。

前週「いい結果でありますように」と亀石弁護士を送り出しましたが、まさかの棄却の決定。このニュースをどのように受け止め伝えるか、亀石弁護士はどのように電話で話すのか、リスナーからの反応はどうなるのか、そして初めてのメイン席でお笑い芸人・みながわはどんな球を浦川に投げるのか。非常に聴きごたえのある放送回です。

 

【出演】

浦川泰幸(ABCアナウンサー)・亀石倫子・ネイビーズアフロ みながわ

 

【制作関係者】

プロデューサー:今澤圭輔

ディレクター:小迫綾佑

構成作家:原口俊之

 

■教養番組部門

【タイトル】「笑い飯哲夫のしんぶん教室」

【放送日時】2023年1月9日(月) 17:25~17:55

【制作意図】

紙媒体としての新聞の良さを再認識しよう、というのが最大の狙いです。興味を持った見出しだけをクリックするネットニュースとは違い、なんとなく目についた記事までつい読んでしまう一覧性こそが新聞の特徴。番組でも、授業で扱う記事の候補はジャンルも硬さもなるべく多岐にわたるようセレクトしています。また新聞記事の授業を通じて、世代間の感性のギャップが感じられるのも番組の魅力です。出演してくれる小・中学生にとっては物心ついた頃からスマホがあり、我々が子どもの頃よりも、より多様性を前提とした教育を受けています。大人たちが重く考えてしまいがちなジェンダーやSDGsといった話題も、子どもたちにとってはむしろ当たり前の話だったりします。出演者も制作者も子どもの何気ない一言から学びを得ています。リスナーにとってもそうであれば嬉しいです。

また収録番組でありながら、生放送のような「水物感」がある番組です。記事の内容が子ど

もたちに響かず苦労することもありますし、逆に想像よりも知識が豊富で哲夫さんを困らせることも。この放送回でも、子どもからの質問が鋭すぎて、哲夫さんがたじろぐ場面があります。その中で少しでも記事を理解してもらうため、哲夫さんは新聞記事について私見を述べるのは番組の前半に留め、子どもに授業する際は記事の解説に終始します。

少しでも疑問や気づきを持ち帰ってもらうため、要素を絞って丁寧な授業を心掛けています。夏休みなど長期休暇は直接スタジオに来てもらったり、親子で出演してもらったりと、今後のより広がりのある番組作りを目指しています。

 

【番組内容】

昨年9月にスタートした、朝日新聞社の1社提供で制作している番組です。

前半は朝日新聞に掲載されている記事を斜め読みし、後半はその記事をビデオ会議で繋いだ小中学生に分かりやすく解説するのが主な内容です。担任を務めるのはお笑い芸人の笑い飯・哲夫さん、副担任は朝日放送の小寺右子アナウンサーです。哲夫さんは芸人でありながら、「子どもたちが経済的な理由で塾通いを諦めないで済むように」という思いから、格安の学習塾を経営しています。言い回しやトーク展開の端々に、そうした教育への熱意が感じられます。また画面越しの子どもの緊張をほぐしたり、前のめりにさせる話術には、お笑い芸人としての力量をひしひしと感じます。

2023年1月9日放送回は、オランダに住む小学5年生の男の子に対し、「うるう秒」にまつわる記事を解説しました。哲夫さんが先生然とした振る舞いをしつつユーモアを交えることで、飽きずに聴けるトークを展開しています。

授業の形をとりながらも、子どもの考え方やオランダの文化・生活にも触れることで、大人にとっても子どもにとっても学びがある番組内容になっています。コロナ禍によって、放送業界はリモート収録を見出しました。苦肉の策だった一方で、遠く離れた相手と顔を見ながらトークするということのハードルは大きく下がりました。子どもたちは自分の家から参加できるので、リラックスして臨めるという利点もあります。新たな技術をもって「新聞を読んで親が子に教える」という古き良き風景を見せてくれる教養バラエティ番組です。

 

【出演】

笑い飯 哲夫・小寺右子(ABCアナウンサー)

 

【制作関係者】

プロデューサー:梶原英明・西村晃介

ディレクター:小迫綾佑

構成作家:戸高米友見

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