【Biodata Bank】静岡県浜松市と共同で、消防職員の新たな熱中症対策に向けた実証実験を開始

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Biodata Bank株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役 安才 武志、以下「Biodata Bank」)は静岡県浜松市(市長 中野 祐介、以下「浜松市」)と連携し、訓練等で活動する消防職員に当社の「熱中対策ウォッチ カナリア(以下『カナリア』)」を配布し、着用中の体温データから熱中症リスクの分析を行います。

  • 実施概要

【名称】

消防職員の体温データを分析し、革新的な熱中症対策の提案を行うための実証実験

【期間】

令和5年7月3日 (月) 〜令和5年9月29日 (金)  (予定)

【概要】

訓練等で活動する消防職員にカナリアを着用して活動中の体温データを取得し、活動時の熱中症リスクの把握と対応を検証

【使用機器】

熱中症のリスクを検知するウェアラブルデバイス「熱中対策ウォッチ カナリア」

  • 実施の背景

浜松市では、熱中症予防啓発事業や熱中症リスク評価を実施し、継続的に熱中症対策に取り組むため、浜松市・事業者・市民等が一体となった熱中症対策に係る取り組みを実施されています。

中でも、浜松市消防局では気温が上昇する6月〜9月において、隊員の熱中症を予防するため労務管理をに力を入れて取り組まれており、この労務管理を効果的に実施するため深部体温の変動を分析し、隊員の体調管理の効率化を目的として実証実験を行います。

さらに、今回の実験結果を浜松市の各部署において取り組んでいる熱中症対策の検証に反映させることで、浜松市全体の熱中症対策の強化を目指します。

Biodata Bankでは、スペインのカタルーニャ州で自治体がカナリアを購入し、消防職員が活用している事例があります。

  • 「熱中対策ウォッチ カナリア」とは

熱中症を未然に防ぐ、リストバンド型のウェアラブルデバイスです。

特許取得済みの深部体温推定技術と、独自のアルゴリズムを用いて着用者の熱中症リスクを検出し、熱中症の二歩手前でアラーム音と LED でお知らせします。
販売から3年で累計販売台数 40万台を突破しました。企業様を中心に幅広くご利用いただいております。
入電して手首に装着するだけのシンプルな仕様で、老若男女問わずご使用いただける製品です。

各省庁との実証、フランス建設業の安全を取りまとめるOPP-BTPとの実証でも、高く評価いただいております。
【公式HP】https://biodatabank.co.jp/ja/

  • Biodata Bank 会社概要

2018年に創業し、世界初となる非侵襲で深部体温を推定する技術を開発しました。これまで体温は、体調が悪い時や異常を感じた時にのみ計測する点のデータとなっておりましたが、連続的にデータを取得することで新たな価値を創出することができます。現在は、熱中症予防ウェアラブルデバイス「熱中対策ウォッチ カナリア」を展開しております。
Biodata Bankは他産業で取得できるデータも活用し、様々な課題解決を通してより豊かな生活を実現します。

〜 各省庁とのお取り組み 〜

【2019年】
・環境省と共同で「人体の熱ごもりを測定するデバイスを用いて『個人』にフォーカスした新しい熱中症対策の検討事業」として実証実験を行う

【2020年】
・環境省、埼玉県、日本工業大学と共同で「リスクと予防対策の見える化による熱中症注意喚起事業」として実証実験を行う

【2021年】
・国土交通省 NETIS を取得し、「熱中対策ウォッチ カナリア」が公共工事の入札時、施工完了後に「工事成績評点」の加点対象となる
・経済産業省より健康経営の取り組みとして、当製品を用いた事例をご紹介いただく

【2022年】
・農林水産省が発行するカタログ「農林水産業における熱中症対策アイテム集」に掲載
・フランス建設業災害防止団体 OPP-BTP より「熱中対策ウォッチ カナリア」が 熱中症対策として有効と認められレポートが公開される
・厚生労働省より、職場における導入しやすい熱中症対策事例としてご紹介いただく

【2023年】
・国土交通省 NETISでの活用効果調査件数が492件となり (2023年6月時点) 、登録技術2,919件の中で6番目 (熱中症対策分野では第1位) の活用効果調査件数となったことで、これまでの実績が評価され最高ランク「-VE」に認定されました。

※「-VE」とは:国土交通省より有用技術と認定された証であり、施工完了後だけでなく入札時にも加点される場合があります。

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