アドベンチャーワールド(和歌山県白浜町)は、パンダバンブープロジェクト活動の一環として、2023年6月14日(水)にジャイアントパンダが食べ残した竹の枝葉を有効活用したアオリイカの産卵床を地元の白浜中学校1年生33名と製作し、白浜の海底へ設置しました。
モニタリングを行ったところ、6月17日(土)に伊古木漁港にてアオリイカの産卵を確認いたしました。昨年に続き、2年連続産卵を確認することができました。今後もモニタリングを続けハッチアウト(孵化)まで見守り、産卵、孵化シーズンが終了する8月下旬まで効果を検証します。
〈ポイント〉
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①陸と海の環境課題解決
パンダバンブープロジェクト活動の一環として、和歌山南漁業協同組合協力のもと、白浜町と共同で、
地元和歌山・白浜の自然豊かな海の継承を目的に、ジャイアントパンダが食べ残した竹の枝葉を有効活用した
アオリイカの産卵床を製作し、生物の減少傾向が見られる白浜の海底へ設置しました。
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②環境課題に関する学びの提供
地元の白浜中学校の皆さまと白浜の海の課題について考え、産卵床の製作と設置の活動を一緒に行いました。
まちの環境課題を地域の皆さまが知るきっかけを作り、地域の皆さまと環境を回復させる取り組みを持続的
に行い人と動物と自然の多様性・持続性に満ちた白浜の海を100年先の未来へと贈り継ぐことを目指し
ます。
設置日時:2023年6月14日(水)
設置場所:(1)白良浜沖 (2)円月島付近 (3)伊古木漁港区域内
※(1)、(2)の2か所は今年が初めての設置です。
竹製産卵床について
<設置基数>30基 ※2023年6月23日時点(今後追加で30基の設置を予定しております)
<材 料>孟宗竹の枝葉(パンダの食べ残し)20本、コンクリートブロック
<重 量>約20kg ※1基あたり
【パンダバンブープロジェクトについて】
https://www.ms-aws.com/vision/sustainability/policy02/
里山を荒廃させる竹を伐採し、ジャイアントパンダの食事として活用する
ことで里山の環境を守り、これまで廃棄していたジャイアントパンダ食べな
い竹の幹の部分や食べ残した竹、糞を有効資源としてアップサイクルを推進
するプロジェクトです。
【アオリコミュニティ(YAMARIA)について】
https://www.yamaria.co.jp/activity/aori_com
「アオリイカ釣り」を、釣り人の皆様に末永く楽しんで
頂く為に、 「YAMASHITA」が2006年から取り
組むアオリイカ産卵床設置支援プロジェクト
“アオリコミュニティ”はアオリイカ資源を増やし、アオリイカ釣りを楽しめる環境維持を目的に全国各地の
アオリイカ産卵床設置事業のサポートを行っています。
今回、アオリコミュニティさまの支援を受け活動いたします。
【共催】白浜町
【協力】アオリコミュニティ、白浜中学校、ダイビングセンター「エルマール」、ヒロメラボ、
和歌山南漁業協同組合(五十音順)