- スマホの登場やコロナ禍で出荷台数は減少
1988年にドイツで開催されたフォトキナ(カメラ・写真機材をはじめとした見本市)に登場した富士フィルムのデジタルカメラ「FUJIX DS-1P」が注目されてから、わずか14年後の2002年。デジタルカメラの出荷台数がフィルムカメラのそれを上回って逆転しています。
ところが、CIPA(一般社団法人カメラ映像機器工業会)のよると、デジタルカメラの出荷台数は2008年の1億1976万台をピークに減少を続け、2020年には890万台だと約14分の1まで落ち込んでいます。背景は、スマホの登場と新型コロナによる行動制限です。
一方、デジタルカメラを取り巻く技術の進歩も目覚ましく、レンズ固定式から交換式へ、一眼レフからミラーレスへと潮流が変わり、メーカーも多彩になってきました。
ナビットでは、全国の主婦を中心としたモニター会員1000人を対象に「デジタルカメラについて」アンケートを実施しました。
《調査概要》
調査期間:2023年5月
サンプル数:男女1000人
調査方法:インターネット調査
- デジカメを持っている人は6割
【調査】
質問:デジタルカメラを持っていますか?(スマホやPCは含まない)(対象:1,000名)
スマホやパソコンに付属したカメラを除くデジタルカメラを「持っている」人は60.2%。
しかし、残りの「持っていない」人の多くは、カメラ機能付きのスマホを持っていますから、広い意味でのデジタルカメラの恩恵を受けている人は100%に近いと言ってもいいでしょう。
- デジタルカメラにかける金額は5万円以下が半数
【調査】
質問:デジタルカメラにかける金額はいくらくらいですか?(対象:1,000名)
本格的な一眼レフ・デジタルカメラとコンパクトなデジタルカメラを金額で線引きするのはむずかしいですが、上位3つの「5万円以下」の合計が49.1%とほぼ半数を占めるのに対し、5万円を超える人は6.1%と少ないですね。安くても性能の高い製品が販売されていますから、コンパクト・デジカメで十分という層が多いということでしょうか。
- 購入の理由で多いのは「風景」と「子ども」の撮影
【調査】
質問:デジタルカメラを購入する理由は何ですか?(複数回答可、回答数:1633)(対象:1,000名)
「風景の写真を撮るため」16.9%と「子どもの写真を撮るため」13.7%を合わせると回答数の約3割に当たります。その次に「画質がいいから」9.6%、「機能面が優れているから」6.9%となっています。
- 選ぶポイントは「価格」「画質」機能・利便性」
【調査】
質問:デジタルカメラを選ぶポイントはどこですか?(複数回答可、回答数:2188)(対象:1,000名)
デジカメを選ぶときのポイントは「価格」「画質」「機能・利便性」のトップ・スリーを合わせると、回答数の51.6%を占めています。「メーカー・ブランド」で選ぶ人は回答数の8.4%にとどまっています。
- あなたが欲しいデジタルカメラの機能は?
【調査】
質問:「あったらいいな」と思うデジタルカメラの機能はありますか?(フリー回答)(対象:1,000名)
フリー回答ですが、85%が「なし」でした。コンパクト・デジカメが多く、価格相応の機能で満足ということでしょうか。求める機能で多いのは「スマホとの連携」「画像の加工」「手振れ防止」「動画の撮影」などでした。
回答の一部を原文のまま紹介しましょう。
・デジカメの機能をスマホにアプリで連動できる機能。
・加工、修正機能。切り抜き機能。文字入れ機能。
・撮って直ぐにその場で加工できる技術・機能性UP
・手ブレ補正機能がついていてもブレることがあるので、必ずピントが合う機能があると嬉しい
・通信機能を内蔵していて、撮ったらすぐSNSに投稿できる。
- 富士フィルムと米イーストマン・コダック
デジタル化の前のカメラに使われたロールフィルムは1889年にコダック社から発売されました。フィルムの時代は100年以上も続き、この間、コダック・ブランドは世界トップの座に君臨し続けました。
ところが、デジタルカメラの登場で、あっという間にフィルム需要は激減。デジタル化に対応できなかったコダック社は2012年に破産します。
一方、日本のフィルム・メーカーのトップ・富士フィルムはデジタル化を推進するとともに、ヘルスケアやバイオ医薬品など多角化を進め、2011年の決算ではフィルムが全売上げに占める比率は1%未満にまで下がっています。
カメラのデジタル化は、世界の一流企業の運命を左右するほどのインパクトを与えたのです。
- 「1000人アンケート」とは
「1000人アンケート」は、回答モニター付きのアンケートサービスです。回答モニターは主婦を中心とした全国63,400人のうちの1000人がアンケートにお答えします。カード決済のWebサービスですので、24時間365日稼働しており、ビジネスのスピード感を阻害しません。プリセットを使ったアシスト機能で始めての方でも簡単にアンケートが始められます。
- 1000人アンケートの特長
1.アシスト機能を使って設問を自分で編集
2. 全国63,400人の主婦層(20代~)が最短2日で回答
3. データレポートやテキストマイニングも対応(オプション)
4. カード決済なのでいつでもアンケート実施が可能
- 1000人アンケート価格表
ナビットの「1000人アンケート」是非ご利用ください!
★「1000人アンケート」詳細はこちら★
https://survey.navit-research.jp/
★「1000人アンケート」お申し込みはこちら★
https://survey.navit-research.jp/welcome/sign_up
【会社概要】
■会社名 株式会社ナビット
■代表者 代表取締役 福井泰代
■設 立 2001年1月
■所在地 東京都千代田区九段南1-5-5 九段サウスサイドスクエア8F
■TEL 03-5215-5713
■FAX 03-5215-5702
■URL https://www.navit-j.com/
■E-Mail webmaster@navit-j.com
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