血流解析™を行うCardio Flow Designが文科省研究機関認定

この記事は約4分で読めます。
株式会社Cardio Flow Design(本社:東京都千代田区、代表取締役:西野輝泰)は、令和5年3月30日付で文部科学省より科学研究費補助金取扱規程第2条に規定する研究機関としての認定を受けました。
  • 研究機関認定の背景

株式会社Cardio Flow Designは、心臓病の治療に「血流解析™」という技術を導入することで、心臓病の予後予測・早期治療、手術の定量評価を目指して創業されました。

創業当初からMRIやコンピューターシミュレーション、心臓超音波をもとにした「血流解析™」という技術開発を行っており、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)や国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)からの支援を受けながら、論文や書籍などを通じて成果を発信してまいりました。

この度、文部科学省より認定を受け、科学研究費補助金取扱規程(昭和40年3月30日文部省告示第110号)第2条第4項に規定する研究機関となりました。この認定によって自社社員が独自に研究費の取得ができるようになり、また大学で獲得した研究費を保持したまま株式会社Cardio Flow Designに転籍することができるため、大学や研究機関との共同研究を柔軟に行うことができるようになりました。

今後も株式会社Cardio Flow Designは、さらなる技術革新に挑戦し、研究開発を通して医療技術の向上に貢献し続けます。

  • 「血流解析™」とは

「血流解析™」とは、MRIやCT、エコーから得られた医療画像をもとに血流を流体解析し、エネルギー損失などのさまざまな指標を算出し、血流を可視化する技術です。東京大学医学部の学生であった板谷慶一博士が、流体力学を血流に応用しようと試みたことからこの技術が生まれました。最近のMRI装置やコンピューター技術の進歩により、「血流解析™」は急速に進化しており、現在ではカラー3次元構造に時間軸を足した4次元のデータも解析することができるようになりました。

「血流解析™」は非侵襲的であり、血流シミュレーションもできるため、現在、心臓外科領域では血流を評価してから心臓手術計画を立てるというような試みも多く実施されています。

  • 株式会社Cardio Flow Designについて

株式会社Cardio Flow Designは「血流解析™で医療を変える」をミッションとし、血流による診断が簡単に行える世界を目指し、現役医師の2名で創設したベンチャー企業です。IT技術やCT・MRIの発展により、体内の血流の状態を詳しく知ることが可能になりました。同社は「血流解析™」によって将来の疾患を予想したり手術計画に応用したりする技術で循環器内科や心臓血管外科の診断・治療に大きなイノベーションを起こす事を目的としています。

《歩み》

・2018年日本医療研究開発機構(AMED)の医工連携事業化推進事業として採択される

・2021年日本医療研究開発機構(AMED)の⼩児⽤医療機器の実⽤化を⽬指す医師主導治験・臨床研究に採択される

・2021年「富岳」の産業試行課題に採択される

・2022年国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の未来社会創造事業に採択される

・2022年公益財団法人PwC財団の医療助成事業として採択される

【会社概要】

社名   : 株式会社Cardio Flow Design

所在地  : 102-0082 東京都千代田区一番町22-3

代表   : 代表取締役 西野輝泰

事業内容 : アプリケーションの開発及び販売

URL   : https://cfd.life/about/

Facebook:https://www.facebook.com/CardioFlowDesign

タイトルとURLをコピーしました