この実態調査の結果に加え、メディリードが提供しているiCRIDE®に収録されているフェムテック領域の調査データを用いて、日本社会において女性の働きやすさを妨げている要因や、それらについて女性がどう感じているかを多角的に検証しレポートを作成しました。
※iCRIDE®: 生活者心理を可視化するマーケティングデータベース、様々なヘルスケア産業領域における消費行動理由や生活者背景について継続的に定点調査したデータを収録しています。
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調査結果抜粋
【職場における働きやすさ】現在の職場が「自分自身にとって」働きやすいと回答した方は各年代で50~55% <図1>、「女性全般にとって」働きやすいと回答した方も年代通して50%前後となり<図2>、今回の調査対象となった女性が勤務する職場の半数以上は働きやすいと認識されていました。
【女性管理職について】管理職の男女比については、男性管理職の方が多いと回答した方が56%に上りました。業種別では建設業、製造業、運輸業において男性管理職が多いと回答する方が多く、逆に医療・福祉、学術・研究、教育では男女同じか女性管理職の方が多い職場が目立ちました<図3>。管理職経験のない方へ、今後の管理職への昇進意向を確認したところ、実に90%の方々が「管理職にはなりたくない」と回答しました<図4>。
【男女の賃金格差】男女間での賃金格差を感じている女性は30代~60代では55%でしたが、20代では40%程度と他世代と比べて低い結果となりました<図5>。これは若い世代では昇給・昇格の機会や結婚・出産といったライフイベントがまだ少ないことを反映しているかもしれないです。
【家事・育児における負担】家事や育児の負担については、共働き世帯で女性の負担が大きいと感じている方の割合が60%~70%という非常に高い結果となりました<図6><図7>。
詳細な情報は本レポートに掲載しております。 https://www.icride.net/report-dl-20230518
<図1> 現在の職場が自分自身にとって働きやすいか(就労中の女性3,251名の回答)
<図2> 現在の職場が女性全般にとって働きやすいか(就労中の女性3,251名の回答)
<図3> 勤務先における管理職の男女について(就労中の女性3,251名の回答)
<図4> 管理職への昇進意向(管理職経験のない就労中の女性2,881名の回答)
<図5> 男女間での賃金格差を感じるか(女性5,224名の回答)
<図6> 配偶者・パートナーとの家事負担について(パートナー・配偶者がいる就労中の女性1,428名の回答)
<図7> 配偶者・パートナーとの育児負担について(子供がいる就労中の女性741名の回答)
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調査概要
調査手法:インターネットリサーチ
調査地域:全国 47 都道府県
調査対象:20~69歳の女性
調査期間:2023 年 4 月 14 日(金)~ 4 月 17 日 (月)
有効回答数:本調査 5,224 サンプル
※調査結果は、端数処理のため構成比が 100 %にならない場合があります。
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<例> 「株式会社メディリードが実施した調査によると・・・」
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【会社概要】
会社名:株式会社クロス・マーケティンググループ
代表者:代表取締役社長兼CEO 五十嵐 幹
所在地:東京都新宿区西新宿3丁目20番2号
設立:2013年6月
主な事業:デジタルマーケティング事業及びデータマーケティング事業、インサイト事業を行う子会社等の
経営管理及びそれに付帯または関連する事業
URL:https://www.cm-group.co.jp/
会社名:株式会社メディリード
代表者:代表取締役社長 亀井 晋
所在地:東京都新宿区西新宿3丁目20番2号
設立:2015年4月
主な事業:医療関連領域の調査・データ解析業務