生活様式の変化に対応した「アルコール耐性のあるサーマルラベル」新発売

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OSPグループの中核企業で、シール・ラベル、フィルム製品、紙器パッケージ、販促ツールまでをワンストップで製造する大阪シーリング印刷株式会社(本社:大阪市天王寺区、代表取締役社長:松口 正)は、2023年9月にアルコールに強い「アルコール耐性のあるサーマルラベル」を新発売します。
 
一般的にサーマル紙はアルコールなどの溶剤によるバリア性が弱く、印字箇所の消色や非印字部の発色の可能性があるため不適合とされていましたが、アルコール拭き取りやアルコール付着などにも耐性のあるサーマルラベルを開発しました。ラベルの材質は紙基材と合成紙の2タイプあります。

紙基材紙基材

合成紙合成紙

■不可能を可能にした技術

アルコールの付着は禁忌とされていたサーマル紙ですが、アルコールに耐性のあるサーマル塗料の開発(特許出願検討中)と、OSPグループが長きに亘り培ったコーティング技術(特許出願済)により実現することができました。

■開発背景

世界的な新型コロナウイルス感染拡大により、感染予防として手指や直接触れる身の回りのものをアルコールを用いて除菌・消毒することが習慣化しました。それと同時に、日常的にアルコール液やアルコールジェルを使用することで、“消えてはいけない印字情報”が消えるトラブルが発生するようになりました。アルコール使用による衛生面に対応した安心できる商品をお届けするため、また、小売店の店頭や倉庫内でのトラブルを防止するため本製品の開発に至りました。

■アルコール耐性の証明

OSPグループの既存サーマル紙と本製品(紙基材)の黒色部にアルコール液(※)1滴を滴下した後、1分間放置し、アルコールを拭き取る性能テストを行いました。(※)健栄製薬(株)製 消毒用エタノールIP(80%)

試験前後で黒ベタ中央部の濃度を測定して残存率を算出するものでアルコール耐性を示しました

既存サーマル紙(左:試験前、右:試験後 印字部残存率75%)既存サーマル紙(左:試験前、右:試験後 印字部残存率75%)

アルコール耐性のあるサーマルラベル(左:試験前、右:試験後 印字部残存率100%)アルコール耐性のあるサーマルラベル(左:試験前、右:試験後 印字部残存率100%)

■展示会「FOOMA JAPAN 2023」で初披露

本製品は、6月6~9日に東京ビッグサイトで開催される世界最大級の食品製造総合展「FOOMA JAPAN 2023」で初披露(参考出展)しますので、期間中ぜひブースへお立ち寄りください。

■製品概要

製品名:アルコール耐性のあるサーマルラベル

材質 :紙基材と合成紙

発売日:2023年9月

特許 :出願済、出願検討中

【大阪シーリング印刷 会社概要】

社名     :大阪シーリング印刷株式会社

所在地    :大阪府大阪市天王寺区小橋町1-8

代表者    :松口 正

創業     :1927年

事業内容:シール・ラベル、フィルム製品、紙器パッケージおよびラベラーの販売

URL     :https://www.osp.co.jp/index.html

【OSPホールディングス 会社概要】

社名     :株式会社OSPホールディングス

所在地    :大阪府大阪市天王寺区味原本町6-8

代表者    :松口 正

設立     :1969年

事業内容:当該企業グループの経営企画・管理並びにそれらに付帯する業務

URL     : https://www.osp-holdings.co.jp/

 OSPグループは、1927年に創業した計15社(国内9社・海外6社)を展開する総合パッケージ企業で、食品流通を主とした社会インフラの使命を果たすために全国18ヵ所に生産拠点を置いています。創業以来、顧客ニーズや社会環境など時代の変化に対応して事業範囲を拡大してまいりました。現在では、シール・ラベル、フィルム、紙器パッケージ、販促物の企画・デザイン、製造を通じて、社会とお客さまの生活を豊かにする製品やサービスを提供しています。また、高品質かつ安定供給を実現するために、グループ内で資材調達、シール・ラベルの印刷用原紙や印刷周辺機器の開発・製造、ラベリングシステムの設計、研究開発に至るまで多岐にわたり展開しています。

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