核融合は、その発電過程で二酸化炭素を排出しないことから、エネルギー需要への対応と脱炭素社会の実現を両立させる次世代エネルギー源と期待されています。
京都フュージョニアリングは、京都大学が持つ核融合炉工学に関する豊富な経験や技術を基に、核融合炉の加熱装置や熱取出し装置などのプラントエンジニアリングにおいて先進的かつ高度な技術力を誇り、核融合炉工学領域で世界のパイオニアとして注目されています。同社はイギリスの政府機関UKAEA(United Kingdom Atomic Energy Authority)との核融合開発における連携協定の締結やUKAEA STEPプログラムへの参画、カナダ原子力研究所CNL(Canadian Nuclear Laboratories)と共同研究契約に向けた覚書を締結するなど確実に歩みを進めています。
日揮グループは、CVCファンドを通じて「カーボンニュートラルの実現」、「持続可能で強靭なインフラの構築」、「人生100年時代を見据えた生活の質向上」、「産業のスマート化」を対象テーマに、安全・安心で持続可能な社会システムの構築に寄与する革新的な技術やビジネスモデルを有する国内外のスタートアップに対し投資を行っています。
日揮グループは2022年2月、CVCファンドを通じた京都フージョニアリングへの出資を発表しました。今般同社の計画する追加資金調達案とそれによる事業計画案を受けて、当社グループとして同社が持つ核融合技術への大きな将来性などを勘案し、CVCファンドを通じた追加出資を決定しました。追加出資を通じ、同社の技術に当社グループが有する核融合および低レベル放射性廃棄物処理など原子力関連分野で培ったエンジニアリング技術を融合させ、相互の連携を一層強化することで、核融合研究設備の具体化に貢献していく所存です。
日揮グループは今後も、安全・安心で持続可能な社会システムの構築に寄与する革新的な技術やビジネスモデルを有するスタートアップ企業への投資を行ってまいります。
(ご参考:2022年2月 日揮HDプレスリリース)
CVCファンドを通じ、核融合領域で先進的な技術を有する京都フュージョニアリングに出資
京都フュージョニアリングについて:
会社名 |
京都フュージョニアリング株式会社 |
設 立 |
2019年10月 |
本 社 |
東京都千代田区大手町 |
代 表 |
代表取締役 長尾 昂 |
事業内容 |
核融合炉関連装置・システムの研究開発およびプラントエンジニアリング |
URL |
FUSION for the FUTURE | Kyoto Fusioneering 京都フュージョニアリングは、究極的なエネルギーソリューション「フュージョンエネルギー」によって地球の課題を解決し、人類に新たな未来をもたらします。 |
JGC MIRAI Innovation Fundについて:
登記上の名称 |
JGC MIRAI Innovation Fund L.P. (日揮みらい投資事業有限責任組合) |
設 立 |
2021年4月 |
無限責任組合員 |
グローバル・ブレイン株式会社 |
運用総額 |
50億円 |
運用期間 |
10年間 |
有限責任組合員 |
日揮ホールディングス株式会社、日揮株式会社 |
投資対象 |
・日揮が構想する安全・安心で持続可能な社会システムに関連したスタートアップ ・日揮との協業が見込めるスタートアップ |
URL |
日揮みらいファンド|MIRAI Innovation Fund 日揮みらいファンドは「カーボンニュートラルの実現」、「持続可能で強靭なインフラの構築」、「人生100年時代を見据えた生活の質向上」、「産業のスマート化」を対象テーマとした、 国内外のスタートアップ企業に対して投資を行っております。 |