また、「ハウス食品 咖喱屋カレー レンジ対応パウチ」は「AsiaStar Award 2022(消費者包装部門)」※2も同時受賞いたしました。
(5月6日、デュッセルドルフ(ドイツ)のコングレスセンターで「WorldStar Award 2023」の受賞式が開催され、受賞製品の開発に携わったメンバーが記念品を授与されました。)
<写真左>「Finger Fitting Tab」の受賞記念写真
左から、東洋製罐㈱テクニカルセンター 中野修治、同社取締役執行役員 大久保亘、
同社テクニカルセンター 磯村遼太郎
<写真右>「ハウス食品 咖喱屋カレー レンジ対応パウチ」受賞記念写真
左から、ハウス食品グループ本社㈱研究開発本部 グループ長 中島裕美子氏、
東洋製罐㈱テクニカルセンター 副主査 本郷勝弘
※1 Worldstar Awardは、WPO(World Packaging Organisation、世界包装機構)が毎年主催する、包装分野での世界的なコンテスト「ワールドスターコンテスト(国際包装デザイン賞)」で選出される、高い包装技術や優れたデザインのパッケージに贈られる賞です。世界の地域や国でのコンテストにおいて受賞したパッケージから審査、選定されます。
※2 AsiaStar Awardは、APF(Asian Packaging Federation、アジア包装連盟)が主催する、「アジアスターコンテスト」にて選ばれます。アジア各国の優れたパッケージを世界に紹介することを目的として毎年開催されており、各国の国内コンテストにおいて入賞したパッケージから審査、選定されます。
受賞製品について
1.「Finger Fitting Tab」
「Finger Fitting Tab」は、開封性を飛躍的に向上させた食缶向けの蓋で、指にフィットするタブで開封性を向上させると共に、開封者本人の意図に反して蓋が開口してしまうリスクも低減させています。
【特徴】
①指がかけやすいタブ
→指にフィットする凹形状のタブを採用することで、強い指掛けが可能となるとともに、指の接触面が増えることで指先の痛みや違和感を低減します。
②正確に開口できるように促します
→タブが凹形状をしていることから、タブの中心に自然と指が誘導されます。これにより、斜め方向からの指掛けを防止し、開口ミスの発生を抑制します。
③不意に開いてしまうリスクの低減
→タブの先端を凹形状にすることで、タブの下に他の製品等が入り込むことによる意図しない開口を防止します。
2.「ハウス食品 咖喱屋カレー レンジ対応パウチ」
「ハウス食品 咖喱屋カレー レンジ対応パウチ」は、ハウス食品グループ本社株式会社と共同で実用化した、食品用電子レンジ対応プラスチックパウチです。加熱時に発生することがある包材の穴開きを、耐熱フィルムを追加することなく防止することに成功しました。また、独自の加工技術により優れた開封性を付与し、プラスチック使用量の削減と性能向上を同時に達成しています。
レンジ対応パウチの穴あきは、塩分や油分の多い内容品やレンジ機種によって発生する場合がありましたが、この課題を解決することでレンジ対応パウチの更なる普及に貢献できます。湯煎による加熱からレンジでの加熱へ変えることで加熱時間が大幅に短縮され、調理中のCO2排出量を約80%※3削減することが可能です。
※3 ハウス食品株式会社にて咖喱屋シリーズの湯せん、レンジ調理それぞれの調理時間をもとに排出されるCO2を算出(GHGプロトコルガイダンスの概念に基づいて、CFP-PCR、環境省のガイドラインなどを参考)。2021年度販売個数を基にした加重平均値。
当社グループは、社会や地球環境について長期的な視点で考え、すべてのステークホルダーの皆さまに提供する価値が最大化するよう、2050年を見据えた「長期経営ビジョン2050『未来をつつむ』」を2021年5月に策定しました。当社グループの目指す姿・ありたい姿を「世界中のあらゆる人びとを安心・安全・豊かさでつつむ『くらしのプラットフォーム』」と位置づけ、「多様性が受け入れられ、一人ひとりがより自分らしく生活できる社会の実現」「地球環境に負荷を与えずに、人々の幸せなくらしがずっと未来へ受け継がれる社会の実現」を目指し、事業活動を推進してまいります。