【川崎フロンターレ】 × 【さいわい鶴見病院】 『こども体幹すごろく』を共同開発

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株式会社川崎フロンターレ 富士通スタジアム川崎(代表取締役社長 吉田明宏)と一般社団法人みんなの健康(企画協力:さいわい鶴見病院 院長 原 淳、川崎幸病院 院長 山本 晋)は、運動能力とコミュニケーション力をアップさせること、子どもたちの将来の膝を守ること、を狙った『こども体幹すごろく』を共同開発しました。「みんなの健康塾」のホームページにて、どなたでも閲覧・ダウンロードが可能です。

コロナ禍により、子どもたちの体力は過去最低の数値(※1)となっており、コミュニケーションの場も少なくなっています。また、国民病と言われている「変形性膝関節症」を将来に治療した場合にも、スポーツ歴があると筋力改善が大変良く回復が早いことがわかっています。(※2)

『こども体幹すごろく』は、さいわい鶴見病院 関節外科センター長・竹内良平医師と、同院リハビリテーション科・手塚純一理学療法士によって監修がされています。また、川崎フロンターレのキャラクター「ふろん太」くんと、みんなの健康塾のキャラクター「フクスケ」をデザインに採用。子ども達のモチベーションが上がる工夫をしています。

すごろく内には、体幹を使う動きのコマの他に頭を使うコマもあり、子供達は飽きずに楽しく体を動かすことができます。また、「隣の人と一緒に実施する」といった指示のコマもあるなど、コミュニケーションが取りやすい環境を作ることも可能です。1人でも多くの子供達に利用いただけたらと、開発者一同願っております。

  • 『こども体幹すごろく』概要

・名称:こども体幹すごろく

・企画開発: 株式会社川崎フロンターレ 富士通スタジアム川崎、 一般社団法人みんなの健康(企画協力・さいわい鶴見病院、川崎幸病院)

・監修: さいわい鶴見病院 関節外科センター長 竹内良平 医師、 さいわい鶴見病院 リハビリテーション科 手塚純一 理学療法士

・対象: 推奨年齢 小学生以上 

・ダウンロードURL:みんなの健康塾 神奈川版URL:https://saiwaihp.jp/kenkoujyukuch/

・『子ども体幹すごろく』イメージ

  • 開催の風景(2023年5月3日 富士通スタジアム川崎イベントにおいて初実施)

  • 【開発背景】

※1 コロナ禍で令和3年には過去最低の数値。“子どもたちの体力低下”が社会問題に。

スポーツ省が実施した「令和3年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果」によると、コロナ禍ということもあり、平成20年度の調査開始以降過去最低の数値となっています。私たちは、子供の体力・集中力の低下、ケガの増加といった課題に対して、私たちは子どもたちの未来のための重要な課題と捉え、スポーツと医療の面からなにかできないかと考えました。

【参考】全国体力・運動能力、運動習慣等調査結果 https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/toukei/kodomo/zencyo/1368222.htm

※2 国民病の変形性膝関節症。手術後は「スポーツ経験」があると結果が良好に。

患者が3,000万人いると言われている国民病の<変形性膝関節症>。その治療法「膝周囲骨切り術」において、全国2位(※3)の治療実績があるさいわい鶴見病院では、患者185例に膝の調査を行いました。

その結果、「スポーツ歴がある人」と、「スポーツ歴がない人」では、術後半年の時点で「スポーツ歴がある人」の方が筋力の改善が良いという結果がでています。(※4)

※3 2021年実績

※4 さいわい鶴見病院調べ。患者185人アンケート 実施期間:2019年11月~2021年3月。画像参照

https://prtimes.jp/a/?f=d120338-3-3548dce74a946f14d5ff46ec581cc5b4.pdf

  • 監修者・竹内良平医師プロフィール&コメント

竹内良平(たけうち りょうへい)  

【肩書】さいわい鶴見病院 関節外科センター長

日本整形外科学会認定スポーツ医/日本整形外科学会認定リウマチ医

日本 Knee Osteotomy and Joint Preservation 研究会会長

日本整形外科学会会員(専門医)/日本骨折治療学会会員(評議員)

日本足の外科学会会員/日本整形外科スポーツ医学会会員(評議員)

日本関節鏡・膝・スポーツ整形外科学会 元理事(JOSKAS)

東日本整形災害外科学会会員(評議員)/日本知的障がい者サッカー連盟(理事)

竹内医師コメント

『スポーツ歴がある人は、国民病ともいわれている変形性膝関節症の手術後のリハビリにおいて、スポーツをしていない人よりも筋力改善が大変良く回復も早い。子供の頃から体を使う習慣を身に付けることは、将来の膝のためにもいいと言えます。』

  • 『こども体幹すごろく』ダウンロード

 みんなの健康塾ちゃんねる(神奈川版)
https://saiwaihp.jp/kenkoujyukuch/

  • ​参考資料

<企画開発者>
 1:川崎フロンターレ 富士通スタジアム川崎 ※ホームページ紹介文より抜粋
 URL:https://kawasaki-fujimi.com/
 かつてはプロ野球大洋ホエールズ、ロッテオリオンズ球団のフランチャイズ球場として親しまれてきた川崎球場でしたが、惜しまれつつ2000年にその役割を終え、主としてアメリカンフットボールの拠点となる球技場に生まれ変わりました。2007年に川崎で行われたアメリカンフットボールのワールドカップを契機に、アメリカンフットボールの魅力を活かしながら、競技団体・地域・市民と連携した地域活性化の取り組みや青少年の健全育成の推進などを進めています。2015年4月より、「川崎フロンターレ・東急コミュニティ共同事業体」が指定管理者となっています。
 【「川崎フロンターレ」キャラクター:ふろん太】

2:一般社団法人 みんなの健康(事業名:みんなの健康塾)
 神奈川版URL:https://saiwaihp.jp/kenkoujyukuch/
 埼玉版URL: https://saitama-sekishinkai.jp/kenkoujyukuch/
 川崎幸病院、さいわい鶴見病院、埼玉石心会病院等の30の医療・福祉施設を運営する石心会グループの一般社団法人。2012年10月より、神奈川地区と埼玉地区において、「みんなの健康塾」という事業名で、地域の人たちの健康・維持促進、病気の早期発見・早期治療を目的に健康・医療情報を発信しています。
 コロナ前は、7年半で 6,123 回 のイベントを開催し、 約 26 万人 が参加。コロナ後は、オンライン配信に変更し、3年間で約500個 のコンテンツ配信。 約6 万人/月が情報に接触しています。内、 YouTube 登録者数は 3.6万人 と、医療情報のチャンネルとしては異例の多さとなっています。
【「みんなの健康塾」キャラクター:フクスケ】

 ◼️医療法人社団 新東京石心会 さいわい鶴見病院
 石心会グループ。2019年11月に川崎幸病院から、整形外科部門が移転。関節治療を始め、スポーツ整形、整形外科全般を中心に診療を行っている。変形性膝関節症の、「膝周囲骨切り術」については、全国2位の実績(2021年実績)を誇る。
 住所: 横浜市鶴見区豊岡町21-1
 URL: https://tsurumihp.jp/

◼️社会医療法人財団 石心会 川崎幸病院
 石心会グループ。川崎の南部地域の患者を主に受け入れている急性期病院。血管疾患に強く、心臓病治療数は全国1位(2021年実績)。整形外科が、2019年11月にさいわい鶴見病院に移転。
 住所: 神奈川県川崎市幸区大宮町31番地27
 URL: https://saiwaihp.jp/
 
◼️体幹(たいかん)とは

体幹とは文字通り、体の幹ということです。体の幹つまり、胴体の部分を指します。手、足、頭など胴体から繋がっている部分を機能的に活かすためにはこの胴体部分が重要です。

体力がない、姿勢が悪い、集中力がない、よくケガをするといった子どもは、この胴体部分が鍛えられていない、つまり体幹が弱い場合が多いと考えられています。体幹、インナーマッスルを鍛えることで、体力アップ、内臓や脳の働きを活発にするなどのメリットが得られます。

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