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S-NET事業「宇宙ビジネス創出推進自治体」とは
内閣府と経済産業省が平成28年3月に、「宇宙」をキーワードに新産業・サービス創出に関心を持つ企業・個人・団体等の連携を促進するため、「スペース・ニューエコノミー創造ネットワーク(S-NET)」を創設しました。
「宇宙ビジネス創出推進自治体」は、地域における自律的な宇宙ビジネス創出を加速させることを目的に、内閣府と経済産業省が選定。衛星データなどを活用した宇宙産業の創出を主体的、積極的に推進する自治体を選定しています。2018(平成30)年に北海道、茨城県、福井県、山口県の4道県、2020(令和2)年には福岡県と大分県の2県が公募により選ばれており、今回新たに佐賀県、鹿児島県、鳥取県、群馬県、岐阜県の5県と、市区町村で初めて豊橋市と長野市が選定されました。
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豊橋市のこれまでの取り組み
豊橋市ではこれまで、兵庫県などに本社を置くスタートアップによる農業IoTと衛星データを組み合わせた実証実験や、東京のスタートアップによる森林の炭素固定量の推定や森林破壊の状況などをモニタリングする製品の開発などを支援してきました。
また、第3セクターである株式会社サイエンス・クリエイト(豊橋市)と連携し、事業化を加速するための補助事業や宇宙ビジネス相談窓口の開設、イベント・セミナーなどを開催することで、衛星データの利活用のアイデアを生み、事業化を実現する環境をつくり、地域の課題解決や新たな産業の創出を図ってきました。
サイエンスクリエイトホームページ 衛星データ利活用促進支援事業
宇宙ビジネス相談デスク「宙(ソラ)サポ」
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豊橋市 担当課の思い
豊橋市地域イノベーション推進室は「宇宙ビジネス分野で、豊橋市と豊橋市を含めた東三河地域の存在感を示せていると手応えを感じている。新興企業を生み育てる『スタートアップ・エコシステム』の構築に向け、さらに多くの企業がこの土地に集い、企業同士のつながりを深めてほしい」と話しています。
内閣府 S-NET事業「宇宙ビジネス創出推進自治体」の新規選定について