ヒトレンの夢2023

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当団体は、4月1日を夢を発信する日にしようとするApril Dreamに賛同しています。このプレスリリースは「一般社団法人ヒトレン」の夢です。

ヒトレンには夢があります。

東日本大震災から12年が経過してもなお、日本の防災体制は平時→発災→対応→平時を繰り返し、平時における災害への備えが足りません。ヒトレンはこの悪循環を繰り返さない“本当の意味”での防災社会の実現を目指して活動しています。本プロジェクトは新しい防災社会の構築に向けた当団体防災活動の夢の一つです。
 

建築は社会や環境の変化にどのように貢献できるか
森林が国土の約 67% を占める日本において木造建築と関連産業の更新が現在最も重要なテーマと考えています。かつて日本は現代社会が目指す限られた資源を最大限に活用した社会を形成していました。そして建築においてはこの国の資源である木を活用した木造建築技術が進んでいました。森の管理から製材まで、そこには豊かな里山があり、それらをうまく活用すべく建材は規格化され、木組み技術で接着剤などを使わずに建てていました。竣工後も経年とともに修繕が必要な箇所に接ぎ木や、一部の取り換えで済み、解体となってもその部材は再利用や最終的には燃料、エネルギーとして最後まで活かされています。今の大量生産、大量消費の時代からはあまりにも遠い世界のようであります。災害大国の日本では自然災害に直面する度に多くの仮設住宅が建設されますが、その役目を終えると一部の再利用の他は大量のゴミとなっています。ここでヒトレンでは縦ログ構法を活用した防災社会の実現を目指します。

「 縦ログ構法」を活用した防災社会の実現を。
縦ログ構法は標準の木材をボルトで緊結し、ユニット化した壁パネルを現場まで運び、乾式工法で組み建てる工業化された構法です。標準的な角材をボルトで緊結し、壁パネルをつくる縦ログ構法はローテクさ故に小さな製材所でも制作することができることが特徴です。つまり縦ログ構法は「木の打放し」という考え方で、構造、断熱、仕上げを 1つの部材が担うことで現場での作業時間とそれに伴うコストも抑えることができます。

そして乾式工法にすることによりパネル化された木材は、かつての日本の木造建築のように部材を取り替え、更新、そして再利用ができます。再利用されるということは長期的な資産となり、大きくは木材のストックともなります。

縦ログ構法で建築と林業が太く繋がり、大量に消費される時代は終焉を迎え、里山資本主義が目指すような計画的な消費が行われる未来に向けた構法です。
 

CAPSULE BOXで平時においても活用できる災害への備えの実現を。
現在、日本では放棄された人工林は間伐されず、地滑りや洪水を引き起こしやすい状況をつくっており、温暖化に伴う豪雨も伴い、土砂災害が増えている一因になっています。日本では毎年のように地震、津波、台風、洪水、豪雪、噴火といった自然災害の脅威にさらされている災害大国であるにも関わらず、災害後の被災者の生活環境は非人道的な基準のまま今を迎えています。東日本大震災でようやく再利用されることが計画された木造仮設住宅が誕生し、仮設住宅もその役目を終えてからもただ単に廃棄されるだけでなく、その次の活躍の場が与えられるようになったことが進歩です。

そこでヒトレンでは、縦ログ構法で建てた Capsule Box の活用を提案いたします。平時に於いては一時宿泊施設や、個人オフィス、店舗などとして全国に展開、確保しておき、避難者だけでなく、災害支援で長期滞在する支援者の宿泊施設としても活用できます。床面積を 10 ㎡以下に抑え、道路運送車両法内に収まる寸法で、シャシーに乗せればトレーラーハウスとして移動できます。体育館に雑魚寝するのではなく、長期避難時の生活空間から仮設住宅期、恒久住宅まで快適で安心して使える住宅ユニットが災害時に瞬時に提供されるような未来を目指しています!

このプロジェクトに賛同いただき、CAPULE BOXの導入いただける方をお待ちしております!ヒトレンの事務所には写真のCAPULE BOXのプロトタイプ(約700万円)があります。内覧できます。気軽に事務所までお立ち寄りください。また、試泊いただくことも可能ですのでご希望の方は事前にご相談ください。

「April Dream」は、4月1日に企業がやがて 叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。私たちはこの夢の実現を本気で目指しています。

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