SP-100NC
当社は、職種ごとに使用される頻度の高い専用の計算式を電卓にプリセットした“専用計算電卓”を2020年に発売。薬剤師、看護師、栄養士向けのモデルを展開し、職種ごとの専門的で複雑な計算を簡単に行え、計算ミスの低減や業務の効率化に役立つと好評を博しています。
新製品の『SP-100NC』は、患者に適切な栄養管理を提供するために、医師や看護師、管理栄養士、薬剤師、臨床検査技師、作業療法士、言語聴覚士、歯科衛生士などで構成された栄養サポートチームに役立つ計算式をプリセットした電卓です。
栄養支援の判断に活用できる栄養必要量計算をはじめ、必要摂取栄養の設計をサポートする摂取組成計算など、4種類の計算機能をプリセットしています。煩雑な公式や対比表での計算が不要になり、より素早い診断をサポートします。
操作方法はシンプルで、上段に設置した専用計算キーで計算式を選び、表示される項目に従って数値を入力していくと、答えを算出できます。また、回診の際などに携帯しやすいコンパクトサイズでありながら、操作性と視認性も確保しました。本体には、医療機関などでの使用も想定し、菌の増殖を抑える抗菌加工※を施しています。
※SIAAマーク表示製品です。SIAAマークは、ISO22196法により評価された結果に基づき、抗菌製品技術協議会ガイドラインで品質管理・情報公開された製品に表示されています。銀等無機抗菌材を練り込んだ樹脂を上下ケース、キー、電池蓋に使用しています。
| ジャンル | 機種名 | メーカー希望小売価格 | 発売日 |
| 専用計算電卓 | SP-100NC | オープン | 3月23日 |
『SP-100NC』の専用計算キーと日本語表示の液晶
■計算例
【SP-100NCの主な特長】
栄養サポート電卓『SP-100NC』は、東都大学管理栄養学部管理栄養学科の佐藤准教授、国際医療福祉大学病院の佐藤薬剤部長、国際医療福祉大学病院の鈴木栄養課主任と共同開発を行いました。栄養支援の有無の判断に活用できる栄養必要量計算や患者の必要摂取栄養の設計をサポートする摂取組成計算など、4種類の計算機能を搭載しています。
＜東都大学管理栄養学部管理栄養学科 准教授 佐藤敏子氏のコメント＞
栄養管理ケアの「アセスメント」では、患者が摂取している栄養素量を算出し、体重、生化学データ、身体徴候との関連を評価します。個々に応じた「必要栄養素量」を設定し、この不足を補う栄養ケアプランの介入を行うあらゆるプロセスにおいて、栄養サポートチーム電卓は活用できる「必須アイテム」です。また、その計算過程を学べるのもメリットです。
＜国際医療福祉大学病院 薬剤部長 佐藤淳也氏のコメント＞
薬剤師はもちろん、栄養サポートチームの臨床現場で必要な栄養計算が可能な電卓です。患者の性別・年齢・身長・体重等の情報を電卓のリードに任せて入力すれば、必要なたんぱく質・炭水化物・脂質・水分などが計算でき、薬学的観点からの患者指導にも利用できます。また腎機能計算はeGFRとコッククロフト式が一度に算出でき、お薬の投与量調節にも有効です。
＜国際医療福祉大学病院 栄養課主任 鈴木宏枝氏のコメント＞
管理栄養士は、患者の食事摂取量を把握し実際の食事量と治療に必要な栄養量を満たしているのかを確認する必要があります。この電卓を使用すれば、ベッドサイドでお話を伺い、簡単に患者の食事摂取量の計算や適正な摂取量の計算もできるため、その場で患者に合わせた栄養提案が可能です。専門的で複雑な計算も可能なため、業務軽減にも役立ちます。
【関連リンク】
■「SP-100NC」製品サイト
