大阪 泉州から、都市型農業とスタートアップ企業2社による「都市型の有機農業DX」コンソーシアムを設立

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大阪府和泉市で都市型農業の特色を生かし、ベビーリーフやヨーロッパ野菜などを有名ホテル・レストラン・量販店へ栽培・販売を行っているGreenGroove(大阪府和泉市、代表 中島光博、以下、GreenGroove グリーングルーヴ)と、土壌微生物培養技術を活用して地球上における循環型農業の発展と宇宙農業の実現を目指す株式会社TOWING(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:西田宏平、以下、TOWING)、データを活用した農業の経営分析サービスを展開するテラスマイル株式会社(本社:宮崎県宮崎市、代表取締役:生駒祐一、以下テラスマ)は、「産地のGHG対応」などの次世代社会も見据えた都市近郊農業の創造に向けて、コンソーシアムを設立いたしました。2025年万博が開催される大阪・関西から、新しい農業の形を構築していきます。
農林水産省の令和5年度政策の一丁目一番地に配置された「みどりの食料システム戦略」(以下、みどり戦略)。2017年から取り組まれてきた人工知能未来農業創造のプロジェクトや、2019年からスタートしたスマート農業、データ駆動型農業も、みどり戦略の枠組みの中に配置されています。和泉市では、農林業のミライに向かい、市民生活を豊かにする強い農林業を目指すために市民協働する場として、「和泉市アグリセンター」を運営し、共創の土壌が育まれてきました。まずは3社にて、実証に向けた調査と、有機養液栽培の実証準備を進め、同時に財務・環境の双方が見える化・シミュレーションできるデジタル営農マニュアル(経営指標)の構築を目指します。
 

  • コンソーシアムの目的

    • 有機養液栽培と営農データベースを組合せた未来の都市近郊農業の企画・実証
    • 実証プロジェクトの企画
  • 具体的な取り組み

    • 温室効果ガス削減(フードサプライチェーンの変化)を見据えた社会変化への理解向上
    • 有機養液栽培の実現に向けた仕様検討と要件定義、設計、運用設計
    • 有機養液栽培での営農における経営指針のデジタル化と、環境負荷低減の見える化

 

コンソーシアムの設立について
GreenGroove 代表 中島光博 コメント】

世界情勢不安による肥料問題が話題となる中、環境保全や持続可能性を踏まえても有機農業への関心が非常に高まっており、従来型の栽培から有機栽培への転換を目指しコンソーシアムへの参加に至りました。
有機水耕栽培はまだまだ実証例の少ない日本で生まれた新しい技術で、「土地に縛られず持続可能な有機農業を行なえる」点では都市型農業の一つの新しい未来であり、次世代農業での新しいモデルを実現したいです。

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株式会社TOWING 代表取締役 西田宏平 コメント】

安価な化学肥料の調達が困難になる中で、資源面でもビジネス面でも持続可能な食料生産を実現する上で、国内で廃棄されているバイオマス資源を有機肥料として利活用することは非常に重要です。次世代を担う都市農業の形をコンソーシアムメンバーとともに実現できればと考えています。
 

テラスマイル株式会社 代表取締役 生駒祐一 コメント】

 

 


弊社の株主でもある株式会社エムスクエア・ラボの加藤さんよりご紹介いただき、和泉市アグリセンターでの交流の場を経て、このような取り組みへと発展しました。テラスマイルでは、「全ての営農者を豊かにし、国家を守ることを創造する」をモットーに、農業の経営指針・営農指標をデジタル化して、稼ぐ・成長する・経営に活かすデータづくりに取り組んできました。先進国がGHG対応に舵を切る中で、日本も挑戦と知見の蓄積が重要になってくると推測しています。3社での取り組みが日本の未来になることを期待して、取り組みを前に進めていきます。

 

 

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