桐蔭学園高校サイエンスプログラムは「探求」と連携した特別プログラムとして実施。桐蔭横浜大学医用工学部では、この一環として各研究室への高校生の受け入れを実施。大学教員から提示される研究テーマを高校生自らが選択し、実験・レポート作成、桐蔭BME国際シンポジウムおよび外部学会等での発表を目指す。
2023年3月20日に、桐蔭学園高校サイエンスプログラム第4期閉校式を桐蔭横浜大学にて開催します。桐蔭学園高校サイエンスプログラムでは高校1年生秋から2年生の秋まで、桐蔭横浜大学医用工学部の教員から提示される研究テーマを高校生自らが選択し、週に1〜2回担当教員の研究室にて実験を行い、その結果をまとめてレポート作成、桐蔭BME国際シンポジウムおよび外部学会等での発表を行うという「研究」を体験する高大連携活動を行なっております。研究テーマは生命科学、分子および細胞生物学、遺伝子工学、組織工学、再生医療、高分子化学、医用超音波学、環境科学、エネルギー科学などの幅広い分野から提供されています。高校と同じキャンパス内にある大学の研究室へ放課後に通って研究に参加できる好条件を利用して、これまでに、毎年10名前後の生徒が忙しい高校生生活の中、時間を捻出して熱心に活動を行い、その成果を毎年秋に開催される桐蔭医用工学国際シンポジウムにて英語で発表を行なっています。研究室では、最先端の機器の使用はもちろんのこと、所属する大学生や大学院生との交流もあり、高校生には想像しにくい「研究する生活」を体験する良い機会となっています。
中には、成果を各分野の学会における高校生発表にて発表する生徒もおり、この活動をきっかけに研究分野や対象を見出し、研究者となるべく進路を決定した生徒もいます。
本プログラムはカリキュラムの改定等に伴い、第4期をもちまして終了となりますが、桐蔭横浜大学は今後も本プログラムでの経験を生かし、さらに発展させた形でSTEM教育に貢献する所存です。