綿花の収穫後に廃棄される枝を使った「森のタンブラー 伯州綿」

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​アサヒユウアス株式会社(本社 東京、社長 高森志文)は鳥取県境港市で育てている伯州綿を活用し、綿花の収穫後に廃棄される枝を活用した「森のタンブラー 伯州綿」を開発しました。3月2日から当社ECサイト「アサヒユウアスモール」で数量限定販売します。

 伯州綿は鳥取県西部の弓浜半島一帯で江戸時代に栽培が始められました。砂地で水はけが良い弓浜半島は綿づくりに適していたため、最盛期には国内有数の綿の産地に発展しました。しかし、明治時代の関税撤廃をきっかけに安価な外国産の綿が台頭し、日本国内の綿栽培は衰退していきました。境港市では綿畑を再考し、後世へ継承していくことを目的として2008年から綿栽培に注力しています。

 これまで境港市では、綿花の収穫後に残った綿の枝の一部を和紙の原料として活用していましたが、大半の枝木はリサイクル業者によって廃棄処分されていました。アサヒユウアスはこの課題解決に取り組むと同時に地域産業である伯州綿の魅力を伝えていくために、綿花の収穫後に廃棄される枝を55%使用した「森のタンブラー 伯州綿」を開発しました。未利用資源を有効活用するとともに、地域産業の活性化を目指します。パッケージは伯州綿のシャツを企画・製造・販売を行う仲里心平さんがデザインし、伯州の花と綿をタンブラーに大きく描いています。3月2日から当社ECサイト「アサヒユウアスモール」にて1,980円(税込)で販売するほか、鳥取県境港市内の販売店などでも順次販売予定です。

 アサヒユウアスが綿花の枝を使って商品を開発するのは初めてです。今回、「森のタンブラー」では初めてクラウドファンディングを活用し、タンブラーを開発しました。2022年の10月28日からプロジェクトを開始し、目標金額である30万円に対して32万3,000円が集まりました。今後も、鳥取県境港市と共創して伯州綿の魅力を伝えていくことで、環境負荷低減と地域産業の活性化を後押ししていきます。

 「森のタンブラー」は“使い捨て”という消費行動自体を変革することを目標とし、“使い捨てしない”飲料容器としてアサヒビールとパナソニックが2019年に共同開発したリユースできるエコカップです。2022年は、さとうきびの搾りかすを使用した「島のタンブラー by 森のタンブラー」や、カカオ豆の外皮を使用した「カカオハスクの森のタンブラー」、阪神タイガースの選手が練習や試合で使用し折れてしまったバットを使用した「森のタンブラー for 阪神タイガース」などを開発し、持続可能な資源利用に取り組んできました。

 アサヒユウアスはアサヒグループにおける新たなサステナビリティ事業を展開する新会社として、2022年1月に設立しました。今後もステークホルダーとの共創を通じてサステナブルな商品・サービスの開発に取り組み、地域の社会課題解決を目指します。

アサヒユウアスHP https://www.asahi-youus.com/
アサヒユウアスECサイト「アサヒユウアスモール」 https://asahiyouus.official.ec/
アサヒユウアスInstagram https://instagram.com/asahi_youus
アサヒユウアスYouTube https://www.youtube.com/channel/UCxfnoakynyFoGQ4OG9Wyxcw

 

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