2023年 スギ花粉飛散量は、去年の2.7倍に クリニック受診者数も増加中。

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東京都は、医師や気象予報士をはじめとした有識者による、2023年春に都内で飛散するスギ・ヒノキ花粉の量について予測した結果を公表しました。その中で、花粉の飛散量は去年に比べて2・7倍となる見込みで、都が観測をはじめた1985年以来で過去4番目に多い数値と報告されています。

当、新宿駅前クリニック 皮膚科 内科 泌尿器科(東京都新宿区)でも、スギ花粉症の治療に訪れる患者数が例年に比べ増加している状態です。

花粉症とはスギやヒノキを代表とする花粉によって、くしゃみ、鼻水、鼻詰まり、目のかゆみ、充血などの症状が現れるアレルギー症状のことです。人によって感じる症状や重症度が異なり、頭痛や倦怠感、集中力の低下、不眠などが現れる人もいます。

現在の日本では、約38.8%の人がスギ花粉症であるといわれています。(鼻アレルギーの全国疫学調査/2019年)

スギ花粉は1月の終わり頃から飛散をはじめ、ニュースなどで「本格飛散の開始」と伝えられるのが2月中旬頃になります。その頃になると街には大量のスギ花粉が飛んでいるため、強い自覚症状が出始める人が多くなってきます。

■花粉症の治療について
花粉症の治療は症状に合わせて、飲み薬を中心に点鼻薬、点眼薬が処方されます。

 以前は「花粉が飛散する2週間前から、薬を飲み始めるべき」「早めに飲み始めないと、薬の効果が出ない」などの指導もありましたが、最近では即効性のある薬が発売されているため、飛散後の治療開始でも遅すぎることはありません。

当院では自覚症状を感じ始めたら、できるだけ早めに治療を受けて投薬を開始することをおすすめしています。

・初期療法について
花粉症を含めたアレルギーは、症状が悪化してくると薬が効きにくくなる特徴があります。
重い症状が出ていないうちに薬をつかい始めると、花粉の量が多くなっても症状がコントロールしやすく、つらい思いをせずに花粉シーズンを乗り切ることが可能です。

 このような花粉が飛散する前や症状がごく軽いうちから診察を受け、薬をつかい始める方法は「初期療法」とよばれています。毎年重い症状が出てつらさを感じる方には、特に効果が感じられる治療法です。
 

■花粉症の薬は眠くなる?最近の治療薬について
以前は眠くなる治療薬も多かったのですが、最近では眠くなりにくい薬が多く販売されています。一日1回の使用で長時間効果が持続するタイプもあるため、運転や作業の関係で眠気が出ることに不安がある場合には医師へ相談してください。

当院では行っていませんが、舌下免疫療法やレーザー治療も花粉症の治療法として一般化してきています。

 花粉症の薬は、ドラッグストア等でも市販されています。けれども今では病院でしか処方することができない、より効果が高く副作用も出にくい薬が複数存在しています。

「今年は花粉症の症状が酷いな」と感じたら、我慢しすぎずに受診することを検討してください。

 新宿駅前クリニック 皮膚科 内科 泌尿器科
新宿駅西口徒歩1分・南口徒歩2分の立地。内科、皮膚科、泌尿器科を標ぼう。
1日あたり約400人、年間でおよそ10万人が来院。
予約不要で夜間まで受診が可能、検査結果をWEBページで確認できるシステムも完備。

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