【調査結果の詳細】
「弁護士の転職市場2023」https://www.jmsc.co.jp/knowhow/topics/12126.html
【調査結果サマリー】
- 弁護士の転職の平均決定年収は765.1万円(非常勤を含む平均決定年収は697.1万円)
- 転職決定時の平均年齢は35.3歳
- 転職決定者の約7割(68.8%)が企業法務の職種で転職
【総括】
弁護士は、平均年収765.1万で転職。決定時の年齢は9割以上が40代以下。
弁護士の転職では、非常勤の雇用形態を除くと、決定年収は平均が765.1万円、中央値が652.9万円で、全国の平均世帯年収552万円より200万円以上高いという結果になりました。
転職決定時の年齢については、平均が35.3歳で、5割以上(53.8%)が30代、9割以上(98.8%)が40代以下となりました。将来を見据え、専門性の向上や未経験分野へ挑戦するなど、今後のキャリアアップを考え出す30代が多く転職活動を実施しているようです。
2023年の弁護士の転職市場は、法律事務所も企業法務も求人増加の予測
2023年、弁護士の需要は高く、転職先として考えられる法律事務所、企業法務ともに求人数は増加すると予想されます。
法律事務所に関しては、大手法律事務所だけでなく、準大手や中堅の法律事務所でも弁護士数を増やしている傾向に。実際に、2023年1月1日時点で日本弁護士連合会に登録している弁護士の人数は45,005人と、2013年の33,624人と比較すると約1.3倍に増加しています。
また、企業法務に関しては、コンプライアンス管理などの守りの役割と新規サービスの拡大に合わせて法環境を整える攻めの役割、両方でニーズが高まっています。
【決定年収】
弁護士の転職では、決定年収は平均が697.1万円、中央値が630万円。非常勤の雇用形態を除くと、決定年収は平均が765.1万円、中央値が652.9万円という結果になりました。
【決定時の年齢】
弁護士転職決定者の平均年齢は35.3歳、年代別の人数の割合は30代が最も多く53.8%。さらに9割以上(98.8%)が40代以下という結果になりました。
弁護士は転職に当たって年齢の壁が低いと言われていますが、今回30代が多かったのは、将来を見据え専門性の向上や未経験分野へ挑戦するなど今後のキャリアアップを見込んだ転職が多かったからと考えられます。
【決定職種】
弁護士の転職時の決定職種は、法律事務所が20%、法務が68.8%、役員・その他が11.2%という結果となりました。
従来、弁護士は法律事務所に所属することが一般的でしたが、昨今企業内弁護士の需要が高まりと共に待遇が見直され、ワークライフバランスを重視した働き方を求める弁護士が増加したと考えられます。
【調査概要】
対象者
転職希望者:2022年1月~12月間に、人材紹介サービス「MS Agent」へ登録した、弁護士の転職希望者
転職決定者:2022年1月~12月間に、人材紹介サービス「MS Agent」で、弁護士の転職が決定した方
本調査では、他にも弁護士の転職決定者の「英語経験と年収の関係」、転職希望者の「実務経験年数」「転職回数」等、計14項目に渡り調査結果を発表しております。
詳細はこちらの記事でご確認ください。
https://www.jmsc.co.jp/knowhow/topics/12126.html
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