経済産業省が定める「DX認定事業者」認定の取得について

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 当社は、このたび、経済産業省が定めるDX(デジタルトランスフォーメーション)認定制度に基づく「DX認定事業者」に認定されましたのでお知らせします。

 DX認定制度※1とは、「情報処理の促進に関する法律の一部を改正する法律」に基づく認定制度です。経済産業省が策定した「デジタルガバナンス・コード」の基本的事項に対応し、DX推進の準備が整っていると認められた事業者を、国が認定するものです。

 当社グループは、検査・関連サービス事業などを中心にライフラインに関わる社会インフラ企業として、信頼性の高いIT基盤の構築・安定稼働とそれを通じた業務効率化に加え、ICTの活用による事業変革をめざし、以下の3つの施策を中心にDXの推進に取り組むとともに、今後さらなる強化を図ります。

1. デジタル技術を用いた業務プロセスの抜本的な見直しによる効率化とコストダウンを図るリーン
  オペレーションの推進
 1日数十万件の処理能力を持つ臨床検査ラボラトリーを有するH.U. Bioness Complex(所在地:東京都あきる野市)では、ITやロボットを駆使して臨床検査を行っています。一般検査においては検査の自動化、24時間稼働による検査の迅速化、コストの低減に取り組むとともに、特殊検査においては最先端の検査項目
に対応する設備・環境を整備し、AI技術やロボティクス等を導入することで、徹底した業務効率化とさらなる品質向上を追求しています。

 2.   デジタル技術やデータを中軸としたお客様サービスの革新と新しいヘルスケア事業の創出
 当社グループ企業が開発した「医’sアシスト」※2、「ウィズウェルネス」※3などのICTサービスのデータ
を相互に連携することでさらに利便性を高め、診療の質や効率の向上に貢献しています。あわせて、ゲノム医療における膨大な遺伝子データ処理やAIによる画像診断など、ICTの活用により先端医療の進展に貢献し、新たなデジタルヘルスケアをめざすための技術革新基盤の構築に取り組んでいます。

3. ICT/DX人材の登用と育成
 当社グループでは、これらのDX戦略を一層推進するため、アントレプレナーの精神をもってITを基軸に
事業を生み出す人材の育成を目標として、以下の3領域で求めるICT/DX人材を定義し、その登用・育成を進めています。
・横串DX人材:グループのビジネスや業務を全社視点でつなげ、改革できる人材
・データ活用DX人材:データサイエンスや機械学習などの専門技術で課題を科学し、解決できる人材
・不連続DX人材:事業環境や技術の動向を俯瞰し、次なる事業の発展を見据えることができる人材

 当社グループは、ヘルスケア業界のイノベーターをめざし、今後もデジタルとICTの力を最大限に活用してヘルスケアにおける新たな価値を創造してまいります。

※1 DX認定制度の詳細については、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)のホームページも参照ください。
  https://www.ipa.go.jp/ikc/info/dxcp.html
※2 医療機関の予約受付から臨床検査結果報告までの一連業務を集約する診療支援システム
※3 生活者が臨床検査結果を中心とした健康データをアプリで持ち運び、蓄積された健康データから、自身や家族の健康状態を把握できるサービス

                                               以上

 

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