本協定締結により、西会津中学校におけるアントレプレナーシップ教育にかかる事業の実施に加え、教職員と研究者による相互の学びの実現や児童・生徒と学生の交流によるキャリア教育を推進し、相互の発展と持続可能なまちづくりに取り組みます。
【本件のポイント】
- 武蔵野大学アントレプレナーシップ研究所とアントレプレナーシップ教育を推進している福島県西会津町が包括連携協定を締結
- アントレプレナーシップ教育の研究・開発を共同で進め、相互の交流を図り、西会津町で共学・共創していく学びの実現を目指す
【本件の内容】
武蔵野大学アントレプレナーシップ研究所は2020年7月に開設し、アントレプレナーシップ教育(教育手法)の研究推進、アントレプレナーシップを発揮する人材の輩出を目的に研究を進めています。
福島県西会津町は「産官学民連携教育プラン」の特色ある教育活動として、アントレプレナーシップ教育を推進しています。町内の中学校に通う生徒が限られた資源や地域の過去・現在を知り、同級生や地域内外の関係者と交流・協働しながら、町の活性化に向けたアイデアを探求することで非認知能力や郷土愛、生きる力を育むと同時に、学校を核とした地域づくりを進めています。
2021年5月、本学アントレプレナーシップ研究所の研究員である芝 哲也教授とアントレプレナーシップ学部生が西会津町の田植えや地域社会課題の解決事例を視察する社会創発塾の合宿に参加したことがきっかけで、西会津町との交流が始まりました。以降、高齢化による耕作放棄地拡大の抑制を目指し、農のリブランディングや若者農家の支援、誘致に取り組んでいます。2022年4月からはアントレプレナーシップ学部が西会津中学校と協力し、アントレプレナーシップ教育における授業連携を試験的に行ってきました。
今回の協定締結により、本学アントレプレナーシップ研究所は、西会津町が取り組むアントレプレナーシップ教育の共同研究や開発、実施、評価を行います。また教職員(西会津町)と研究者(アントレプレナーシップ研究所)、児童・生徒(西会津)と学生(アントレプレナーシップ学部)間の交流を図り、相互の学びの実現やキャリア教育の推進、持続可能なまちづくりに向けて取り組みます。
【協定締結概要】
期間 | 2023年2月7日~2024年3月31日 |
連携協力事項 | (1) アントレプレナーシップ教育(創造性教育)にかかる共同研究・事業の企画・実施 (2) 教職員と研究者による交流および研修等による相互の学びの実現 (3) 児童・生徒と学生の交流によるキャリア教育推進 (4) その他、本協定の目的を推進する活動で双方が協議し同意した事項 |
【アントレプレナーシップ研究所について】
武蔵野大学アントレプレナーシップ研究所(Musashino University Entrepreneurship Institute:MEI)はアントレプレナー(ヒト)、解決すべき課題の深堀り(コト)及びアントレプレナーシップ教育(教育手法)に関する研究を推進するため、2020年7月に開設。アントレプレナーシップを発揮していく人材輩出の研究等を通じて、本学のブラントステートメントである「世界の幸せをカタチにする。」に貢献することを目的としています。
【福島県西会津町について】
福島県西北部、新潟県との県境に位置する西会津町は人口5,694人(令和5年1月1日時点)、町の広さは東西17.55km、南北34.50kmで、面積298.18平方kmのうち約86%は山林です。西に越後山脈が走り、北には磐梯朝日国立公園の雄姿、万年雪を戴く飯豊連峰が間近に望まれるなど青い空と濃い緑、山と澄んだ清流が調和した豊かな自然環境を誇り、「会津の西の玄関口」と呼ばれています。
【関連リンク】
■武蔵野大学アントレプレナーシップ学部:https://www.musashino-u.ac.jp/academics/faculty/entrepreneurship/
■武蔵野大学アントレプレナーシップ研究所:https://www.musashino-u.ac.jp/research/laboratory/entrepreneurship_Institute.html
■西会津町(自治体ホームページ):https://www.town.nishiaizu.fukushima.jp/
■アントレプレナーシップ学部note 「困難があっても、西会津に通い続ける【復興支援レポート】」:https://note.com/mu_emc/n/n357572873373