- 当社支援の背景
キッズドアでは、近年の急速な組織拡大による職員の増加やステークホルダーの多様化を受け、組織のビジョン・ミッションを全体に浸透させるという新たなチャレンジに取り組んでいました。
このような状況を改善するための一助として、トークエクスプレスは、「インパクト創出を最大化する事業設計・マネジメント手法」「自走する組織作り」を特徴とする独自プログラムを提供することになりました。プログラムへの参加者がインパクトにかかるマネジメントの手法を習得し、組織内でその知見を共有していくことにより、現場を持つ職員たちが日々の仕事を組織のビジョン・ミッションと紐づけた長期的視点で考える力を強化し、組織全体が同じ方向を向くことを目指しています。
- 本支援による成果と今後の見通し
まずは少数のチーフ・コーディネーター(現場のリーダー層)向けに、インパクト設計・マネジメントのメソッドを提供しました。
その後、当社伴走のもと、チーフ・コーディネーターから一部の現場職員への知見の共有。チーフ・コーディネーターには、習得したことを他者に伝えることを通して学びを深めてもらいました。
今後は、チーフ・コーディネーターおよび知見の共有を受けた現場職員に対し、インパクトの「設計図」を活かして事業関係者とコミュニケーションする手法を提供する予定です。
<キッズドア執行役員 松見 幸太郎様のコメント>
キッズドアが実施している根幹の事業である「学習支援事業」を取り上げ、支援対象のどのような変化を作り出すのか、ビジョン・ミッションにどのように寄与するのかについて、体系的に学びながら改めて紐解く機会を得ました。
参加したメンバーは、日々自分が携わっている事業をより広く、長期的な視野から捉えることができたと感じています。事業の目的や方向性を職員、ボランティア、アルバイト等関係者の間で共有・協議できると良いと思いますし、今回習得したプロセスを皆が自分の担当するプロジェクトで実践してほしいと思います。
<当社代表紺野のコメント>
キッズドア様は「すべての子どもが夢や希望を持てる社会へ」をビジョンとし、経済的に厳しいご家庭の子どもたち等への学習支援を展開してきた、実績豊富NPOです。
今回、日本を代表するNPOであるキッズドア様に、インパクトを最大化し持続させるための事業設計メソッドをご提供する機会を得たのは、大変誇らしいことです。
本メソッドは、「インパクト」という考え方を活用して、企業に理想の未来(=理想の社会)の実現をしてもらえるように開発したものですが、一方で、理想とする未来・社会の実現において、企業(営利組織)か非営利組織かという組織形態は関係ないと当社では考えています。キッズドア様へサービス提供を通じ、その考えへの自信を深めることができました。
当社のサービスのコンセプトである「インパクト思考を組織に根付かせる」「持続的なインパクトの創出」「自走する仕組み」をキッズドア様に実現していただくことを目指します。
■認定特定非営利活動法人キッズドア様
2009年の設⽴以来、日本の子どもの貧困問題に取り組んでいる団体です。東京とその近郊 及び 宮城で貧困家庭の⼩学⽣〜⾼校⽣世代の子ども約1900人に学習支援を行い、更に、全国の困窮⼦育て家庭 約3000世帯に情報⽀援や⾷料・⽂房具⽀援、保護者への就労⽀援を実施しています。理事長の渡辺由美子は、内閣府子供の貧困対策有識者会議構成員等、政府委員も務めています。
ウェブサイトはこちらから
https://kidsdoor.net/
■トークンエクスプレス株式会社
トークンエクスプレス株式会社はインパクト思考を通じ、事業を通じてインパクトの創出を目指す組織を支援するプロフェッショナルです。
インパクト測定・インパクト投資の最前線の知見を元に独自メソッドを開発。インパクト創出に必要なマインド&スキルセット導入により、インパクト設計・測定・創出の自走する仕組みづくりと、インパクト思考組織への変革を支援します。
これまで大手海運会社、産直EC会社、財団法人等をご支援して参りました。
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