高齢者施設の安心・安全をAIで見守る転倒検知システム「mirAI-EYE(ミライアイ)」を発売

この記事は約4分で読めます。
グローリーは、赤外線3次元センサーを活用し、人の骨格から姿勢を正確に認識できるAI画像認識技術を開発しました。この度、その技術を応用した高齢者施設などの居室を見守る転倒検知システム「mirAI-EYE(以下、ミライアイ)」を本日1月10日より発売します。「ミライアイ」は、エコナビスタ株式会社(東京都千代田区、代表取締役社長:渡邉 君人、以下 エコナビスタ)と共同開発したもので、エコナビスタが提供する高齢者施設見守りシステム「ライフリズムナビ®+Dr.」(※1)と連携し、高齢者の安全・安心と介護スタッフの負担軽減を実現する画期的なシステムです。

背景

高齢者施設内における事故のおよそ6割が転倒によるもので、特に早朝や深夜に多く発生しており、介護スタッフは昼夜を問わず居室への見回りが必要となり、深刻な人手不足のなか大きな負担となっています。
従来の居室見守りシステムにおいては、転倒していないのに発報するケースがありました。そこで当社は、さまざまな姿勢を機械学習させたAI画像認識技術により、高齢者の物を拾う動作やベッドに座る動作等を誤検知する問題を解決し、高精度な検知を実現するミライアイを開発しました。
本技術は、高齢者施設における質の高い介護や介護現場の生産性向上に貢献します。

転倒検知システム「ミライアイ」の特長

1. 転倒事故を早期発見し、介護スタッフの負担を軽減
赤外線3次元センサーにより読み取った入居者の姿勢をAIが「転倒」と判断すると、ライフリズムナビ+Dr.と連動し、事務所の管理PCと介護スタッフのモバイル端末へ通知します。
また、「転倒」だけではなく、転倒に至りそうな「起き上がり、端座位、離床、ずり落ち、横たわり」を含めた6動作を検知するため、訪室が必要なタイミングを的確に捉えることができ、介護スタッフの負担軽減と、事故の予防や早期発見が可能です。

2. 赤外線3次元センサーで部屋全体の見守り実現
赤外線3次元センサーで用いる電磁波は、太陽光と干渉しない人の目に見えない波長を使っており、直射日光の入る日中や就寝時の真っ暗な居室でも正確に転倒などの検知が可能。また、センサー部は回転し、人の動きを追従するので居室内の広範囲(3m×6m)を見守ることができます。

3. 管理PCに通知履歴を蓄積し、事故の予防に貢献
管理PCで通知履歴、録画映像の保存、閲覧が可能。過去履歴や保存データより詳細な状況を把握、家族等への説明や事故防止策の検討に活用できます。
モザイク設定機能により、プライバシーに配慮した検知やライブ閲覧による見守りも可能です。
 

グローリーは、今後も技術の研鑽とオープンイノベーションの推進により、ヘルスケア分野における社会課題の解決と、安心・安全な社会の実現に貢献してまいります。

なお、2023年1月18日~20日に開催される第9回 介護&看護EXPO大阪に「ミライアイ」を出展予定です。
第9回 介護&看護EXPO大阪:https://www.medical-jpn.jp/osaka/ja-jp/about/ns.html

ライフリズムナビ+Dr.と連携したシステムの運用イメージ

※1 ライフリズムナビ+Dr.:センサーを活用したSaaS型高齢者施設見守りシステム。
    室内の状況をリアルタイムに把握し、アラート通知を行うほか、収集データより健康レポートも作成。

※ mirAI-EYEは、グローリー株式会社の商標です。
※ ライフリズムナビは、エコナビスタ株式会社の登録商標です。

【報道機関からのお問い合わせ先】
 グローリー株式会社 経営戦略本部 コーポレートコミュニケーション部 広報グループ
 電話(079)294-6317

【お客さまからのお問い合わせ先】
 グローリー株式会社 営業本部 マーケティング統括部 マーケティング部
 電話(03)5207-3160

タイトルとURLをコピーしました