ボーイスカウト 難民支援のためのプロジェクトを実施

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公益財団法人ボーイスカウト日本連盟(東京都杉並区、理事長 水野正人)は、2016年から継続して難民支援のための衣料回収プロジェクトを実施しています。
「衣料回収プロジェクト」では、世界の難民キャンプの半数以上が18歳未満の子どもであるという実態とともに、各現地では特に子ども服が不足している現状を受け、ボーイスカウトが日本全国で地域の方々に呼び掛けて衣料を回収し、最寄りのユニクロ店舗に持ち込むこみ、これらの衣料が世界の難民キャンプに届けられるプロジェクトです。

ボーイスカウト日本連盟では、日本全国のボーイスカウト加盟員と連携し、2016年からの7年間に全国で約10万着の衣料を回収し、ユニクロ店舗にお届けすることができました。

世界170以上の国と地域に仲間がいるボーイスカウトにとって、難民への支援活動は他人事ではありません。自分たちと同じ年代の子どもたちが困っている状況に対して、自分たちでもできることを考え、実践しています。このプロジェクトを通じて、「難民について」の理解を深めるためのハンドブックや動画を用いて「難民」という世界的な課題に対してボーイスカウトの子どもたちが向き合い、学びと行動を起こす機会となっています。
ボーイスカウトでは「世界難民の日」である本日、これまでの全国での取り組みをご紹介するとともに、地域への呼びかけをより一層強めてまいります。

 

<衣料回収プロジェクト概要>
期間:春(3月~5月末)と秋(9月~10月末)にキャンペーン期間を設けてユニクロ店舗への持ち込み
場所:日本全国各地(本プロジェクトに応募したボーイスカウトが実施)
回収対象:①ユニクロ・ジーユーの着なくなった服
     ②子ども服(60~150cm)に限り、ユニクロ・ジーユー以外のブランドも対象
プロジェクトWEBページ https://www.scout.or.jp/member/support_for_refugees/

●ボーイスカウトとは
 1907年にイギリスで始まったボーイスカウト運動は、今では世界172の国と地域、5,700万人以上が参加しています。野外活動を中心に、子どもたちの自発性を大切に、グループでの活動を通じて、自主性、協調性、社会性、たくましさやリーダーシップなどを育んでいきます。日本には団と言われる活動母体が全国に約2,000あり、子どもと大人をあわせて約9万人が活動しています。

●ボーイスカウト日本連盟創立100周年
 1907 年に英国でスカウト運動が産声を上げて間もなく、その息吹は日本へ伝わり、各地で少年団などの名前でボーイスカウト運動が始まりました。その後、1922(大正11)年4月13日にボーイスカウト日本連盟の前身なる「少年団日本連盟」が発足し、今年創立100周年を迎えました。
 100周年記念のさまざまな事業を展開しながら、この先の100年に向けて、あらためてこれからの青少年の育成を通じて社会に貢献し続けるという私たちの意思を発信し、社会への関わりを広く深く浸透させていく契機とします。

【問い合わせ先】
公益財団法人ボーイスカウト日本連盟 広報担当
TEL:03‐6913-6262  FAX:03-6913-6263

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