CCCマーケティング総研では、生活価値観や購買に関する意識調査を実施し、世代や年代ごとの意識の把握に努めています。このたび実施した「年代別意識調査」の結果より、30~50代のミドル世代の男女に焦点を当て、意識の違いをご紹介いたします。分析にあたり、ミドル世代を同居形態別に「一人暮らし」「同居者は配偶者・パートナーのみ」「子どもと同居」「親と同居(配偶者・子ども未同居)」に分け、さらに男女別に分類いたしました。
- 調査結果概要
●ミドル世代の時間の使い方の自由度は「一人暮らし」で高く、「子どもと同居」で低い
●趣味に対して「趣味や好きなものを持ちたいと思う」「家庭と趣味を両立させたい」と考える人はどちらも
6割を超える
●「国内旅行」「グルメ・食べ歩き」「テレビ番組・動画観賞(映画・ドラマなど)」への関心が高い
●「子育て・教育」に対する興味関心は「男性・子どもと同居」で21.2%、「女性・子どもと同居」で37.8%と
女性の方が高い
- ミドル世代の時間の使い方の自由度は同居形態によって大きな差
時間の使い方を自分で自由に決められるかどうかを尋ねました。自由に決められるとしたのはミドル世代全体では57.5%となりましたが、同居形態別に比較すると、「男性・子どもと同居」で43.8%、「女性・子どもと同居」で47.5%と低い結果となりました。一方、「男性・一人暮らし」は68.9%で男性の中でトップ、「女性・一人暮らし」は76.5%で女性の中で最も高くなっており、同居形態によって時間の使い方の自由度に差があることがわかりました。
- 自由に時間を使えなくても趣味は持ちたい
下記の図は趣味や好きなことに関わる価値観です。「自分がとことん打ち込める趣味や好きなものを持ちたいと思う」では、ミドル世代の67.8%が「あてはまる」または「ややあてはまる」と回答しています。「家庭(家事や家族)と個人の趣味を両立させたい」も、ミドル世代全体では62.9%となりました。同居形態別では男性でやや差が見られ、「子どもと同居」が男性の中では特に高くなっています。
ミドル世代の興味関心ごとについて尋ねたところ、ミドル世代全体で関心度が高かったものは「国内旅行」「グルメ・食べ歩き」「テレビ番組・動画観賞(映画・ドラマなど)」でした。同居形態別では、「マンガ」では男性及び女性の「親と同居」、「音楽鑑賞」では「女性・親と同居」で他よりも関心度が高くなっています。「スポーツ」では男性が女性よりも関心が高い傾向ですが、特に「男性・子どもと同居」で高い傾向が見られました。「子育て・教育」の男女「子どもと同居」の関心度を比較すると、男性(21.2%)よりも女性(37.8%)の方が高い結果となりました。
「年代別意識調査 ミドル世代編」の詳細データは下記のホームページをご覧ください。
- 本調査詳細データのご案内
CCCマーケティング総研では、本調査の詳細をご紹介するコラムをホームページで公開しています。また、集計表を販売しております。詳しくはこちらのページをご覧ください。
【https://www.cccmk.co.jp/thinktanks/column-63】
■調査データ概要
年代別意識調査(2022年6月)
調査地域 :全国
調査対象者:男女16~84歳のT会員
有効回答数:11,033サンプル(うち本発表のミドル世代は4,803サンプル)
調査期間 :2022年6月23日(木)~2022年6月30日(木)
実査機関 :CCCマーケティング株式会社(現:CCCMKホールディングス株式会社)
調査方法:インターネット調査(Tリサーチ)
■CCCマーケティング総合研究所の概要
名称:CCCマーケティング総合研究所(CCCマーケティング総研)
URL:https://www.cccmk.co.jp/thinktanks
設立:2020年7月21日
生活者の消費データ、インサイトや心の変化、さらには社会環境や経済情勢などを踏まえ、生活者のみなさまの「ちょっといいな」を実現するために、2020年に発足しました。
我々は『生活者の皆さまと共に歩み、共に考えるシンクタンク』として生活者の意識把握に努め、その声をもとに「データ」×「クリエイティブ」×「コンサルティング」のチカラによって皆さまの未来創造に伴走します。