愛知県農業総合試験場と共同で農業イノベーション創出を目指す新たな技術の提案を募集します

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愛知県では、愛知県農業総合試験場(以下「農総試」という。)や大学が有する技術、フィールド、ノウハウとスタートアップの新しいアイデアや技術を活用した共同研究体制の強化を図り、新しい農業イノベーションを創出するために「あいち農業イノベーションプロジェクト」を2021年度から進めています。
昨年度は、農業イノベーションに関する調査を行い、6つのテーマを設定しました。
この度、イノベーションによる本県農業の課題解決を目的とした、農総試との共同研究の立ち上げに向けて、この6つのテーマに対する、スタートアップを始めとする民間企業等からの新たな技術の提案を下記のとおり募集しますので、関心のある皆様は是非、御応募ください。
  • あいち農業イノベーションプロジェクトとは

農業分野においては、担い手減少や高齢化、環境負荷低減といった従来からの課題に加え、気候変動、カーボンニュートラル、コロナ禍に対応するサプライチェーン構築といった、新たに対応すべき課題が顕在化しています。こうした課題に迅速に対応していくためには、新たなイノベーション創出が必要です。
愛知県では、愛知県農業総合試験場や大学が有する技術、フィールド、ノウハウとスタートアップ企業等の新しいアイデアや技術を活用した共同研究体制の強化を図り、新しい農業イノベーション創出を目指します。

 

 

 

  • 提案を募集するテーマ

以下に掲げる6つのテーマに関して、新たな技術の提案を募集します。各テーマの提案を募集する内容の例については別紙を参照にしてください。
テーマ1:土地利用型作物のスマートモデルの実現
テーマ2:データ駆動型施設園芸モデルの実現
テーマ3:持続可能な畜産モデルの実現
テーマ4:テクノロジーで魅せる愛知ブランドの実現
テーマ5:未来へ繋げるサステナブル農業の実現
テーマ6:デジタルで結ぶスマートサプライチェーンの実現

※以下のWEBページにおいて、テーマごとに、「愛知県の産地の現状」、「農総試での関連研究成果」、生産現場における「解決したい困りごと」、想定される対応策を示した「解決案」の詳細を掲載しています。
https://www.pref.aichi.jp/soshiki/nogyo-keiei/2022teian.html
 

  • 参加メリット

1.県内農業関係者のマッチング支援
県内での事業展開に向けて、県内の農業関係者とのマッチングを支援します。

2.農業総合試験場との共同研究の実施
農業総合試験場と共同での研究開発や実証を進めることができます。また、内容に応じては専門的知見を有する大学とのマッチングも調整します。

3.予備試験等に係る資金の提供
予備試験に必要な費用について、1件あたり最大100万円として事務局から資金を提供します。

4.農業総合試験場の研究ほ場等の活用
予備試験の実施にあたって、農業総合試験場の研究ほ場等の活用が可能です。

5.スタートアップ支援プログラム等各種支援制度の案内
今後の研究開発や事業化に向けては、スタートアップ支援に関するプログラム、助成金などの諸制度の活用が可能です。

6.専門家による支援
研究開発と生産現場を繋ぐ専門スタッフである革新技術専門員(農業総合試験場在籍)や農業系アクセラレーター等の専門家による支援を受けることができます。

7.試験研究に関する競争的資金獲得に向けた計画作成支援
農業系の外部のコーディネーターと連携し、共同研究を発展させた競争的資金獲得へ計画作成などの支援が可能です。

8.取組内容や成果のPR
取組の内容やその成果について、特設サイト等での発信や県が開催するイベント等を活用したPRを予定しています。
 

  • 提案者の条件

提案者の条件は、以下の(1)及び(2)の双方を満たす企業等とします。
(1)農総試と共同で、本県農業の課題解決に向けた技術開発能力を有すること。
(2)愛知県暴力団排除条例(平成22年10月15日愛知県条例第34号)に規定する暴力団員又は暴力団若しくは暴力団と密接な関係を有する者でないこと。
 

  • 応募

(1)募集期間
2022年6月14日(火)から7月20日(水)まで
(2)応募方法
以下の特設サイトの内容を確認の上、サイト内にある応募フォームから必要事項の入力、資料の提出等を行ってください。
https://aichi-agri.jp
 

  • 選定

応募いただいた提案内容から、県が実現可能性や課題先進性などを評価し、農総試と共同研究を進める候補の選定を行います。なお、選定にあたってのポイントは、
以下の(1)及び(2)のとおりです。
(1)提案された技術の内容が本県の農業における諸課題の解決に資する内容であるか、農総試に求める役割が明確になっているか。
(2)提案された技術の具体的な内容と導入効果、PR・評価ポイント、計画と実施内容が明確であり、技術内容に関する説明資料は、具体的なものとなっているか。

また、選定された提案者においては、提案の内容に沿って、本格的な共同研究の実施に向けた予備的な試験等を行い、農総試と共同で行う研究開発の計画と社会実装に向けた事業計画を作成していただきます。
 

  • スケジュール

2022年6月14日(火)提案募集を開始
2022年6月28日(火)WEB説明会の開催(参加は応募の要件ではありません)
2022年7月20日(水)提案募集の締切り
2022年9月頃 農総試と共同研究を進める候補の選定
~ 本格的な共同研究の実施に向けた予備試験等を実施
2023年2月 研究開発の計画・社会実装に向けた事業計画の作成・報告
2023年4月以降 農総試とスタートアップ、大学との共同研究開発
 

  • 説明会およびテーマ別相談会について

以下の日程で、提案募集に関する説明会および、テーマ別相談会を開催します。
■説明会
日時:2022年6月28日 13:30-15:00
場所:ZoomWebinar
内容:
・あいち農業イノベーションプロジェクトおよび事業化可能性調査の説明
・各テーマ説明
・申込方法説明
・質疑応答
※説明会については後日録画内容を配信します。
■テーマ別相談会
日程:2022年6月29日 9:30-16:30
場所:Zoomミーティング
内容:提案に向けてテーマ毎に試験場の担当者と質問や相談ができる場になります。
  9:30-10:30 テーマ1:土地利用型作物のスマートモデルの実現
11:00-12:00 テーマ2:データ駆動型施設園芸モデルの実現
13:00-14:00 テーマ3:持続可能な畜産モデルの実現
14:30-15:00 テーマ4:テクノロジーで魅せる愛知ブランドの実現
15:15-15:45 テーマ5:未来へ繋げるサステナブル農業の実現
16:00-16:30 テーマ6:デジタルで結ぶスマートサプライチェーンの実現
■申込はこちらから
https://forms.office.com/r/jHxtJFyNm3

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