旧井波美術館(富山県南砺市)取得のお知らせ

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当社は、企業の存在意義は社会貢献であると考えており、サステナブル(持続可能)な社会を実現するための「サステナブルインフラ企業」として大きな成長を図るとともに、事業活動を通じて社会的責任を果たすことを最大の目標としております。
当社は、富山県南砺市が実施する「井波美術館」の利活用事業者の優先交渉権者として選定されておりましたが、本日付で本物件(土地・建物)を取得いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。
1. 本取得の概要
当社は、富山県南砺市が実施した「井波美術館」の利活用事業者公募に応募し、2021年4月に優先交渉権者として選定されました。優先交渉権者として耐震調査を実施したところ、当初想定を大幅に上回る規模の耐震性の補強が必要であることが判明しましたが、専門業者による調査を重ね、歴史的建造物を適切に保存した状態での耐震補強工事の見通しが立ったため、本物件を取得することを決定いたしました。

本物件の利活用については、当社の心築技術を活用し、一般社団法人ジソウラボやコストサイエンス株式会社等と組成した共同企業体で取り組む「EAT LOCAL INAMI」プロジェクト(井波地域の特性を活かしながら、次世代にむけた井波の新たな食文化の創造を行うことで、地域のにぎわいを創出するプロジェクト)において、食のにぎわい拠点となる飲食店舗を整備する予定です。

井波地域づくり協議会等の地域団体や南砺市と連携し、新たな雇用の創出、地元産業の振興につなげるとともに、井波の歴史ある街並みの景観を保全し、地域コミュニティの活性化等、地域との良好な関係を構築してまいります。

また、本物件は、1924年に建造され、来年で築100年目を迎える歴史的建造物です。地域の皆さまに愛される本物件を、当社が目指す「100年不動産」の研究・実践対象として、さらに100年利活用できるよう、心築を進めてまいります。

※ 心築(しんちく)とは、いちごの不動産技術とノウハウを活用し、一つ一つの不動産に心を込めた丁寧な価値向上を図り、現存不動産に新しい価値を創造することをいい、日本における「100年不動産」の実現を目指しております。
 
2. 本物件の概要
① 名称:旧井波美術館
② 所在地:富山県南砺市井波字八日町3101番1
③ 敷地面積:419.01㎡
④ 用途地域:宅地

3. 物件取得日
2022年11月1日(本日)

4. 今後の見通し
本取り組みによる2023年2月期の当社連結業績に与える影響は軽微ですが、地域に愛される歴史的建造物の利活用は、社会的に意義のある取り組みであり、サステナブルインフラ企業として、心築を通じた「100年不動産」の実現にも寄与するものと考えております。

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