カンボジアの教育省プロジェクトモデル校にて、日本語版「すらら」正式運用開始

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AIを活用したアダプティブな対話式 ICT 教材の開発と提供を行う株式会社すららネット(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:湯野川孝彦)の「すらら」は、公益財団法人CIESF(以下シーセフ)(日本事務局:東京都渋谷区、理事長:大久保 秀夫)が運営する、カンボジアで地球益を目指す志を持った次世代のリーダーを育てる学校シーセフリーダーズアカデミー(以下CLA)の算数教育において採用され、トライアル運用を経て2022年11月より小学1~4年生の全児童を対象に正式に運用を開始します。
すららネットでは、ICT教材の提供と児童生徒の学力向上に向けた授業運営や先生への研修、カリキュラム作成等、これまでの知見を基にした学校運営コンサルティングを行います。カンボジア国内のモデル教育の構築を、シーセフと共に目指していきます。

アニメーションレクチャーの「すらら」だからこそ実現
児童の数理的学習と同時に言語獲得、教員の教務力平準化

CLA は、シーセフが目指すカンボジアの教育プロジェクトのモデル校として、母国語のクメール語と日本語のバイリンガル教育を手段とし、日本の理数水準の教育の実現に取り組んでいる学校で、2022年5月から「すらら」を活用したトライアル運用を行っていました。トライアルでは、「すらら」を活用した運用のほか、教員研修やカリキュラム作成、クラス分けの方法、「すらら」のテストでの算数能力と日本語能力の検証を実施。すららネットのスタッフとシーセフスタッフや現地の教員がオンライン、オフラインで検討を重ねました。
「すらら」は、アニメーションで楽しく学べるレクチャーが特長のひとつです。CLAでは、一斉授業で日本語のアニメーションレクチャーを児童に見せながら、先生がクメール語に翻訳します。アニメーションだからこそ、児童は楽しみながら内容を理解しやすく進めることができます。先生は翻訳に専念できるので、教務力の平準化が可能になります。
次に「すらら」のドリル機能でレクチャーの習熟度のチェックと同時に、日本語の習得も目指します。学習の理解度は大きく個人差がありますが、「すらら」はAIによる難易度コントロール機能やつまずき診断プログラムという独自機能で、児童一人ひとりに合わせた進め方が実現できます。その他、学習を進めるとポイントがもらえ、ポイントで自分の好きなキャラクターを進化させたりできるゲーミフィケーション機能は、児童のモチベーション維持のための仕掛けです。
「すらら」を取り入れた算数授業のトライアルでは、楽しかった:84.1%と好評でした。児童たちから「ゲームと同じなので楽しかった」「楽しくやれるし、更に知識も得られたので、すごく面白かった」「楽しく色々な勉強ができ、覚えることもできた」「新しい勉強が出来て嬉しかった」などの感想が多く寄せられました。シーセフでは、「すらら」を子どもたちの優秀なパートナーと評価しています。
これらの結果を受け、11月より正式に授業に組み込まれることになりました。

「すらら」導入による今後の3つの可能性
①  教師の成長と指導の個別化の実現
カンボジアと日本では教え方が同じではありませんが、「すらら」で出題されるユニットを教師自身が取り組むことで、カンボジアにはないレクチャーの仕方や問題を学ぶことができます。また「すらら」の解答記録からのフィードバックにより一人ひとりの理解度が可視化され、これまでの一斉授業ではできなかった個別最適な学習の提供が可能になります。
②  目的を持った学びの実践と自立した生徒の育成
CLAでは、学習のもっとも大切なスキルは「言葉」の理解と習得と考えます。すべての学習の基本となる言葉を多言語で学ぶことは、学習者の可能性を広げ、国際的な視野の形成を促すとしています。CLAには、将来日本へ留学を考えている生徒が多くいます。そのため日本語で学習できることは重要なポイントとなります。「すらら」で算数・数学を学習したことをきっかけに、その他の教科を自分で学ぶことで目的を持った学びを実践し、自立した生徒たちの育成が期待できます。
③  「すらら」を使った教育をカンボジア国内のモデルに
カンボジアでは、1975年から約4年間の間に起きた事件※を機に、教育というものが一度完全に失われました。立て直しを行っている現在でもまだ多くの学校や教師、教具が不足しています。多くの団体が教育を支援している一方で、教育の基本的なカリキュラムや教授方法など、これから一緒に改善できる事が多くあります。
すららネットでは、CLAでの「すらら」を活用した教育をモデルとして、カンボジア国内の教育がさらにレベルアップしていくことをシーセフと共に目指します。
※カンボジア大虐殺 (1975–1979)

■公益財団法人CIESF(シーセフ)

2008年に一般財団法人カンボジア国際教育支援基金として設立、カンボジアの教育支援事業からスタートした非営利で国際的な民間の教育支援団体。世界有数のODA享受国であるカンボジアにおいて、「真の愛情と情熱をもった世界レベルの教育者の育成」と「利他の心と国際的な視野をもった高度人材の育成」を理念とし、教師の育成や教育行政の改善、起業家や産業人材の育成に取り組み、カンボジアの発展を支援している。2016年CIESF Leaders Academy(シーセフ リーダーズ アカデミー)を開校。
https://www.ciesf.org/

 

■CIESF Leaders Academy
(シーセフリーダーズアカデミー:CLA)

2016年にカンボジアの教育プロジェクトのモデル校として、カンボジア教育省と共にシーセフが設立。地球環境の保全や世界平和、貧困のない世界の実現を目指し、世界中の人々の幸せのために「地球益」考えて行動できる未来のリーダー育成のための幼小中一貫校。各クラス定員20名で、現在3歳児~4年生の児童が在籍している。今後毎年1学年を追加し、中学3年まで設立。高校・大学は日本への留学の機会の創出も視野に入れている。
https://www.clapp.edu.kh/home

■AI×アダプティブラーニング教材「すらら」
「すらら」は、小学校から高校までの国語、算数/数学、英語、理科、社会 5 教科の学習を、先生役のアニメーションキャラクターと一緒に、一人一人の理解度に合わせて進めることができる、AIを活用したアダプティブなICT教材です。レクチャー機能、ドリル機能、テスト機能により、その子に合わせた内容で理解→定着→活用のサイクルを繰り返し、学習内容の定着を実現します。初めて学習する分野でも一人で学習を進めることができる特長を生かし、小・中・高校、高等教育機関、学習塾をはじめ、放課後等デイサービス等においても活用が広がっています。

■株式会社すららネット
すららネットは、「教育に変革を、子どもたちに生きる力を。」を企業理念とし、AIを活用したアダプティブな対話式 ICT 教材「すらら」と「すららドリル」を、国内では 約 2,500校の学校、塾等43万人を超える児童生徒に提供しています。全国の公立学校、有名私立中高、大手塾での活用が広がる一方で、発達障がいや学習障がい、不登校、経済的困窮世帯を含む生徒に学習の機会を提供するなど、日本の教育課題の解決を図ることで成長を続け、代表的な EdTechスタートアップ企業として2017年に東証マザーズ(現東証グロース市場)に上場しました。
https://surala.jp/

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