Sembcorp社と共同で,グリーンアンモニア利活用による協業を開始

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IHIは,シンガポールのSembcorp(セムコープ) Industries*(以下「Sembcorp社」)と,同国およびアジア太平洋地域において,発電用のグリーンアンモニアの利活用によるカーボンニュートラル推進を共同で検討を進めるMoU(基本合意書)に調印しました。

本MoUに基づき,両社はシンガポール・ジュロン島のSembcorp社の設備において,アンモニア専焼ガスタービンの導入や既設ボイラのアンモニア専焼・混焼への燃料転換検討,およびそれらに付随するアンモニア受け入れ・運用のためのインフラ設備などについて検討し,発電用のグリーンアンモニアの製造から利用までのバリューチェーン構築を進めていきます。 

ジュロン島は,東南アジアにおけるエネルギー拠点の1つであり,シンガポール政府はシンガポールグリーンプラン2030の一環として2021年11月に「SUSTAINABLE JURONG ISLAND」を公表して,脱炭素化を含めたサステナビリティ推進構想「サステナブルエネルギー&ケミカルパーク」を掲げています。今回の取り組みは,この目標達成へのステップとして低炭素燃料活用を推進する活動となります。

IHIは,本事業を通じて世界全体,ASEAN諸国でのカーボンニュートラル実現に向けた具体的な方法を示し,持続可能なエネルギートランジションを推進します。また,カーボンニュートラル燃料の多様な利用モデルを示すことで,燃料アンモニアを含めたカーボンニュートラル燃料の社会実装の早期実現と,質の高いインフラ提供によるグローバルな環境負荷の低減に貢献してまいります。 

Sembcorp社:
Sembcorp社は,シンガポールに本社を置く,エネルギー事業および都市ソリューションのプロバイダーであり,エネルギー転換と持続可能な開発をサポートする革新的なソリューションを提供しています。世界中で太陽光,風力,エネルギー貯蔵で7.1GWの再生可能エネルギーを含む,計16.6GWのバランスの取れたエネルギーポートフォリオを有しています。 詳細については,www.sembcorp.comをご覧ください。

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