創業80年の住宅建材会社がオフィスで完全フリーアドレスを導入

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天井高さの室内ドア「フルハイトドア®」を製造・販売する神谷コーポレーション湘南株式会社 (神奈川県伊勢原市、代表取締役社長:神谷忠重)では、2021年から取り組んできた事務オフィスのフリーアドレス化が10月1日に完成しました。事務スペースを改装し事務社員90名分の事務机を全て撤去して固定席を廃止、新たに68のフリーアドレス席を設けました。

フリーアドレス化された当社2階のオフィスフリーアドレス化された当社2階のオフィス

当社は、創業80年の室内ドアを専門に製造・販売している建材メーカーです。以前はオフィス内が古く、無造作に大量の書類が並び、雑然としていました。体制も旧態依然とした会社でしたが、2005年の商品のブランド化に伴い、従業員の労働環境の改革や業務のDX化を積極的に進めてきました。2020年にはコロナ禍によりデスクワーク社員の7割以上が週2~3日のリモートワークを開始。これにより全員分のデスクが必要なくなったため、2021年10月、試験的にフリーアドレスの導入を行いました。当初は社員から「同じ部署で固まっていた方が良いのでは?」「必要な書類はどこに置けばいいの?」といった不安の声も聞かれました。ところが実際に導入してみると、各個人が好きな席で業務を行う事で部署の垣根を越えたコミュニケーションの機会が格段に増え、「今まで一度も話したことがない人と話ができた」という声も聞かれるようになりました。このことは、それ以前のデスクのレイアウトが部署ごとの島になっていたことで縦割り組織化し、他部署への関心が薄いという課題の解消にも繋がったのです。

机の島があり紙書類も多く、 働きづらい環境だったオフィスの様子机の島があり紙書類も多く、 働きづらい環境だったオフィスの様子

今回の本格的なフリーアドレスの導入に際しては、デスクの入れ替え以外にも、壁やOAフロアの施工、カーペットの取り替えなど、フロア全体の大改装となりましたが、外部に委託せず全て社員で行いました。協力して自分たちの事務スペースを完成させたことで仲間意識も強化されました。

社員数170名の建材メーカーである当社は今年で創業80年です。長い歴史の中で培った従来の方法にとらわれず、テレワークやフリーアドレスをはじめ、ペーパーレス化・デジタル化にも取り組み、時代に応じて柔軟に進化を遂げています。私たちはこれらも働き方改革に取り組み、社員の業務効率の更なる向上を目指していきます。

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