「白山麓をメッカに全国に広げていきたい」「QINO」と石川・白山手取川ジオパーク推進協議会が連携協定を締結

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株式会社fabriq ( 東京都渋谷区、代表 高平晴誉 ) とEarthRing ( 石川県白山市、代表 大本健太郎 )は、“木を使い、山を育て、水を守る”というビジョンのもと、石川県白山市を舞台に地域共創プロジェクト「QINO(キノ)」を展開しています。この度、「QINO」と白山手取川ジオパーク推進協議会は連携協定を締結し、2022年9月25日(日)、白山市のイオンモール白山にて締結式を行いました。
 

当日の様子
連携協定締結式には、白山市長でもある白山手取川ジオパーク推進協議会の山田会長とQINO 代表の高平がそれぞれコメント。山田会長は、「10月5日から、ユネスコによる世界ジオパーク認定に向けた現地審査が始まるが、そのタイミングでQINOと連携協定を結べるのはとても心強い。今後も『山』と『水』とのつながりをテーマに、世界ジオパークの認定や自然保全に向けた取り組みを推進していきたい」、高平は、「QINOとして、白山手取川ジオパークが持つ豊かな自然を守り、魅力を伝えることを続けていきたい」と話しました。 また、式が行われたイオンモール白山では、同日にノコギリ体験や端材を使った雑貨作りなど、木の使いみちを学ぶワークショップが開催され、多くの親子が参加し、楽しんでいました。

白山市とQINOとのつながりについて
白山市は、霊峰白山、一級河川の手取川、日本海と、山・川・海が1つにつながる特殊な地形を持っています。
そのため白山の地では水に対する意識がより強いことから、山を健康にしていこうと考える有志が多く、木を積極活用することをモットーにした活動を行なっていました。そこで撮影で白山と縁をもったfabriqが地域の事業者と共創する運びとなり、「QINO」が立ち上がりました。
代表的な取り組みとして、林業家が杉の間伐時に下草として処分してしまうクロモジという植物に着目し、そこに蒸留という一手間を加えてつくりだした「QINO SODA」があります。この製品では白山の水源林の1つである白峰エリアで林業をされている方から原材料となる樹木を購入し、 ダム付近の白山蒸留所で蒸留したものを、平野分にある地ビール工場で瓶詰めし、ラベルのアートや梱包発送は白山市にある福祉施設にお願いするという、石川県で完結するものづくりを行っています。
またそのほかには、市内の小学校の児童に向けて木の使いみちを考えるワークショップ型の木育授業を行うなどの取り組みをしてきました。
今回改めて連結協定を結ぶことによって、より一層白山市の皆さんとの連携を深め、全国に森林課題を知ってもらうための強いメッセージを発信していきます。

当日の写真

登壇者コメント

山田 憲昭
(白山手取川ジオパーク推進協議会 会長・白山市長)

この度、QINOと白山手取川ジオパーク推進協議会が連携協定を締結しました。この白山市には多くの人が住み、様々な資源がありますが、地域を良くするには誰か一人が頑張るのではなく、地域に携わるみんなの力を合わせる必要があると考えます。そのまとめ役を担ってくれているのがQINOです。
10月21日からは日本ジオパーク全国大会がこの白山手取川で開催されます。また、10月5日からは、世界ジオパーク認定に向けた現地審査が行われる予定です。そのようなタイミングで本日QINOと協定を結べることをとても心強く感じています。
霊峰白山から手取川、日本海という豊かな資源をもつこの白山手取川ジオパークは、QINOも掲げている『山・木』と『水』との密接なつながりをテーマに、世界ジオパークの認定、自然保全などに向けて推進していきたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。

高平 晴誉
(QINO / 株式会社 fabriq 代表)

白山市は霊峰白山と日本海、それを結ぶ一級河川の手取川を有し、山・川・海の全てが揃う珍しい地形と言われています。その中では、水は絶えず循環しながら生み出されており、この手取川ジオパークは豊かな水を生み出す地質遺産といえます。水を生み出すには、健康な山の存在が必要ですが、白山に限らず日本には建材として使われるはずだった木が残り、うっそうとして太陽光が届かない、不健康な状態の山が広がっています。こういった背景のもと、QINOでは「QINO SODA」の開発や「QINO Restaurant」「QINO School」など、木を適切に切って、山を育て、水を生み出す活動をしています。
今後も、手取川ジオパークが持つ豊かな自然を私たちが守り、この魅力を伝えることをQINOとして続けていきたいと思っています。白山市をメッカに、この「木を切って、山を守り、水を育てる」活動を全国に広げていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。

QINOについて
東京のクリエイティブチームfabriqによる、石川県白山麓から広がる地域共創プロジェクトです。
2019年に白山麓を訪れた際、地元の方や林業従事者との対話の中から、木は切って使うことにより山は健康を維持し、健康な山が栄養豊富な水を海へ運ぶということを知りました。この循環を持続するための活動と地域の方々の想いに共感し、活動を始めました。「木の使い道に、驚きを。」というスローガンを掲げ、これまで森林環境へのエールになる製品や体験の開発を行ってきました。木のプレミアム炭酸水「QINO SODA」をはじめ、小学校での木育授業「QINO school」、そして未来の森づくりに向けたワークショップ「QINO Dialogue」などがあります。QINOはこれからも時間をかけて、人と山のかかわりしろが増えるアクションを実現していきます。

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