約6万粒の「プチプチ®」でアートを描くチャレンジ!?トヨタのサステナビリティ実験 「#生態系プチプチアート」SDGsが採択された9月に、渋谷で15日(木)~21日(水)まで展示

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トヨタ自動車株式会社(本社:愛知県豊田市、代表取締役社長 豊田章男、以下トヨタ)は、トヨタ環境チャレンジ2050で定めた「人と自然が共生する未来づくりへのチャレンジ」や「トヨタ自動車の自然共生の取り組みについて」知っていただくきっかけづくりを目的に、トヨタの森で暮らす生き物を6万粒のプチプチにインクを入れて描く、「#生態系プチプチアート」を2022年9月15日(木)から21日(水)まで、渋谷ちかみちPickUpランキンで展示します。

トヨタは豊かな森や自然を未来につなげていくことが大切であると考え、1992年に「トヨタの森計画」を策定。1997年より東京ドーム9個分の広大な敷地に、多様な生態系を守る目的で、トヨタの森(愛知県豊田市)をオープンしました。以降25年以上にわたって、たくさんの工場を持つトヨタが自然と共生するための未来づくりにチャレンジし続けています。

「トヨタのサステナビリティ実験#生態系プチプチアート」は、壊れやすい多様な生態系を、約6万粒のつぶれやすいプチプチで描くという実験です。国連でSDGsが採択された9月に、渋谷ちかみちPickUpランキンで、15日(木)から17日(土)まで制作過程も含めて掲出。18日(日)に完成する予定です。また、20日(火)からは、完成したアートに変化を加えたビジュアルで2日間展示します。

今後も、トヨタ自動車は様々な事業を通じて培った自社技術やノウハウを最大限活用し、人と自然が共生する持続可能な社会の実現を目指します。

■トヨタのサステナビリティ実験WEBサイト
https://toyota.jp/info/sdgs/forest/?padid=from_release_qr_forest

■トヨタSDGsへの取り組みWEBサイト
https://global.toyota/jp/sustainability/sdgs/
 

約6万粒のプチプチにどの色を注入するか、識別するアプリを開発しました

ドロっとした質感が特長の、ヘアジェルを混ぜた特製インクを開発しました

注射器で、一粒一粒プチプチにインクを注入します

全てに番号があり、それに合わせてインクを使用します

破れやすいので慎重に丁寧に行います

インクが漏れないよう、テープでカバーします
 

  • トヨタ自動車の自然共生の取り組み

〈1〉 TOYOTAの森づくり
人と自然が共生する未来づくりでSDGsに貢献

人と自然が共生していくためには、人が自然の中の一部であることを認識し、豊かな森や自然を今よりもっとよい形で未来に繋げていくことが大切と考えています。これは持続可能でよりよい世界を目指す国際目標「SDGs(Sustainable Development Goals)」にも通じています。
トヨタは、2015年に「トヨタ環境チャレンジ2050」を公表。温暖化や自然災害の頻発など地球環境が、危機的状況にある中でクルマの環境負荷をゼロに近づける活動を推進するともに、森林の保護活動や多世代への意識改革に向けた教育にも力を入れてきました。
これからも、人と自然が共に生きていくために、豊かな未来づくりに向けた取り組みを続けていきます。

トヨタ | TOYOTAの森づくり
トヨタは、森が抱える課題や背景に向き合い、「人づくりや地域との連携」「森と共生する仕組みの構築」を通じて、持続的な森づくりに向けて様々な活動を展開しています。

トヨタの森について
すべての人が自然に触れ、遊び、体験することで命のつながりや尊さ、多様性に気付く場所。
ひとと里山の心地いい関係、そんな森づくりを目指しています。

 

里山の活用
里山とは、集落の近くにあり、人々が生活のために利用することで維持されてきた環境を指します。しかし、エネルギー資源の転換に伴うライフスタイルの変化により、その環境が失われています。そこで、トヨタの森では里山の生物多様性を保全し、誰もが自然の素晴らしさを体験できる場を提供しています。

活動の3本柱
①整備
多種多様な動植物が生きる豊かな森を目指し、里山の整備を実施

②調査
整備によって森がどのように変わっていくかを継続的に調査

③教育
多くの方に自然の魅力を感じて、楽しく学んでもらえるプログラムを実施

森づくりの視点
◆ 生物多様性の保全
希少な動植物を保全するとともに、多様な生き物を呼びこむために、森をエリア分けし、整備方針に基づいて木の伐採や草刈りなどを行っています。

生き物の生態に合わせ湿地環境を整備

◆ 自然を身近に感じるための工夫
訪れる人が自然の魅力を身近に感じられるよう五感を使って楽しんだり、生き物を観察しやすい工夫をしています。
http://www.toyota.co.jp/jpn/sustainability/social_contribution/feature/forest/forest_of_toyota/

巣箱にモニターカメラを設置し、いつでも観察できる

〈2〉その他の活動例
(1)トヨタ三重宮川山林について

トヨタ三重宮川山林は、大台山系を源流とする宮川の上流域にあり、その面積は約1700ヘクタール(東京ドーム約364個分)。明治期から林業が行われ、100年生の森もあります。
トヨタは2007年、大切に育まれたこの山を引き継ぎ、自動車事業で培ったノウハウを活用し、森づくりに取り組んでいます。
https://www.toyota.co.jp/jpn/sustainability/social_contribution/feature/forest/mie/

(2)トヨタ三重宮川山林 フォレストチャレンジ

2017年秋、トヨタ三重宮川山林を舞台に独自の発想で山林や森にあるもの活かし、山と関わる人を増やす新たなプロジェクトが始動。新たに森に関わる人を応援!
三重県多気郡大台町にある1700ヘクタールの森林で、トヨタは林業再生を目指して10年、森づくりを行ってきました。
その森を舞台に、林業だけではない新たな視点で森を活用するアイデアを募集したのが「フォレストチャレンジ 森あげプロジェクト」。長い年月をかけて守られてきた森を次世代に引き継ぐには、新たに森に関わる人を増やすことだと考えました。事業計画を募集し、合宿と最終審査を経て選ばれたチャレンジャーが活動しています。
地域の資源や人々との出会いから、新たな取組みが始まっています。

(3)トヨタ白川郷自然學校について

トヨタ白川郷自然學校は、自然環境に対する思いを深めるきっかけ作りの場として、2005年4月に開校。この自然學校では「共生」という理念を胸に抱きながら、訪れた方々が自然を全身で満喫し、自然の営みや叡智に気づいていただくことに取り組んでいます。そのことがきっと一人ひとりの人生を豊かにするという願いが込められております。
これは広い意味において、人づくりの一部だと私たちは考えています。チャレンジ6「人と自然が共生する未来づくりへのチャレンジ」・ESD プロジェクトの実践の場です。
https://toyota.eco-inst.jp/

(4)びおとーぷ堤について

「プリウス」を生産する堤工場をモデル工場として、2007年より「工場の森づくり」をテーマに植樹活動を行なっています。これまでの10年間で、国内外の拠点での植樹本数は累積約200万本となり、自然や生き物を育む拠点となってきました。
2017年度より「工場の森づくり」から活動内容を拡大し、「自然と共生する工場」に
発展しました。「自然と共生する工場」でも堤工場をモデル工場とし、2018年10月、地域本来の生態系保全への貢献を目的とした「びおとーぷ堤」を開設しました。
コナラを中心とした里山的な広葉樹林をコンセプトに、この地域に生息する代表的な生きものを指標種と設定。それらの生息状況を確認することで、活動の評価を行い、内容を見直すサイクルを定期的に実施しています。
さらに、地域生態系に考慮した生きもの(ギンブナ)の導入や、希少種保全( ウシモツゴ、ミナミメダカ)を行っています。一連の活動は、豊田市や有識者の指導のもと、地域の方々のご協力を得て一体となって取り組んでいます。
 

  • 人と自然が共生する未来づくりへのチャレンジ

<トヨタ自然共生方針 >
水や大気などの自然の様々な要素が調和し、生物の多様性が保たれることにより私たち人間は、 豊かな生活を送ることができます しかし、気候変動や水不足といった環境課題が、相互に関係しあって深刻化するのに伴い、この自 然の調和が崩れ、生物の多様性も失われてきています 現状を改善するために、トヨタは、様々な事業を通じて培った自社技術やノウハウを最大限活用し、 人と自然が共生する持続可能な社会の実現をめざします1.資源の供給、気候の安定等により、暮らしや経済を支えてくれる自然に感謝し、自然の様々な要素が調和し、生物の多様性を保つための活動を推進します
2. 自ら行動するだけでなく、社会の皆さまとの連携を深めることによって、地域へと活動の輪を広げ、さらに世界へとつなげていきます
3. 豊かな生活の基盤である生物多様性が危機的状況にあるという認識に基づき、従業員や幅広い世代の人々の意識を変革するために環境教育を推進します同時に、社内外の活動を通じ、関連する情報を社会に提供します

<自然共生プロジェクト>
以下の3つの「つなぐ」プロジェクトを推進し、自然と共生する社会の実現をめざします。

補足事項
自然は、食糧、水、空気といった、私たちが生きるために必要な、多くの恵みを与えてくれます。例えば、自動 車の材料となる資源は自然界からもたらされますし、植物は自動車走行時に排出されるCO2を酸素や有機 物に変えてくれます。また、人間も自然の一部であり、私たちの生活は、自然の様々な要素の調和のもとに成 り立っています。 しかし近年、気候変動などの影響により、森林減少、生態系バランスの悪化などが生じ、自然環境は危機に あると指摘されています。このような状況の中、トヨタはこれまで培った自分たちの技術ノウハウを用いて自然の 様々な要素の調和を取り戻し、ホーム・プラネットに住むすべての人々の持続的発展に貢献したいと考え、 2020年に「トヨタ自然共生方針」を定めました。
まず、トヨタはモビリティカンパニーとして、走行時のCO2発生量の少ない自動車の開発や、自動車生産時の CO2削減など、自然への負荷が少ない事業活動を進めます。さらに、社会の様々な方と協力して、生物多様 性の保全などの“自然共生”活動の輪を、地域から世界へと広げていきます。そして、大人だけでなく、未来を担う学生や子どもも参加できる環境教育プログラムを、世界中で推進しています。

トヨタ自然共生方針について
トヨタは1992年に、環境に対する取り組み方針を「トヨタ地球環境憲章(2000年改 定)」として定めました。 そして、SDGs*が国連で採択され、COP21**でパリ合意が行 われた2015年には、「トヨタ地球環境憲章」の考え方をふまえて、6つのチャレンジからなる 「トヨタ環境チャレンジ2050」を発表しました。 その一つである 「人と自然が共生する未 来づくりへのチャレンジ」を通し、トヨタは、自然共生の活動の輪を地域・世界とつなぎ、そし て未来へつなぐ取り組みを行っています。

トヨタはこれまで、2008年に策定された「生物多様性ガイドライン」に沿う取り組みを進めて きました。今回、同ガイドラインの考え方を受け継ぎつつ、これをより大きな概念である自然へと広げ「トヨタ自然共生方針」として刷新。 この方針は、トヨタが「人と自然が共生する 未来づくりへのチャレンジ」の取り組みを推進するにあたっての考え方を示すものです。 トヨタはこれからも、お客様の笑顔と幸せがあふれる「いい町・いい社会づくり」にむけて、チャレンジし続けます。
*SDGs: Sustainable Development Goals「持続可能な開発のための目標」
**COP21:国連気候変動枠組条約第21回締約国会議

 

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