東洋インキグループ、マレーシアにおけるラミネート接着剤の生産設備を増強

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東洋インキグループのトーヨーケムスペシャリティケミカル株式会社(会長 阿久津 晴彦、マレーシア)は、ラミネート接着剤の生産設備を増強し、生産能力を2倍に拡大いたします。グローバル供給体制を強化することで、世界的に需要拡大が期待される無溶剤型などの環境対応製品や高機能製品の拡販を進めます。
  東洋インキグループは、国内トップシェアである東洋モートン株式会社をはじめ、アジアを中心にラミネート接着剤事業を展開しています。主に軟包装材の複層フィルムの貼り合わせに用いられるラミネート接着剤は、アジア域の人口増加に伴いレトルト食品用途やPTP(Press Through Package)包装シート等の医薬品用途などで市場が拡大しており、5年で約10%の成長が見込まれています。

 この度トーヨーケムスペシャリティケミカルは、アジア域での旺盛な需要に応えるため、生産能力を2倍に拡大いたします。増設した設備は23年3Qに稼働予定で、アジアのラミネート接着剤製品のマザー工場として、東洋インキグループが強みとする高機能製品を中心にアジア全域に製品を供給してまいります。
東洋インキグループでは、マレーシアのほか、中国・江門およびトルコでも設備導入を進めており、ラミネート接着剤のグローバル供給体制の強化に取り組んでいます。これまでアジアを中心に事業を展開してまいりましたが、トルコをハブ拠点にMENA・中央アジア・東欧地域における事業拡大を進めていきます。今後さらに供給体制を強化し、長期構想SIC27期間中にラミネート接着剤のグローバル供給体制を1.5倍に引き上げます。

 

  

 

 CO2排出量削減などの環境負荷低減や、安全性の観点から年々強化される化学物質規制に対応した製品のニーズが世界的に高まっており、パッケージを取り巻く環境はめまぐるしく変化しています。
 東洋インキグループは、包装材料に用いるラミネート接着剤と印刷インキを共に製造しており、最適な組み合わせの提案や迅速な改良を行うことができる強みを活かし、パッケージ制作に関する様々なご要望にお応えしてまいります。また独自のポリマー設計技術や解析技術を活かした環境対応製品や高機能製品の開発を加速し、お客様やエンドユーザ様のSDGs目標や課題解決の取り組みに寄与することで、サステナブルな社会の実現に貢献してまいります。

<関連リリース>

  • EUの包装材料に関する法規制に対応したラミネート接着剤をラインナップ

  https://schd.toyoinkgroup.com/ja/news/2022/22051101.html

  • 無溶剤型ラミネート加工の用途を拡大し、脱溶剤化を加速する新製品を開発

  https://schd.toyoinkgroup.com/ja/news/2022/22072501.html

  • TOYO INK、およびTOYO INKロゴは、東洋インキSCホールディングス株式会社の登録商標です。

 

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