世界初の女性の健康に関する大規模調査「ホロジック世界ウィメンズヘルス指数」発表に関するメディアセミナーレポートを公開

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ウィメンズヘルス分野のリーディングカンパニーであるホロジック社(本社:アメリカマサチューセッツ州)の日本法人であるホロジックジャパン株式会社(本社:東京都文京区)は、「ホロジック世界ウィメンズヘルス指数(Hologic Global Women’s Health Index)」の日本調査結果発表にあたり、2022年3月8日国際女性デーに合わせて開催した「女性の元気は、日本を変える~私だけの花を咲かせるために、いまできること~」と題したメディアセミナーの様子をレポートする、特設ページを公開しました。

 

 

【特設ページ】 

「ホロジック世界ウィメンズヘルス指数」は、ウィメンズヘルスにおける課題の優先順位を明らかにするために女性の観点から設計された、世界初となる大規模調査です。世界的な調査会社である米国ギャラップ社の世論調査(Gallup World Poll)の一環として、116の国と地域の男女12万人以上を対象に140以上の言語でインタビュー調査が行われました。ホロジック社とギャラップ社が協働で、女性の健康状態を示しウィメンズヘルスの変化を国ごとに追跡、モニタリングする指標を開発し、世界的に女性の健康の状況を可視化しています。ウィメンズヘルスに関与する複合的な要素を理解しやすい形でまとめることで、各国のリーダーや政策立案者が、経年的に進捗をモニタリングし、健康で安全な女性の未来を築くための施策作りに役立つことを期待して、提供するデータです。

平均寿命の80%以上に関与するウィメンズヘルスの予測値として①予防医療、②健康と安全に関する意見、③メンタルヘルス、④個人の健康、⑤基本的ニーズの5項目を統計的手法で開発し、それぞれのスコアを集計し、世界全体または国・地域別のランキングで報告しています。この5項目の予測値のいずれかを積極的に改善することで、女性がより健康的に長生きできる可能性があることを示唆しています。

国際女性デーに開催したメディアセミナーでは、本調査で明らかになった日本人の調査結果について、世界的なランキングと上記5項目における傾向をグローバル結果と比較しながら、日本人女性の健康に対する認識の格差についてデータを元に説明しました。

テーマごとに各方面の第一人者である対馬ルリ子先生(医療法人社団ウィミンズ・ウェルネス理事長 産婦人科医)、塚原月子様(株式会社カレイディスト代表取締役)、自見はな子先生(参議院議員、小児科専門医)【映像によるご参加】にスピーチをいただいたとともに、普段から健康への意識が高く、子育て中でもあるタレントの関根麻里様をお招きし、フリーアナウンサーの町亞星様をファシリテーターとして4名でディスカッションをおこないました。ディスカッションでは、本調査の結果から見えてくる、日本女性の健康に関する課題とともに、女性の社会進出、少子化問題についても踏み込み、女性が生きやすい社会にしていくために何すべきか、また何を変える必要があるか、についてディスカッションを行いました。このパネルディスカッションの様子について、今回特設サイトにレポートを公開しました。

 ホロジック社およびホロジックジャパン株式会社は、世界各国の政策立案者やリーダーが女性の健康に注目し、最善の施策を講じることを促すデータロードマップとして構築された当指数を活用することで、日本のリーダーたちによる女性の健康とそれを取り巻く社会的要因の理解を促進し、最終的には日本女性の生活の質の向上につなげることを目指しています。

■「ホロジック世界ウィメンズヘルス指数(Hologic Global Women’s Health Index)」概要

<目標>
本指数は、各国のリーダーや政策立案者に対して、女性の現在の生活を改善し、その余命と生活の質を今後向上させていくための指標を提供することを目的としています。
国や地域別の世界ランキングを活用し、女性の健康スコアに大きな格差を生み出している要因を把握することで、リーダーは世界での自国の立ち位置を把握し、自国の強みと改善点を特定できます。そして、こうした知見に基づいて、より効果的に政策の方向性を定めることができます。

●ウィメンズヘルスにおける課題の優先順位を明らかにするために女性の観点から設計された、世界初の調査
●ホロジックと調査・分析のリーディング企業であるギャラップ社が共同開発
●2005年よりギャラップ社が実施している世論調査(Gallup World Poll)の一環として実施され、約25億人の15歳以上の女性の感情や行動を表す
●国と地域ごとに、経時的なウィメンズヘルスに関する指数を毎年調査、発表
●116の国と地域の15歳以上の男女それぞれ6万人以上(計約12万人)へのインタビュー調査
●140以上の言語で集計

ウィメンズヘルスの予測値5項目

2020年日本調査結果 5項目のスコアとランキング

2020年のギャラップ社の世論調査に含まれたホロジックの調査項目

予防医療の重要性 ・あなたは、医師や看護師などの医療専門家による健康診断を少なくとも12か月に1回受けることは、健康改善に役立つと思いますか。
予防医療の経験 ・過去12か月間に、医師や看護師などの医療専門家に自分の健康に関する相談をしたことがありますか。
・あなたが覚えている限りで、あなたは過去12か月間に以下のいずれかの検査を受けましたか。[高血圧、がん、糖尿病、性感染症]
妊婦健診 ・お住いの都市または地域において、妊娠中の女性のほとんどが妊娠中に質の高い医療を受けていると思いますか。
妊娠 ・あなたには子どもが何人いますか。
・あなたが最初に妊娠したのは何歳の時でしたか。
ドメスティック・バイオレンス ・次に、ドメスティック・バイオレンスについてお聞きします。ドメスティック・バイオレンスとは、生活を共にする人が相手の意思に反して行う、肉体的暴力、心理的暴力、または性的暴力のことを指します。あなたの意見では、ドメスティック・バイオレンスは[国名]で深刻な問題だと思いますか。

 

■世界最大の世論調査 – ギャラップ調査(Gallup World Poll)について
ギャラップ調査は、最も広範囲で影響力の大きい世界最大の世論調査です。この調査では、各国家・地域間で比較可能な評価基準を用いた全国的な年次調査を通じて、世界の成人人口の90%以上に当たる意見が反映されています。ギャラップ社は多国間組織、NGO、民間基金、慈善事業および企業と協働し、ギャラップ調査を通じて、人々の生活に影響を及ぼす100以上の重要な課題を評価・測定しています。結果としてギャラップ調査は、自らが奉仕する人々の希望、夢や行動を理解する必要のあるグローバルリーダーや意思決定者にとって欠かせないツールとなっています。

[ホロジック社(Hologic, Inc.)について]
ホロジック社は、女性のライフステージに影響する乳房、婦人科、骨密度に関連する疾患、子宮頸がんや性感染症に関連する検診や、検査、治療のための革新的なソリューションを提供することを通じて女性の健康(Women’s Health)とウェルビーイング(Well-being)の向上を目指すグローバルヘルスケアカンパニーです。アメリカマサチューセッツ州に本社を置き、1986年の創立から25年で、全世界15か国の拠点に従業員5,500人以上を抱え、毎年持続的な成長を続けています。診断・遺伝子検査(Diagnostics Solutions)、マンモグラフィ・骨密度測定(Breast & Skeletal Health Solutions)、婦人科用外科手術(Gynecological Surgical Solutions)、の3つの分野を主要領域とし、医療従事者が下す決断と診断における疑念を最小化し信頼を最大化するために、一歩先を行く確かさ “The Science of Sure”を提供します。

[ホロジックジャパン株式会社について]
2002年にアメリカの体外診断薬・機器企業Third Wave Technologies社の日本支社として設立。2004年株式会社サードウェイブジャパンへ改組、2012年10月にホロジックジャパン株式会社に社名変更し、体外診断用医薬品・医療機器、マンモグラフィシステム、乳房生検装置などを主力事業として活動しています。
URL: https://hologic.co.jp/

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